また、先週(2021年10月25日~10月29日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~114円を中心に綱引き状態、米雇用統計とFOMCに要注目の1週間~
10月25日週のドル円の値幅は最大で「1.057円」となりました。
先週比では、高値・安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっています。
ドル高も一服感が出てきており、週後半に発表された「アメリカ・実質GDP(速報値) 第3四半期」の結果が事前予想を下回ったことで弱含みの展開を見せる場面もありました。
とは言え、あくまで調整の値動きであり、円が積極的に買われる要素がないため113円台前半では底堅い値動きを見せ週末にはしっかりと114円付近まで反発しています。
そんなドル円に関する11月1日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
連日のように重要な経済指標が発表される1週間となりますが、やはり注目は米雇用統計とFOMCの二大イベントとなります。
特に11月のFOMCでは、既に織り込み済みではありますが「テーパリングの正式決定」が発表されるものと思われます。加えてパウエルFRB議長の発言から早期の利上げ時期を読み取ることができれば、ドル円は続伸の可能性が高いと言えます。
11月3日:アメリカ・ADP雇用者数 10月、アメリカ・製造業新規受注 09月、
アメリカ・ISM非製造業景気指数 10月、
米FOMC声明、パウエルFRB議長記者会見
11月4日:アメリカ・貿易収支 09月
11月5日:アメリカ・雇用統計 10月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・114円付近で揉み合う1週間
・移動平均線はパーフェクトオーダーを維持
・RCIは短期線が下向き、中長期線が水平で方向感を探る展開
【移動平均線】
現在レート:113.985円
20日移動平均線:113.241円
50日移動平均線:111.355円
100日移動平均線:110.752円
200日移動平均線:109.439円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「113.20円~115.00円」:20日移動平均線を目安に113円台前半での買いエントリーを狙う。FOMCや米雇用統計など経済指標やイベントが盛り沢山の1週間。サプライズには要注意。
ユーロ円 相場見通し ~ラガルド総裁の会見を契機に上昇するも、月末フローで反落~
10月25日週のユーロ円の値幅は最大で「1.362円」となりました。
先週比は、高値・安値・終値の全てを下回る結果となる弱含みの展開となっています。
今週はECB政策金利の発表、ラガルド総裁の会見に注目が集まりました。
ラガルド総裁の会見自体は予想よりもタカ派的な内容となり、一時ユーロ円は132.90円台まで上昇しましたが、133円手前で上げ渋ると失速。月末フローもあり131.70円台での越週となっています。
来週以降のクロス円は積極的に円が買われる状況ではないため(※少なくとも現時点では)、ユーロ自体が微妙でもやや大きく崩れる印象はないといったところでしょうね。
そんなユーロ円に関する11月1日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
11月3日:ユーロ・雇用統計 09月
11月4日:ドイツ・製造業新規受注 09月、ユーロ・生産者物価指数 09月
11月5日:ドイツ・鉱工業生産指数 09月、ユーロ・小売売上高 09月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・132円台後半から上値が重たい印象
・20日移動平均線付近では買い支えられる
・RCIは短期線が下向き、中長期線は水平で方向感を探る展開
【移動平均線】
現在レート:131.776円
20日移動平均線:131.346円
50日移動平均線:130.223円
100日移動平均線:130.308円
200日移動平均線:130.228円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「130.70円~133.00円」:売り買いどちらも狙える相場。各レジサポラインを目安にトレードのエントリーポイントを検討する。
ポンド円 相場見通し ~上昇トレンドは継続も、目先は買い一服で次の材料待ち~
10月25日週のポンド円の値幅は最大で「2.073円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを下回る結果となっており、弱含みの展開となっていますね。
英国は主要国の中で、早い段階で利上げに動く期待感から10月頭から上昇を開始しており、10月20日に年初来高値を更新しています。
高値更新の一服感からか目先は反落していますが、155円台後半では買い支えられており、中長期の上昇トレンドは継続しているので次の材料待ちといったところでしょう。
そんなポンド円に関する10月25日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・長期の上昇平行チャネルのセンターライン付近で揉み合い
・移動平均線はパーフェクトオーダー成立
・RCIは短期線が下向き、中長期線が水平で方向感を探る展開
【移動平均線】
現在レート:156.054円
20日移動平均線:155.113円
50日移動平均線:152.688円
100日移動平均線:152.594円
200日移動平均線:151.587円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「155.00円~157.70円」:11月4日の英中銀政策金利を見据えて神経質な値動きとなりそう。売り買いどちらも狙える相場。
豪ドル円 相場見通し ~良好な経済指標が上昇を後押し、高値圏で推移~
10月25日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.382円」となりました。
先週比で高値は下回ったものの、安値と終値は上回る結果となっています。
2週連続の高値の更新には失敗していますが、良好な経済指標の結果を受けて、底堅い値動きを見せています。
そんな豪ドル円に関する11月1日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
11月3日:NZ・雇用統計 第3四半期
11月4日:豪・貿易収支 09月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・高値圏出の値動き、上昇トレンド継続
・RCIは短期線が下向き、中長期線が水平となっており、方向感を探る展開
【移動平均線】
現在レート:85.719円
20日移動平均線:83.929円
50日移動平均線:81.788円
100日移動平均線:81.788円
200日移動平均線:82.655円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「84.90円~86.50円」:買い優勢、しっかり押し目買いを狙って利益を伸ばす。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「113.20円~115.00円」:20日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。11月1日週は米雇用統計を始め、重要な経済指標が多数あり。FOMCのパウエルFRB議長の会見と合わせて内容には要注目。
・想定レートは「130.70円~133.00円」:各レジサポラインを目安にトレードのエントリーポイントを検討する。
・想定レートは「155.00円~157.70円」:11月4日の英中銀政策金利を見据えて神経質な値動きが想定される。ボラティリティ拡大には要警戒。
・想定レートは「84.90円~86.50円」:85円台前半で買いエントリー狙う、年初来高値の更新を想定。
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