また、先週(2021年10月18日~10月22日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~年初来高値を更新後に反落、来週は日銀政策決定会合と黒田総裁の発言に注目~
10月18日週のドル円の値幅は最大で「1.286円」となりました。
先週比で高値・安値を上回ったものの、終値は下回る結果となりました。
今週も年初来高値を更新したドル円ですが、114円台ミドルで上げ渋ると徐々に高値圏での利益確定売りや米長期金利の下落もあり週末にかけて反落する形となっています。
反落したとは言っても、直近の急騰を考慮すると調整の範囲内であり、日足レベルでの押し目買いを狙う機会とも言えます。
来週は日米に関する経済指標も多く、特に日銀政策決定会合・黒田総裁の会見には注目が集まります。
仮に黒田総裁からハト派的な発言が出るようならドル円の上昇に寄与することになるため、要注目です。
ドル円に関する10月25日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
10月26日:アメリカ・S&Pケースシラー住宅価格(20都市) 08月、
アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数 10月、
アメリカ・新築住宅販売件数 09月
10月27日:アメリカ・耐久財受注(速報値) 09月
10月28日:日本・日銀政策金利 10月、黒田総裁の会見、
アメリカ・実質GDP(速報値) 第3四半期、
アメリカ・中古住宅販売成約指数 09月
10月29日:日本・雇用統計 09月、アメリカ・PCEデフレータ 09月、
アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) 10月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・9月22日を起点とした上昇トレンドは継続
・移動平均線はパーフェクトオーダー維持
・RCIは短中期線が下向き、長期線が水平で目先は売り優勢
【移動平均線】
現在レート:113.482円
20日移動平均線:112.619円
50日移動平均線:110.932円
100日移動平均線:110.533円
200日移動平均線:109.184円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は短期的には売りを狙いつつ、中長期の押し目買いポイントを模索する相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「112.60円~115.00円」:日足レベルでは上昇トレンドであり、調整の値動きの中で短期的には売りもあり。メインシナリオは20日移動平均線を目安に113円台前半から段階的な押し目買いを狙う。
ユーロ円 相場見通し ~年初来高値の更新に失敗し反落、来週はラガルド総裁の会見に要注目~
10月18日週のユーロ円の値幅は最大で「1.56円」となりました。
先週比で高値、安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっています。
ポンド円や豪ドル円と比べて年初来高値の更新に失敗していることからも、クロス円の中ではユーロが弱い印象を受けます。
これは、欧州要人から定期的にハト派的な発言が相次ぐことがユーロの上値を重くしていると考えられます。
そんなユーロ円に関する10月25日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
注目は何と言ってもラガルド総裁の会見でしょう、ここでもハト派的な見解が示されるようなら、ユーロ売りが加速する可能性があるため注意が必要です。
10月27日:ドイツ・GfK消費者信頼感調査 11月
10月28日:ユーロ・ECB政策金利 10月、ラガルド総裁の会見、
ユーロ・消費者信頼感指数(確報値) 10月
10月29日:ドイツ・実質GDP(速報値) 第3四半期、
ユーロ・消費者物価指数(HICP)(概算値速報) 10月、
ユーロ・実質GDP(速報値) 第3四半期
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・9月22日を起点とした上昇トレンド継続
・年初来高値の更新は失敗
・RCOは短期線が下向き、中長期線が水平で目先はやや売り優勢
【移動平均線】
現在レート:132.128円
20日移動平均線:130.682円
50日移動平均線:129.848円
100日移動平均線:130.357円
200日移動平均線:130.682円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
特に10月28日に予定されている「ラガルド総裁の会見」が意識され、神経質な値動きとなりそうです。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「130.70円~134.10円」:売り買いどちらも狙える相場。ラガルド総裁の会見次第ではボラティリティ拡大もあるので要注意。
ポンド円 相場見通し ~年内利上げ観測の高まりで158円台到達、週末は利益確定売りで反落~
10月22日週のポンド円の値幅は最大で「2.291円」となりました。
先週比で高値、安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっています。
英国の早期利上げへの期待感から、ポンド円は2週連続で年初来高値を更新したものの、158.20円付近で上げ渋ると、週後半にはドル円の下落に伴う形で反落しました。
高値圏での利益確定売りなどもあるとは思いますが、ポンド円は直近の上昇を考えれば、調整の値動きであることが濃厚でしょう。
そんなポンド円に関する10月25日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・週足レベルでの長期の上昇平行チャネル内出の値動き
・RCIは短期線が下向き、中期線が水平、長期線が上向きで方向感を探る展開
【移動平均線】
現在レート:156.125円
20日移動平均線:153.656円
50日移動平均線:152.074円
100日移動平均線:152.512円
200日移動平均線:151.221円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「154.60円~158.50円」:短期の調整はあり得るが、基本的に今のポンド円は買いエントリーで利益を狙いたい。ポンド円は他の通貨ペアよりもボラティリティがあるためリスク管理をしっかりと行う。
豪ドル円 相場見通し ~エネルギー価格の上昇を追い風に年初来高値を更新するも週末に反落~
10月18日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.976円」となりました。
先週比で高値、安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっています。
エネルギー価格の上昇に伴い資源国通貨への買いが集まる中、豪ドル円も年初来高値を更新しますが、高値圏は維持できずに週末にかけて反落しています。
他のクロス円同様に調整の値動きの範疇ですが、直近の値動きで急騰したこともあり、戻りの大きさには少し警戒が必要かもしれません。
そんな豪ドル円に関する10月25日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
10月29日:豪・生産者物価指数 第3四半期、豪・小売売上高 09月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・8月20日を起点とした上昇トレンドは継続
・RCIは短期線が下向き、中長期線が水平で目先はやや売り優勢か
【移動平均線】
現在レート:84.735円
20日移動平均線:82.689円
50日移動平均線:81.147円
100日移動平均線:81.758円
200日移動平均線:82.531円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「84.00円~86.20円」:売り買いどちらも狙える相場、中長期は上昇トレンドを形成しており、できるだけ買いエントリーで利益を伸ばしたい。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「112.60円~115.00円」:中長期は上昇トレンドを維持、メインシナリオは113円台前半からの段階的な押し目買い。
日銀政策決定会合、黒田総裁の会見にも要注目。
・想定レートは「130.70円~134.10円」:10月28日のラガルド総裁の会見を睨み、神経質な値動きとなりそう。ユーロ円だけ年初来高値の更新を失敗している点からもクロス円の中では弱い動きを想定。
・想定レートは「154.60円~158.50円」:強い上昇トレンドを形成しており、押し目買いの機会を狙うことになる。今のポンド円は買いエントリーで出来るだけ利益を伸ばしたい。
・想定レートは「84.00円~86.20円」:目先は84.00円を目安に買いエントリーを狙う。エネルギー価格の上昇は追い風、押し目買いの機会を待ちたい。
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