【利上げ期待後退で円高へ】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2021/11/6】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年11月8日から11月12日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2021年11月1日~11月5日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 相場見通し ~来週は米消費者物価指数と米高官の発言を注視~

ドル円の1週間の値動き(2021/11/1-11/5)の画像

ドル円の1週間の値動き(2021/11/1-11/5)の画像

11月1日週のドル円の値幅は最大で「1.144円」となりました。

先週比で高値と安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっています。

今週のドル円は一進一退の攻防が続きましたね。

週前半は好調な経済指標を受けて堅調な値動きで推移したものの、114.40円台で上値を抑え込まれると週後半にかけては米長期金利の下落(1.46%台)に伴い、113円台前半での越週となっています。

上値は重たい印象はある一方で113円台はしっかりと維持していることや、主要な米国・経済指標は軒並み好結果であることを考えると、中長期視点では買い目線が優勢であると考えています。

そんなドル円に関する11月8日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

11月8日:日本景気動向指数(9月)、パウエルFRB議長FRB主催会議開会挨拶、
      シカゴ連銀総裁講演、フィラデルフィア連銀総裁講演
11月9日:米生産者物価指数(10月)、
      パウエルFRB議長、FRB・ECB・カナダ中銀共同主催会議開会挨拶
11月10日:米消費者物価指数(10月)
11月12日:NY連銀総裁講演

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2021/11/6時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2021/11/6時点)

【環境認識】
・20日移動平均線を下抜け、日足パーフェクトオーダーは崩壊
・RCIは短中期線が下向き、長期線が水平で目先は売り優勢

【移動平均線】
現在レート:113.372円
20日移動平均線:113.859円
50日移動平均線:111.837円
100日移動平均線:110.970円
200日移動平均線:109.716円

上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.113.00-113.250円:113.00円を支持線と想定し、113円台前半での買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「114.00-114.40円」

【売りエントリーポイント】
1.114.30-114.40円:11月1日週の高値付近を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「113.30-113.40円」

 

今週のドル円の想定レート
・「112.50円~114.40円」:113円台で買いエントリーを狙い、114円台半ばで売りエントリーを狙う。テクニカル的には短期は売り優勢、ファンダメンタル的には買い優勢といった印象で一進一退の攻防を想定。
※プラスアルファの要素として、米長期金利の動向には要注目です!!

ユーロ円 相場見通し ~短期は売り優勢、来週は欧州当局者の発言に注目~

ユーロ円の1週間の値動き(2021/11/1-11/5)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2021/11/1-11/5)の画像

11月1日週のユーロ円の値幅は最大で「1.727円」となりました。

先週比で高値、安値、終値の全てを下回る弱含みの展開となっています。

背景にはポンド円の急落に伴う連れ安が主だった要因として挙げられるわけですが、今週も欧州経済指標は冴えない結果に終わっており、ユーロを積極的に買う雰囲気ではなさそうです。

ファンダメンタル的にもテクニカル的(後述)にも目先のユーロは売り優勢といった印象でしょう。

そんなユーロ円に関する11月8日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

11月9日:ドイツZEW景況感指数(11月)、ユーロ・ZEW景況感指数 11月、
       ラガルドECB総裁フォーラム発言
11月10日:ドイツ・調和消費者物価指数(確報) 10月
11月11日:ECB経済報告、欧州委員会経済見通し
11月12日:EU財務相理事会、ユーロ・鉱工業生産指数 09月

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2021/11/6時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2021/11/6時点)

【環境認識】
・20日移動平均線を下抜けて、131円台前半での越週。
・RCIは短中期線が下向きで長期線は水平となる。目先は売り優勢。

【移動平均線】
現在レート:131.144円
20日移動平均線:132.077円
50日移動平均線:130.532円
100日移動平均線:130.291円
200日移動平均線:130.390円

上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.130.00-130.50円:130.00円を目安に50日、100日、200日移動平均線の重なるラインは流石に支持線として機能すると想定し買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「132.00-132.50円」

【売りエントリーポイント】
1.131.350-131.550円:131円台半ばを目安に売りエントリーを狙う。
2.131.950-132.100円:20日移動平均線を目安に132円付近で売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「130.00-130.50円」

今週のユーロ円の想定レート
・「130.00円~132.00円」:売り優勢、131円台半ばを目安に売りエントリーを狙う。ファンダメンタル的にも欧州経済は不調であり、売りを後押し。

ポンド円 相場見通し ~英中銀は金利を据え置きで利上げに慎重な姿勢を示しポンドは失望売りへ~

ポンド円の1週間の値動き(2021/11/1-11/5)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2021/11/1-11/5)の画像

11月1日週のポンド円の値幅は最大で「3.691円」となりました。

先週比で高値、安値、終値の全てを大きく(1円以上)下回る結果となっており、大相場となりました。

11月4日に英中銀金融政策委員会(MPC)が開催されましたが、ここが今週のポンド円のターニングポイントとなりました。

MPCでは、市場が期待していた利上げは見送られ据え置きとなったことや、ベイリー英中銀総裁は会見で行き過ぎた利上げ期待にも懸念を示して事で、失望からポンド売りが強まる形となりました。

ここ最近は、早期利上げへの期待で上昇してきたポンドですから、ハト派一色の内容では売り優勢となるは仕方ない印象です。

この動きが一過性のものなのか、次週も続くのかは気になるポイントですね。

そんなポンド円に関する11月8日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

11月9日:ベイリー英中銀総裁、討論会参加
11月11日:英国GDP速報値(第3四半期)、英国・製造業生産高 09月、
      英国・鉱工業生産指数 09月

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2021/11/6時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2021/11/6時点)

【環境認識】
・20日、50日移動平均線を下抜ける
・RCIは短中期線が下向き、長期線が水平となる。目先は売り優勢を示唆。

【移動平均線】
現在レート:152.974円
20日移動平均線:155.940円
50日移動平均線:153.170円
100日移動平均線:152.649円
200日移動平均線:151.940円

上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.151.50-151.950円:長期の上昇平行チャネルの下限+200日移動平均線を目安に151円台で買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「153.50-154.00円」

【売りエントリーポイント】
1.153.50-153.90円:153円台後半を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「151.90-152.10円」

今週のポンド円の想定レート
・「151.50円~154.00円」:売り優勢、153円台半ばからの戻り売りを狙う。
注意点としては、ボラティリティが拡大しており、週明け以降も下落の勢いが継続するかを見極める。

豪ドル円 相場見通し ~豪中銀政策金利は予想通りの据え置き、声明はハト派内容で豪ドル売りへ~

11月1日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.239円」となりました。

先週比で高値は変わらず、安値・終値は下回る結果で、弱含みの展開となっています。

11月2日の豪中銀政策金利の発表では据え置き(0.1%)となり、この点は予想通りで特段問題はありませんでした。

同じタイミングで発表された声明に関して、市場がハト派な内容であると受けとったこと、エネルギー価格の下落もあり、豪ドル円は下落する事となりました。

そんな豪ドル円に関する11月8日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

11月10日:豪・Westpac消費者信頼感指数 11月
11月11日:豪・雇用統計 10月

日足チャート エントリーポイント解説

【環境認識】
・20日移動平均線を下抜け、84円割れでの越週
・RCIは短中期線が下向き、長期線は水平となる。目先は売り優勢を示唆。

【移動平均線】
現在レート:83.905円
20日移動平均線:84.925円
50日移動平均線:82.398円
100日移動平均線:81.869円
200日移動平均線:82.812円

上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.82.80-83.00円:200日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「84.70-84.90円」

【売りエントリーポイント】
1.84.80-85.00円:200日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「82.80-83.00円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「82.80円~84.90円」:売り優勢、20日移動平均線を目安に84円台後半での売りエントリーを狙う。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:売り買いどちらも狙える
・想定レートは「112.50円~114.40円」:基本は113円台前半で買いエントリーを狙い、114円台半ばにかけて売りエントリーを狙う。
※米長期金利の動向には要注目、1.4%を割り込むようなら売り優勢です。
・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「130.00円~132.00円」:テクニカル的にもファンダメンタル的にも短期は売り優勢。戻り売り狙いで利益を稼ぎたい。
・ポンド円:売り優勢
・想定レートは「151.50円~154.00円」:利上げ期待を裏切っての急落を見せています。週明けの値動きを見つつ、基本的には戻り売り狙いのトレードを想定しています。
・豪ドル円:売り優勢
・想定レートは「82.80円~84.90円」:20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。下値余地は200日移動平均線が待ち構える「82.80-83.00円」ラインを想定しています。

LINE FXで1回取引で5,000円プレゼントキャンペーン実施中!

FX取引を「LINE FX」で始めよう!

今なら、口座開設&1回の取引で「5000円プレゼントキャンペーン」実施中です。

■LINE FX が選ばれる4つの魅力
1.取引コストが安い!
– 業界最狭水準スプレッド【AM9:00 – 翌日AM3:00】原則固定・例外あり
2.取引タイミングを逃さない!
– 使いやすくストレスフリーな取引を実現したLINE FX取引専用アプリ
– LINEならではの通知機能で経済指標や相場の急変動をお知らせ
3.高水準のスワップポイント!
– 人気の高金利通貨はもちろん主要な通貨でも高水準で提供
4.安心できる取引環境!
– お客様のお取引を無料でサポートしてくれる充実のサポート体制
– 安心の信託保全

このレベルのお得なキャンペーンはなかなかありませんから、口座を持ってない方はこの機会を逃さないようにしましょう!ご興味ありましたら、下記リンクからご登録をお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました