【FX】米国追加景気対策が相場を押し上げる?ドル円・NYダウ相場予測【2020/8/10~14】

この記事では、来週(2020年8月10日~8月14日)にかけてのドル円・NYダウ平均株価のチャート分析を解説します。
今週は、米国雇用統計を始めISM製造業景気指数・ADP雇用者数・ISM非製造業景気指数など重要な経済指標が多く発表された1週間となりました。
ADP雇用者数を除き、良好な結果となったものの、106円台からは上値の重さを感じるなど、来週以降もドル円の本格的な上昇は見込みづらい印象です。

ダウ平均株価 相場見通し ~米追加景気対策が相場を後押しで、上昇トレンド継続~

先週のダウ平均株価に関する相場見通しでは、トレンドラインのブレイクは時間の問題と予想しましたが、見事に外れてしまいました。本当に申し訳ございません。

予想以上にトレンドラインが機能していましたね、背景には新型コロナに伴う米追加景気対策への期待感があります。

これにより相場が後押しされ、株価の上昇に繋がっていると考えられます。

日足 ~6月高値の「27635ドル」を超えれるかが来週の注目ポイント~

それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月8日時点のダウ平均株価の日足チャート

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

5日連続で陽線と、ダウ平均株価は力強く上昇しています。

7月の時とは違い、27000ドル台での売り圧力に屈することなく上昇している点は意識しておく必要があるでしょう。

チャートを見返せば、この上昇トレンドも約4か月にわたって5回以上もサポートラインとして機能していることから、容易にブレイクすることは困難ということでしょう。

来週の注目ポイントは6月高値の「27635ドル:チャート画像☆1」を超えれるかでしょう。このポイントを超えてくるようなら、2月25日以来の「28000ドル」の大台到達も視野に入ります。

現在の価格レートを考えると、上値余地を想定すると「27000ドル台」での買いエントリーは正直推奨はできません。

無理にエントリーする必要はありませんが、上昇トレンドが継続している点を考えると26000ドル後半から買いエントリーを狙うのが無難でしょう。

「27635ドル」付近は意識されてるポイントでしょうから、この価格付近では無理にエントリーする必要はなく、値動きを見てからエントリーしても遅くはないと考えます。

また仮にトレンドラインをブレイクした場合は、フィボナッチの23.6%ラインである「25500ドル」付近までの下落が想定されますが、現状としては可能性は低いでしょう。

来週のNYダウ平均株価の想定レート
・「26500ドル~28000ドル」:押し目買い優勢だが、天井掴みに注意

ドル円 相場見通し ~徐々にドル安からの下落を想定~

2020年8月3日から8月7日までの1週間のドル円の値動きに関する表

ドル円の1週間の値動き

今週のドル円の値動きは「1.172円」となりました。

米国雇用統計ウィークにしては、値動きは比較的落ち着いた1週間となっています。

とはいえ、米国雇用統計の結果自体は良好だったこともあり、週末は陽線で106円台を目指せる「105.899円」での越週となっております。

また、先週のドル円の相場予測に関する記事は下記からご一読頂けます。

記事:【FX】米雇用統計ウィークでドル安加速?ドル円・NYダウ相場予測【2020/8/3~7】

日足 ~106円台での戻り売りを狙うが下値余地も限定的~

それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月8日時点のドル円の日足チャート

ドル円(日足チャート):2020/8/8

さて、ドル円については引き続き戻り売りを狙ってのトレードを行います。

今週の米国雇用統計も結果は事前予想よりも良好だったものの、それでも大きなサプライズとまでは言えず、失業率も二桁の「10.2%」だったことを考えると、本格的な回復はまだ先の話となります。

新型コロナの再拡大・米中対立の激化など、懸念材料は依然として燻っていることも、上値の重石となります。

実際にチャートを見ても短期の移動平均線(赤色)に上値を押さえつけれていることから、まずは106円台からの売りを狙っていくのが基本戦略となります。

売りエントリーについては一度にエントリーするのではなく、三段階に分けてのエントリーを想定しています。

①106.20円付近:短期の移動平均線がエントリー根拠
②106.50円付近:8月第1週の高値がエントリー根拠
③107.00円付近:中期の移動平均線がエントリー根拠
利益確定のターゲットは「104.50円~105.00円」にかけては買いも強いことから、このポイントを目安に値動きを見ながらとなるでしょう。

また、RCIは短期線が中期線・長期線をゴールデンクロスしていることから、即座にエントリーするのではなく、短期線が80をタッチし反落を確認してからエントリーすることで、より精度は増すでしょう。

来週のドル円の想定レート
・「104.50円~107.00円」:106円台での戻り売りを狙う

4時間足 ~105.30円から106.40円をレンジと捉えて短期トレードを狙う~

それでは、ドル円の4時間足チャートを確認しましょう。

2020年8月8日時点のドル円の4時間足チャート

ドル円(4時間足チャート):TradingViewより

ドル円の4時間足チャートを見ると、「105.30円から106.40円」のレンジ相場を形成しつつあることが確認できます。

中期の移動平均線(青色)を抜けての越週となっている点は興味深いですが、まずは日足で立てた戦略通りに106円台での戻り売りを狙うことになります。

週明けの値動き次第ですが、106.40円を目指すようなら、しっかりと戻り売りを行いましょう。

一方で買いエントリーを検討する場合は、損切をシビアに設定した上で、105.30円を目安に買いで入ることも検討できます。

105円割れに損切、106円到達で利益確定を設定しておくことで、リスクリワード比が「1:2」以上でのトレードとなるので、悪くはないでしょう。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ダウ平均株価は上昇トレンド継続、6月高値の「27635ドル」を超えれるかに注目
・想定レートは「26500ドル~28000ドル」
・ドル円は106円台での戻り売りを狙う
・想定レートは「104.50円~107.00円」
ユーロ円・ポンド円の相場予測については、下記記事からご一読頂けます。
この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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