また、先週(2021年7月26日~7月30日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~米雇用統計は予想を上回る好結果、テーパリング観測が再燃でドル高加速か?~
8月2日週のドル円の値幅は最大で「1.635円」となりました。
先週比で高値・安値を下回るも、終値は上回る結果となっており110円台での越週です。
今週のドル円は、週前半と週後半で流れが一変する面白い値動きとなりました。
週前半はISM製造業景況やADP雇用統計の不調な結果やリスク回避の円買いもあり、108円台まで下落します。
しかし、クラリダFRB副議長の「2023年からの利上げ示唆」を契機に、一気にドル買いが優勢となりました。
そして、109円台後半で迎えた米国雇用統計の結果は、予想を大きく上回る好結果で一気に110円台を超える値動きとなっています。
そんなドル円に関する8月9日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
8月11日:米消費者物価指数(7月)
8月12日:米生産者物価指数(7月)
8月13日:米輸入物価指数(7月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・7月2日を起点とした下落トレンドラインをブレイク
・20日、50日移動平均線を上抜け
・RCIは短期、中期線が上向き、長期線は下向き
【移動平均線】
現在レート:110.209円
20日移動平均線:110.077円
50日移動平均線:109.883円
100日移動平均線:109.594円
200日移動平均線:107.284円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「109.50円~111.10円」:買い目線、テクニカル的にもファンダメンタル的にもドル買いを後押しする根拠多数あり
ユーロ円 相場見通し ~129円台は維持するも、上値は重く弱含みの展開~
8月2日週のユーロ円の値幅は最大で「1.288円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てを下回る結果となっており、弱含みの展開であったことが確認できます。
ユーロでは、コロナの感染拡大懸念や欧州経済の先行き不透明感を完全に払しょくができていません。
上値余地は限定的の中で、週末にかけてドル高の動きが強まったこともあり、来週はユーロが続落する可能性が強まったと印象付けられることとなりました。
そんなユーロ円に関する8月9日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
8月11日:ドイツ・調和消費者物価指数(確報) 07月
8月12日:ユーロ・鉱工業生産指数 06月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネルは継続
・20日移動平均線で上値を抑えられる展開が続く
・RCIは短期線が下向き、中期線が上向き、長期線がは「-90ポイント」に張り付く
【移動平均線】
現在レート:129.618円
20日移動平均線:129.856円
50日移動平均線:131.288円
100日移動平均線:131.174円
200日移動平均線:128.816円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「128.50円~130.40円」:売り目線、売りエントリーで利益を伸ばす
ポンド円 相場見通し ~英中銀はタカ派姿勢が見られ、ポンド買い優勢~
8月2日週のポンド円の値幅は最大で「2.084円」となりました。
先週比で高値・安値を下回ったものの、終値は上向き結果となっています。
週前半は151円台前半まで売り込まれるも、週後半に盛り返して152円台後半の越週は評価しても良さそう。
やはりECBと英中銀の姿勢を比べた時に、英中銀の方がタカ派的な姿勢を見せており、対ユーロでポンドが買われている点は意識しておきたいところです。
・インフレ予想の引き上げ
・予想対象期間に緩やかな引き締めが必要となる公算大きいとの声明文あり
そんなポンド円に関する8月2日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内の値動き継続
・20日、100日移動平均線を上抜ける
・RCIは短期線が水平、中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:152.892円
20日移動平均線:151.965円
50日移動平均線:153.212円
100日移動平均線:152.571円
200日移動平均線:147.669円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「151.90-154.00円」:買い優勢、5月27日を起点とした下落平行チャネルのブレイクを期待したい
豪ドル円 相場見通し ~80円台を維持、上値余地を模索するも売り目線は変わらず~
8月2日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.24円」となりました。
先週比で高値・安値を下回るも、終値は上回る結果となっており、81円台での越週となっています。
8月3日の豪・政策金利は「0.1%」で据え置きで、声明内容も従来の姿勢を維持しており、サプライズはありませんでした。
1週間の値動きとして、80円台前半は流石に底堅い印象を受けましたが、個人的には82円を抜けない限りは売り目線でのトレードを継続したいと考えています。
そんな豪ドル円に関する8月9日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動きを継続
・20日移動平均線付近で推移
・RCIは短期、中期線が上向き、長期線は「-90ポイント」台に張り付く
【移動平均線】
現在レート:81.043円
20日移動平均線:81.140円
50日移動平均線:82.737円
100日移動平均線:83.435円
200日移動平均線:81.605円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り買いどちらもチャンスがあると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「79.50円~82.00円」:売り買いどちらもチャンスあり、レジサポラインまで引き付けてのトレードを想定
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「109.50円~111.10円」:ドル高を後押しする要素が多く、しっかりと押し目買いを狙いたい。
・想定レートは「128.50円~130.40円」:下落平行チャネル内での値動き継続、20日移動平均線を超えれない展開が続く。上値余地は限定的なので、売りエントリーで利益を伸ばしたい。
・想定レートは「151.90円~154.00円」:下落平行チャネル内での値動き継続、ユーロと違いチャネル上限に迫る。ブレイクも期待でき買いエントリーで利益を伸ばしたい。
・想定レートは「79.50円~82.00円」:売り目線でのトレードを推奨したいが、80円台が底堅く一旦は上値余地を探る展開を想定。レジサポラインにできるだけ引き付けてエントリーポイントを模索したい。
LINE FXで1回取引で5,000円プレゼントキャンペーン実施中!
FX取引を「LINE FX」で始めよう!
今なら、口座開設&1回の取引で「5000円プレゼントキャンペーン」実施中です。
このレベルのお得なキャンペーンはなかなかありませんから、口座を持ってない方はこの機会を逃さないようにしましょう!ご興味ありましたら、下記リンクからご登録をお願いします。
コメント