また、先週（2024年12月2日～12月6日）のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧（期間：2024年12月9日～2024年12月13日）
■注目の経済指標一覧（2024年12月9日～12月13日）
12月9日週は要注目の経済指標が多く発表されます。
特に以下の指標の結果には警戒が必要です。
■12月9日（月）
・豪・中銀政策金利 03月
■12月10日（火）
・豪・中銀政策金利 12月
■12月11日（水）
・アメリカ・消費者物価指数（CPI） 11月
・カナダ・中銀政策金利 12月
■12月12日（木）
・ユーロ・ECB政策金利 12月、ラガルドECB総裁会見
・アメリカ・生産者物価指数（PPI） 11月
■12月13日（金）
・日本・日銀短観 第4四半期
今週の振り返り
■ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円の1週間の値動き（2024/12/2/-12/6）の画像
週足陽線：ドル円、ユーロ円、ポンド円
週足陰線：豪ドル円
■2日週はフランス・韓国の政治情勢の混乱が話題を集めました。フランスではバルニエ内閣が崩壊したことで政権不安が露呈、韓国では非常時戒厳令が発令されたことで一時的にリスクオフ相場となる局面もありましたが、売りが一巡すると反発しています。
■日銀による利上げに関しては、やや利上げ観測が後退していた中で、ハト派の中村日銀審議委員が12月の利上げを否定しなかったこともあり、現時点では五分五分といった印象です。
■FOMCによる利下げついては、米雇用統計の結果がおおよそ事前の予想通りだったこともあり、やや利下げ観測が高まりドル売り優勢の状況で越週しています。
■豪ドル円の急落
⇒背景には、オーストラリアの経済成長が予想を下回ったことで、豪中銀が早期に金利を下げる可能性が高まった点が挙げられます。
来週の相場見通し（期間：2024年12月9日～2024年12月13日）
ドル円（USD/JPY）
■ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像（2024/12/6終了時点）
【環境認識】
■下値は100日MA～上値は50日MA間で推移しており、次の材料待ち
■日足RCIは短期線が上向き、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：149.953円
5日移動平均線：149.926円
20日移動平均線：152.859円
50日移動平均線：151.488円
100日移動平均線：148.685円
200日移動平均線：151.960円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のドル円の想定レート：「148.00円～152.00円」
■一先ずは下値は100日MA、上値は50日MAを目安に売り買い柔軟に対応することになる
■引き続きFOMCの利下げ観測、日銀の利上げ観測の報道に要警戒
⇒12/11(水)米CPI、12/13(金)日銀短観がそれぞれ手掛かりとなる可能性大
ユーロ円（EUR/JPY）
■ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像（2024/12/6終了時点）
【環境認識】
■5日MAに沿った強い下落トレンドは解消
■日足RCIは短期線が上向き、中期線が水平、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：158.458円
5日移動平均線：157.914円
20日移動平均線：161.151円
50日移動平均線：162.704円
100日移動平均線：161.799円
200日移動平均線：164.711円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のユーロ円の想定レート：「156.00円～160.00円」
■今週は12/12(木)にECB政策金利＆ラガルドECB総裁の会見が予定されており、このイベントを睨んでの立ち回りが要求されます。
現時点での大方の見方は利下げが濃厚で、ラガルドECB総裁の会見内容（今後の利下げペースなどに言及があるか）に注目が集まっています。
■直近はフランスの政局不安などのユーロ売りの材料もあり、基本的には売り目線で節目の160円にかけての戻り売りや、再び5日MAを明確に下抜けた場合は売りエントリーを狙うことになります。
ポンド円（GBP/JPY）
■ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像（2024/12/6終了時点）
【環境認識】
■5日MAに沿った強い下落トレンドは解消
■日足RCIは短期線が上向き、中期線が水平、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：191.047円
5日移動平均線：190.496円
20日移動平均線：193.749円
50日移動平均線：195.136円
100日移動平均線：192.727円
200日移動平均線：194.759円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のポンド円の想定レート：「188.00円～193.00円」
■直近は下値5日MA、上値は100日MAを目安に売り買い柔軟に対応します。
■売り優勢の状況は変わっておらず、再度5日MAを明確に下抜けた場合、売りエントリーを狙っていくことになります。
豪ドル円（AUD/JPY）
■豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像（2024/12/6終了時点）
【環境認識】
■5日MAに沿った強い下落トレンドを維持
■日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：95.838円
5日移動平均線：96.664円
20日移動平均線：99.202円
50日移動平均線：99.997円
100日移動平均線：98.786円
200日移動平均線：100.669円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週の豪ドル円の想定レート：「93.50円～97.00円」
■直近のオーストラリアの第3四半期GDPの鈍化を受けて、豪中銀による早期の利下げ観測が強まっており、12/10(火)に予定されている豪中銀の結果に注目が集まっています。
■仮に想定通り、ハト派的な内容であれば、豪ドル売りが加速し、ダウンサイドリスクが高まることが想定されます。
⇒既にその結果を織り込んでいるのか、週末にかけて豪ドル円は9月19日以来となる95円台まで下落しています。
■そのため今週の豪ドル円は12/10の結果を確認してから、トレードをすることにします。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨の想定レート＆目線まとめ
・想定レートは「148.00円～152.00円」
⇒中立
・想定レートは「156.00円～160.00円」
⇒売り
・想定レートは「188.00円～193.00円」
⇒中立
・想定レートは「93.50円～97.00円」
⇒売り
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