また、先週（2024年12月9日～12月13日）のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧（期間：2024年12月16日～2024年12月20日）
■注目の経済指標一覧（2024年12月16日～12月20日）
12月16日週は要注目の経済指標が多く発表されます。
特に以下の指標の結果には警戒が必要です。
■12月17日（火）
・アメリカ・小売売上高 11月
■12月18日（水）
・アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 12月、パウエルFRB議長会見
■12月19日（木）
・日本・日銀政策金利 12月、植田日銀総裁会見
・英国・英中銀政策金利 12月
・アメリカ・実質ＧＤＰ（確報値） 第3四半期
■12月20日（金）
・日本・消費者物価指数 11月
今週の振り返り
■ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円の1週間の値動き（2024/12/9/-12/13）の画像
週足陽線：ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円
週足陰線：－
■9日からの週は翌週にFOMC・日銀会合が控えており神経質な値動きとなったが最終的にドル高と円安が優勢の状況で越週した。
⇒FOMC：12月会合では0.25％利下げが有力視されており、市場は来年以降の利下げペースに関心を集めている。年内の大幅利下げの見通しが後退し、根強いドル買いに繋がっている
⇒日銀会合：12月会合での利上げを見送る報道が複数のメディアで報じられており、円売りを後押しする形となった
■その他の9日週の注目点としては、以下の通り
⇒ECB：0.25％の利下げを実施（予想通り）
⇒スイス中銀：0.50％の大幅利下げを実施、スイスフラン売りが強まる
来週の相場見通し（期間：2024年12月16日～2024年12月20日）
ドル円（USD/JPY）
■ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像（2024/12/13終了時点）
【環境認識】
■5日連続で日足陽線
■20日～200日MAを全て上抜ける
■日足RCIは短中期線が上向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート：153.590円
5日移動平均線：152.332円
20日移動平均線：152.230円
50日移動平均線：152.047円
100日移動平均線：148.591円
200日移動平均線：152.087円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のドル円の想定レート：「148.50円～156.50円」
■16日週はFOMC、日銀会合が予定されており相場は大荒れ必至、それぞれの結果次第で売り買いどちらも狙える相場となる
■現時点ではFOMCは0.25％の利下げ、日銀会合が利上げ見送りで金利据え置きの可能性が高まっており、まずはこのシナリオ通りとなるかに注目。
⇒仮にFOMCが0.50％の大幅利下げに踏み切ったり、日銀会合が利上げした場合はドル売り円買いが急速に進むことが想定される
⇒一方で事前予想通りの結果となった場合は、年内は円安ドル高相場のまま年を越すことになる
⇒また、2025年のFOMCの利下げペースや、日銀会合が12月利上げを見送った場合は1月の利上げに関するヒントをそれぞれパウエルFRB議長・植田日銀総裁の会見から探ることになる
ユーロ円（EUR/JPY）
■ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像（2024/12/13終了時点）
【環境認識】
■20日MAを明確に上抜けて、50日MAにタッチ
■日足RCIは短中期線が上向き、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：161.321円
5日移動平均線：160.056円
20日移動平均線：160.207円
50日移動平均線：162.545円
100日移動平均線：161.441円
200日移動平均線：164.687円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のユーロ円の想定レート：「160.00円～162.50円」
■下値は20日MA＋160円ライン、上値は50日MAを目安に売り買い柔軟に対応する。まずは週明けの100日MA付近の値動きを見極める、あっさりブレイクした場合は買いを検討する。
ポンド円（GBP/JPY）
■ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像（2024/12/13終了時点）
【環境認識】
■上値は200日MAに抑えこまれ、下値は20日MAに支えられる形で越週
■日足RCIは短中期線が上向き、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：193.780円
5日移動平均線：193.658円
20日移動平均線：192.912円
50日移動平均線：195.169円
100日移動平均線：192.480円
200日移動平均線：194.880円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のポンド円の想定レート：「192.00円～195.50円」
■16日週はFOMC、日銀会合、英中銀と不確定要素が多く、非常に難しい相場となる
⇒英中銀に関しては現時点で金利据え置きの見通しで、2025年以降の金融政策（利下げ見通し）について注目が集まっている（※FOMC、日銀会合の事前予想は先述の通り）
■金融政策イベントの結果を確認してからエントリーを検討するのが無難、下値は20日～100日MA、上値は200日MA～50日MAを目安に、このラインをブレイクした場合はトレンドが形成されると想定する
豪ドル円（AUD/JPY）
■豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像（2024/12/13終了時点）
【環境認識】
■95円ラインは死守し、5日MAに沿った強い下落トレンドは解消
■日足RCIは短中期線が上向き、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：97.697円
5日移動平均線：97.238円
20日移動平均線：98.342円
50日移動平均線：99.698円
100日移動平均線：98.586円
200日移動平均線：100.664円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週の豪ドル円の想定レート：「96.00円～98.50円」
■5日MAに沿った強い下落トレンドは解消
⇒10日の豪中銀では金利据え置き、強い豪雇用統計、中国の経済政策期待などが後押し
■ただし他のクロス円と比較すると弱いチャートなのも事実で、一先ず下値は96円ライン、上値は20日MA＆50日MAまで上昇できるかがポイント（この98円ラインは戻り売り狙いも検討の余地あり）
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨の想定レート＆目線まとめ
・想定レートは「148.50円～156.50円」
⇒中立
※FOMC・日銀会合の結果次第
・想定レートは「160.00円～162.50円」
⇒中立
・想定レートは「192.00円～195.50円」
⇒中立
・想定レートは「96.00円～98.50円」
⇒中立
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