また、先週(2024年10月14日~10月18日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2024年10月21日~2024年10月25日)
月日週は要注目の経済指標が多く発表されます。
特に以下の指標の結果には警戒が必要です。
■10月23日(水)
・カナダ・中銀政策金利 10月
■10月24日(木)
・アメリカ・PMI 10月
■10月25日(金)
・日本・東京消費者物価指数 10月
今週の振り返り
週足陽線:ドル円、ポンド円
週足陰線:ユーロ円、豪ドル円
■ドル円は8月1日以来(約2か月半ぶり)の150円台に到達
→日本の政府高官から円安牽制発言が相次ぐ(口先介入)
■ECB
→0.25%の利下げを実施(事前予想通り)
→今回の利下げは全会一致の決定ということでECBのハト派的姿勢を再確認
→ラガルド総裁より「インフレ率は来年中には目標値まで低下する見通し」との発言もあり(ハト派的内容)、今後も段階的なペースで利下げが見込まれる
来週の相場見通し(期間:2024年月日~2024年月日)
ドル円(USD/JPY)
【環境認識】
■5日MAに沿って上値を拡大、8月1日以来の150円台に到達
■日足RCIは短期線が下向き、中期線が水平、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:149.462円
5日移動平均線:149.637円
20日移動平均線:146.954円
50日移動平均線:145.454円
100日移動平均線:150.800円
200日移動平均線:151.312円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のドル円の想定レート:「148.00円~151.50円」
■ドル円は約2か月半ぶりに150円台に到達したもあり、続伸期待が集まります。一方で日本の政府高官から円安牽制発言も多数出て来ており、上値が重くなる展開も十分に想定されます。
■一先ず上値のターゲットは100日MA&200日MAが重なる150円台後半~151円台前半です、下値のターゲットは想定しづらいですが、限定的だと考えています。
→理由としては、過去の口先介入と同じく上値が重くなることはあっても、下値を切り下げていく力はないと考えます。また日本の政治情勢(選挙を控える)を考慮すると、このタイミングで為替介入は限りなく低く、少なくとも選挙後までは為替介入はないと考えています。
ユーロ円(EUR/JPY)
【環境認識】
■163円台で反落しており、レジスタンスラインとして機能
■日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:162.442円
5日移動平均線:162.682円
20日移動平均線:161.706円
50日移動平均線:160.735円
100日移動平均線:164.832円
200日移動平均線:164.447円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のユーロ円の想定レート:「160.50円~163.50円」
■ECB&ラガルド総裁会見の結果を受けて、今後も基本的には段階的な利下げが見込まれ、積極的にはユーロを買いづらい状況となっています。
■テクニカル的にも163円台がレジスタンスラインとして機能しており、このラインを目安にした戻り売り狙いが基本戦略となります。買いエントリーの場合は20日&50日MAなど日足レベルのサポートラインまで引き付けて検討するレベルとなります。
ポンド円(GBP/JPY)
【環境認識】
■上値100日MA、下値は200日MAのレンジ相場、現在は100日MAを攻略中
■日足RCIは短期線が下向き、中期線が水平、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:194.997円
5日移動平均線:195.067円
20日移動平均線:193.646円
50日移動平均線:190.970円
100日移動平均線:195.309円
200日移動平均線:193.557円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のポンド円の想定レート:「193.50円~196.50円」
■週末にかけて一時100日MAを上抜けしかけましたが、最終的には100日MA~200日MA間のレンジ相場を継続しています。
■欧米の株式市場が堅調でリスクオン相場の恩恵を受けるかと思いましたが、意外と伸び悩んだ印象です。(ECBのハト派姿勢が足を引っ張る形でしょうか)
■10月22日にベイリー英中銀総裁の講演機会があり、この場で今後の金融政策についてECBに倣ってハト派姿勢を示すようならポンド売りを警戒しておきたいと考えます。(逆の場合はポンド買いもある)
■いずれにしても引き続き100日MA~200日MAを目安に引き付けての逆張りトレード、またはラインブレイク狙いのトレードを検討します。
豪ドル円(AUD/JPY)
【環境認識】
■上値は100日MA、下値は20日MAのレンジ相場を形成
■日足RCIは短長期線が上向き、中期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:100.213円
5日移動平均線:100.241円
20日移動平均線:99.806円
50日移動平均線:98.179円
100日移動平均線:100.940円
200日移動平均線:100.246円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週の豪ドル円の想定レート:「98.00円~102.00円」
■テクニカル的にはポンド円と似た状況で、レンジ相場を軸に逆張りトレードやレンジブレイク狙いのトレードを検討することになります。
■ファンダメンタル的には豪州の重要な貿易国である中国経済が不安視されていることから、豪ドル買いの重荷にもなっており、上がりきらない状況がある。
■一方で豪州単体で見た時に、17日に発表された9月雇用統計は堅調で、年内の利下げ観測は後退しており、豪ドル円が一方的に下落していく展開も想定し辛く、売り買い柔軟に対応することになりそうです。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨の想定レート&目線まとめ
・想定レートは「148.00円~151.50円」
⇒買い
・想定レートは「160.50円~163.50円」
⇒売り
・想定レートは「193.50円~196.50円」
⇒中立
・想定レートは「98.00円~102.00円」
⇒中立
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