また、先週(2024年3月11日~3月15日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2024年3月18日~2024年3月22日)
3月18日週は今後しばらくの為替相場の動向を占う上で、要注目の経済指標が多く発表されます。特に以下の指標には要警戒です。
■3月19日(火)
・豪・中銀政策金利 03月
・日本・日銀政策金利 03月&植田日銀総裁の会見
・カナダ・消費者物価指数(CPI) 02月
■3月20日(水)
・英国・消費者物価指数(CPI) 02月
・アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 03月&パウエルFRB議長会見
■3月21日(木)
・英国・英中銀政策金利 03月
・アメリカ・PMI(購買担当者景気指数・速報値) 03月
■3月22日(金)
・日本・消費者物価指数 02月
ドル円 来週の相場見通し(期間:2024年3月18日~2024年3月22日)
●先週比では、高値を下回ったものの安値終値は上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(3週間ぶり)
●翌週に日銀会合、FOMCというビッグイベントを控えていたこともあり、難しい1週間となりました。
●3月の日銀会合にてマイナス金利解除は濃厚になりつつあります。(複数のメディアで決定報道も出ています。)
●FOMCに関しては、直近の経済指標が根強いインフレを確認できる結果だったこともあり、利下げ開始時期が遅れる(6月以降)との観測が強まりました。結果として、米金利上昇⇒ドル買いフローが強まっての越週となっています。
【環境認識】
●200日MAで下げ止まり反発の上昇、100日MA⇒50日MAを上抜ける
●日足RCIは短期線が上向き、中期線が水平、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:149.011円
5日移動平均線:147.894円
20日移動平均線:149.233円
50日移動平均線:148.452円
100日移動平均線:147.634円
200日移動平均線:146.429円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「146.40円~150.90円」:今週は完全にファンダメンタル相場です。日銀会合、FOMCの結果次第で荒れた展開が想定され、売り買いどちらも狙える相場となることが見込まれます。
週前半は日銀会合のマイナス金利解除、今後の利上げペースの内容次第で円買いが強まることが想定されます。(既に複数メディアが報じている通り、マイナス金利解除は濃厚なので織り込み済み⇒反応が限定的の可能性もあり)
週半ばはFOMCの内容次第、今回は金利据え置きで、今後の利下げ開始時期について注目が集まります。この内容次第で米金利の上昇/下落⇒ドル買い/売りフローを確認することになります。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2024年3月18日~2024年3月22日)
●先週比では、高値安値を下回ったものの、終値は上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(3週間ぶり)
●ECBはタカ派・ハト派の発言内容から、遅くとも6月の利下げ開始が濃厚になりつつあります。ただしタカ派は4月の利下げ開始を支持しており、今後の欧州経済の指標次第では、前倒しになる可能性も理解しておきたいところです。(その場合はユーロ売りが強まる可能性が大です)
【環境認識】
●100日MAで下げ止まる
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:162.207円
5日移動平均線:161.422円
20日移動平均線:162.255円
50日移動平均線:161.097円
100日移動平均線:160.206円
200日移動平均線:158.622円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「160.00円~163.50円」:今週は日銀会合の結果次第で、円買いが強まるのかが決まります。そのため、クロス円に関しては日銀会合前はポジションを取らずに、会合後の結果を見てから出来た流れに乗るのが無難でしょう。
上値は年初来高値を目安に、下値は100日MAを想定しています。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2024年3月18日~2024年3月22日)
●先週比では、高値安値を下回ったものの、終値を上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(3週間ぶり)
●翌週に英中銀が控えており、利下げ開始時期は夏前が想定されているFOMC・ECBより遅くなると見られ、夏以降の開始予想が有力となっています。
【環境認識】
●上値は20日MA、下値は50日MA間での値動き
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が水平、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:189.719円
5日移動平均線:188.981円
20日移動平均線:189.841円
50日移動平均線:188.358円
100日移動平均線:186.140円
200日移動平均線:184.295円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「186.00円~191.50円」:今週は日銀会合、英中銀が予定されており、これらのイベントに結果次第です。他のクロス円同様にファンダメンタル相場で、売り買い柔軟に対応したい。
上値は年初来高値を目安に、下値は50日MA、円買い優勢となるなら100日MAまでを想定しています。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2024年3月18日~2024年3月22日)
●先週比では、高値安値を下回ったものの、終値を上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(3週間ぶり)
●今週の豪ドル円は特筆すべき材料もなく、翌週に日銀会合と豪中銀が控えていたこともあり、控えめな値動きとなりました。
【環境認識】
●上値は20日MA、下値は100日MA間での値動き
●日足RCIは短中長期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:97.713円
5日移動平均線:97.521円
20日移動平均線:97.917円
50日移動平均線:97.472円
100日移動平均線:97.103円
200日移動平均線:95.976円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「96.00円~99.00円」:今週は日銀会合と豪中銀の結果次第で他のクロス円同様にファンダメンタル相場が想定されます。
上値は年初来高値を目安に、下値は100日MA、円買い優勢となった場合に最大で200日MAを想定します。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「146.40円~150.90円」
⇒中立
※日銀会合&FOMCの結果に警戒!
・想定レートは「160.00円~163.50円」
⇒中立
・想定レートは「186.00円~191.50円」
⇒中立
※日銀会合&英中銀の結果に警戒!
・想定レートは「96.00円~99.00円」
⇒中立
※日銀会合&豪中銀の結果に警戒!
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