また、先週(2021年7月19日~7月23日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~米主要企業決算が好調でリスク選好ムードが高まる、来週は米FOMCのテーパリングに関する議題に注目~
7月19日週のドル円の値幅は最大で「1.528円」となりました。
先週比で高値・安値を下回りましたが、終値は上回る結果となっており、底堅い値動きとなりました。
個人的には110.50円台での越週には、予想以上の強さを見せた印象を受けました。
ドル円を含むクロス円の反発には、米企業決算の好調さによる株価上昇を背景としたリスク選好ムードの高まりがあります。
ただし、依然として世界的な変異株の感染再拡大には注意を払う必要があります。日本もそうですがワクチン接種が進む米国や英国でも新規感染者数が増えており、またリスクオフ相場となってもおかしくはありません。
目先は底堅い値動きを見せるドル円ですが、ドル円に関する7月26日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
毎日何らかの経済指標が発表される盛り沢山な1週間ですが、やはり注目は7月28日の米FOMC、パウエルFRB議長の会見でしょうね。
テーパリングに関する進展が見られるようなら、ドル高基調に拍車がかかる可能性もあり、要注意です。
7月27日:米耐久財受注速報値(6月)、米住宅価格指数(5月)、
米S&Pケースシラー住宅価格指数(5月)、米消費者信頼感指数(7月)
7月28日:日本景気動向指数改定値(5月)、
米連邦公開市場委員会(米FOMC、27~28日)、
パウエルFRB議長、記者会見
7月29日:米国内総生産(GDP)速報値(第2四半期)、米中古住宅販売成約指数(6月)
7月30日:日本雇用統計、有効求人倍率(6月)、米個人所得・個人支出(6月)、
米雇用コスト指数(第2四半期)、
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(7月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・20日移動平均線を上抜けての越週
・RCIは中長期線は下向きではあるものの、短期線が中期線をゴールデンクロス
【移動平均線】
現在レート:110.535円
20日移動平均線:110.367円
50日移動平均線:109.963円
100日移動平均線:109.508円
200日移動平均線:107.010円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い8売り2で買いが優勢であると想定しています。
やはり20日移動平均線を上抜けての越週した事実や、「米企業決算の好調→リスク選好ムード→円売り」のフローなどを考えると、買いエントリーを主軸にトレードを組み立てたい。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「109.90円~111.350円」:買い優勢、買いエントリーを主軸にトレードを組み立てる。
ユーロ円 相場見通し ~欧州圏の感染再拡大、経済指標は不調で上昇余地は限定的~
7月19日週のユーロ円の値幅は最大で「1.704円」となりました。
先週比で高値・安値は下回ったものの、終値は上回る結果となっています。
130円台での越週は素直に評価したいところですね。
ただしユーロが積極的に買われるいるわけでなく、先述の「米企業決算の好調→リスク選好ムード→円売りフロー」による上昇となっています。
やはり欧州圏におけるコロナ感染再拡大やユーロ圏の経済指標は不調である点からも、足元のユーロは厳しい状況であると言わざるを得ません。
そんなユーロ円に関する7月26日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
7月27日:ドイツ小売売上高6月
7月29日:ドイツ雇用統計(7月)、ドイツ消費者物価指数速報値(7月)
7月30日:ドイツ国内総生産(GDP)速報値(第2四半期)、
ユーロ圏消費者物価指数速報値(7月)、ユーロ圏雇用統計(6月)、
ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値(第2四半期)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き
・200日移動平均線よりやや上のラインで下落一服
・RCIは中長期線が下向きも短期線が中長期線をゴールデンクロス
【移動平均線】
現在レート:130.110円
20日移動平均線:130.555円
50日移動平均線:131.945円
100日移動平均線:131.176円
200日移動平均線:128.496円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は買い3売り7で売りが優勢であると想定しています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「129.00円~131.10円」:売り優勢、ただし戻りの上昇を狙った買いエントリーはあり。(米国、欧州株の動向にも注目。)
ポンド円 相場見通し ~株価に左右され、ボラティリティは拡大中~
7月19日週のポンド円の値幅は最大で「3.702円」となりました。
先週比で高値・安値を下回るものの、終値は上回る結果となっています。
リスク回避ムードかリスク選好ムードかで乱高下しており、ボラティリティは拡大傾向にあります。
ワクチン接種が進むイギリスでは19日の午前0時をもって、コロナウイルス対策の規制がほぼ解除されました。
1日辺りの感染者数は4万人以上で、感染再拡大の中での解除ということもあり、イギリスは大きな賭けに出ましたね。
いつかは出口に向けた戦略を実行する必要がある中で、先んじたイギリス政府の決断が吉とでるか凶とでるか行方を見守りたいところです。
そんなポンド円に関する7月26日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き、現在は戻りの動き
・20日移動平均線付近での越週
・RCIは中長期線が下向いているものの、短期線が中長期線をゴールデンクロス
【移動平均線】
現在レート:151.956円
20日移動平均線:152.273円
50日移動平均線:153.630円
100日移動平均線:152.472円
200日移動平均線:146.864円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は買い4売り6で売りがやや優勢であると想定しています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「150.00円~153.90円」:レジサポラインまで引き付けてのトレードを心掛ける。ボラティリティが拡大しており資金管理には注意。
豪ドル円 相場見通し ~オーストラリアも感染拡大、シドニーの規制強化へ~
7月19日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.818円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てを下回る結果となっています。
オーストラリアでも感染拡大しており、既にロックダウンしているシドニーの更なる規制強化もあり得る状況です。
また貿易関係の強い中国との対立も深まっており、足元の豪州経済には不安材料が多い印象です。
そんな豪ドル円に関する7月26日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
7月30日:豪生産者物価指数(第2四半期)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き、戻りの上昇中
・200日移動平均線を上回っての越週
・RCIは中長期線が低迷、短期線が中長期線をゴールデンクロス
【移動平均線】
現在レート:81.379円
20日移動平均線:82.193円
50日移動平均線:83.468円
100日移動平均線:83.786円
200日移動平均線:81.274円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は買い2売り8で売りが優勢であると想定しています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「80.00円~82.20円」:売り優勢、20日移動平均線を目安にトレード組み立てる。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「109.90円~111.350円」:各サポートラインでの買いエントリーを狙う。
・想定レートは「129.00円~131.10円」:レジスタンスラインでの売りエントリーを狙う。戻りを狙った短期の買いエントリーも検討の余地あり。
・想定レートは「150.00円~153.90円」:レジサポラインまで引き付けてのエントリーを狙う。目先は株価の動向に左右されており、急騰もあり得る。
・想定レートは「80.00円~82.20円」:20日移動平均線を目安にトレードを組み立てる。82円は過去に意識されたラインである点を認識しておく。
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