また、先週(2023年11月6日~11月10日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年11月13日~2023年11月17日)
11月13日週で最大のトピックは何と言っても、11月14日に発表される「アメリカ・消費者物価指数」の結果でしょう。
今後の米・利上げの可能性を見通す上で、この指標の結果には非常に注目が集まっています。
(※実際にFRBも今後の利上げは経済データ次第という発言をしています。)
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年11月13日~2023年11月17日)
●11月6日週のドル円の値幅は最大で「約2.291円」となりました。
●先週比では、高値を下回るも、安値終値は上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(2週間ぶり)
●日銀会合、FOMCを通過し、改めて日米の金融政策の差が浮き彫りとなり、再びドル円は上昇の動きを見せています。
●また、今週は植田日銀総裁からハト派的な発言(粘り強い金融緩和の継続)、パウエルFRB議長からタカ派的な発言(適切であれば追加利上げに躊躇いはない)があったことも円安ドル高を後押しした形となりました。
【環境認識】
●再び20日⇒5日MAを上抜け、日足移動平均線のパーフェクトオーダー成立
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:151.496円
5日移動平均線:150.828円
20日移動平均線:150.196円
50日移動平均線:149.144円
100日移動平均線:146.199円
200日移動平均線:140.979円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「149.00円~152.50円」:基本的には5日MAや20日MAを目安に押し目買いを狙うことになります。
ただし今週は14日に米・消費者物価指数、15日に米・小売売上高が発表されます。これらの指標は、FRBが利上げの実施をするに辺り重要視されています。仮に市場予想を上回った場合は、金融引き締めの長期化⇒金利上昇⇒ドル買いといった展開はこれまで通りあり得ます。(当然、逆パターンもあり得ます)
そのため、指標の結果を確認してから、流れについていくのが無難でしょう。万が一指標前にポジションを取るのならロット数を調整するなどリスク管理が必要です。
また、2022年高値(151.90円ライン)を超えるようなら、引き続きとはなりますが、円買い為替介入の可能性(レートチェックや要人発言含む)によるドル円相場の乱高下も再認識しておきましょう。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年11月13日~2023年11月17日)
●11月6日週のユーロ円の値幅は最大で「約1.868円」となりました。
●先週比では高値安値終値は上回る結果となっていますね。
└※年初来高値を更新
●週足は陽線で確定しています。(2週間連続)
●ユーロ単体で特筆すべき点はないにも関わらず、他のクロス円と比較すると対円で今週は特に強かった印象
【環境認識】
●日足移動平均線のパーフェクトオーダー成立
●2008年8月以来の高値圏で推移
●日足RCIは短長期線が上向き、中期線が水平
【移動平均線】
現在レート:161.837円
5日移動平均線:161.315円
20日移動平均線:159.503円
50日移動平均線:158.345円
100日移動平均線:157.696円
200日移動平均線:152.228円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「160.50円~163.00円」:2008年以来の高値圏で推移しており、押し目買い狙いを継続します。直近は強い上昇が続いており、為替介入以外の要因で160円台を割り込むことは考え辛い。
想定としては、20日MAが158円台前半に位置していることから、5日MAや4時間足50MAを目安に買いエントリーを狙うことになる。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年11月13日~2023年11月17日)
●11月6日週のユーロ円の値幅は最大で「約1.416円」となりました。
●先週比では高値安値終値は上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(2週間連続)
●先週とは打って変わり、今週は控えめな値動きとなっています。
【環境認識】
●今週は5日MA付近で落ち着いた値動き、184円台では底堅く、185円台で上値が重くなる印象
●日足RCIは短期線が水平、中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:185.187円
5日移動平均線:185.148円
20日移動平均線:183.201円
50日移動平均線:182.806円
100日移動平均線:182.884円
200日移動平均線:175.333円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「183.00円~186.70円」:今週は15日の英消費者物価指数の結果に注目、それまでは、先週のレンジを目安に下値は184円台ミドル、上値は185円台後半を想定しつつ、売り買い柔軟に対応。
経済指標の結果発表後は流れ(大きな動きがない可能性もある)についていくのが無難。動いた場合は上値は年初来高値の186.70円ライン、下値は20日MAの183円台前半がターゲットとなる。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年11月13日~2023年11月17日)
●11月6日週の豪ドル円の値幅は最大で「約1.551円」となりました。
●先週比では高値安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっています。
●週足は陰線で確定しています。(4週間ぶり)
●RBA
└豪・政策金利を0.25%の利上げを実施(4.35%)
└声明は変化なし
●週明け、利上げ期待もあり年初来高値付近まで上昇しましたが、実際には利上げが実施されたものの事前予想通りだったことや声明も大きな変化がなかったことで、反落しての越週となっています。
【環境認識】
●直近の強い上昇は一旦落ち着き、調整の値動きを見せる
●日足RCIは短期線が下向き、中期線が上向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:96.354円
5日移動平均線:96.688円
20日移動平均線:95.698円
50日移動平均線:95.229円
100日移動平均線:94.883円
200日移動平均線:92.950円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「95.00円~97.50円」:利上げ期待の上昇は落ち着き、調整の値動き。ただし中長期の上昇トレンドは継続していることから、現在レートからもう少し下がった20日~100日MAでの押し目買いが本命。
クロス円全般に言えますが、少なくとも年内は日本の金融政策に変わりはないため、日足レベルでの押し目買いの機会でキッチリとエントリーしたい。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「149.00円~152.50円」
⇒買い
・想定レートは「160.50円~163.00円」
⇒買い
・想定レートは「183.00円~186.70円」
⇒買い
・想定レートは「95.00円~97.50円」
⇒中立
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