また、先週(2021年7月12日~7月16日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~当面110円を中心とした値動きを想定~
7月12日週のドル円の値幅は最大で「0.984円」となりました。
先週比で高値・終値を下回るも、安値は上回る結果となっています。
今週注目のパウエルFRB議長の議会証言は慎重な内容となり、早期のテーパリング観測は後退し上値余地は限定的になっています。
・インフレに関しては一時的である
・量的緩和縮小は当面は無い、あるとしても先の話
・引き続き景気回復が完了するまで強力な支援を提供する
上値も下値も限定的であり、方向感を探る展開が続くドル円に関して、7月19日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
あまり実感がありませんが、来週末には紆余曲折あった東京五輪の開会式がありますね。
7月20日:米住宅着工件数(6月)
7月21日:日銀議事録(6月17日-18日開催分)
7月22日:米景気先行指数(6月)、日本祝日
7月23日:米製造業PMI速報値(7月)、日本祝日、東京五輪開会式
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・方向感なし
・20日移動平均線~50日移動平均線での値動き
・RCIは短期線が上向き、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:110.062円
20日移動平均線:110.523円
50日移動平均線:109.874円
100日移動平均線:109.412円
200日移動平均線:106.919円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は売り5買い5で柔軟に対応したいと考えています。
基本的には大きく動くいたり、トレンドが発生する事は想定できず、限定的な値動きに終始すると判断しています。
そのため、優位性のあるポイントまで待ってエントリーを狙うことになる印象です。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「109.40円~110.60円」:売り買い柔軟に対応。大きな動きはなく方向感を探る展開となりそう。
ユーロ円 相場見通し ~欧州圏における新型コロナウイルス変異株の感染拡大の懸念が拡がる~
7月12日週のユーロ円の値幅は最大で「1.476円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てを下回る結果となっており、弱含みの展開が続いています。
背景には、欧州圏における新型コロナウイルス変異株の感染拡大が止まらないことが挙げられます。欧州経済の先行き不透明感もあり、ユーロにとって上昇の重石となっています。
そんなユーロ円に関する7月19日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
7月23日:ドイツ製造業PMI速報値(7月)、ユーロ圏製造業PMI速報値(7月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・短期の下落平行チャネルを形成
・200日移動平均線をターゲットに下落中
・RCIは短中長期線が「-73~-79ポイント」に張り付いており、売り優勢
【移動平均線】
現在レート:129.916円
20日移動平均線:131.147円
50日移動平均線:132.203円
100日移動平均線:131.147円
200日移動平均線:128.346円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り目線でのトレードを想定します。
チャート形成、移動平均線、RCIの全てが売りを示唆しており、エントリーポイントさえ間違えずに売りエントリーの順張りで利益を伸ばしたいと考えております。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「128.50円~130.70円」:売り目線、戻り売りを狙う。ECB理事会には要注目。
ポンド円 相場見通し ~新規感染者数が4万人超えで感染再拡大、4日連続陰線で弱含み~
7月12日週のポンド円の値幅は最大で「2.059円」となりました。
先週比で高値・終値を下回るも、安値は上回る結果となっています。
週前半はポンドが買われる展開もありましたが、週後半にかけては、英国での1日の感染者数が4万人を超えるなど感染の再拡大が止まらず、ポンド売りが優勢となりました。
そんなポンド円に関する7月19日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネルを形成
・100日移動平均線を下抜ける
・RCIは短中長期線が「-61~ー69ポイント」で推移
【移動平均線】
現在レート:151.497円
20日移動平均線:153.061円
50日移動平均線:153.932円
100日移動平均線:152.434円
200日移動平均線:146.504円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り目線でのトレードを想定しています。
長期的には上昇平行チャネル内の値動きではありますが、目先は100日移動平均線を下抜けての越週ということで、やはり売り優勢といった印象を受けます。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「150.00円~152.90円」:売り目線、100日移動平均線などのレジスタンスラインを目安に戻り売りを狙う。
豪ドル円 相場見通し ~短期は売り優勢、200日移動平均線を割り込むかに注目~
7月12日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.473円」となりました。
先週比で高値・終値を下回り、安値は僅かに上回る結果となっていますね。
直近の上値の重たさの背景は、大きく2点あります。
1点目は、豪州のコロナウィルス感染再拡大です。シドニーで実施されているロックダウンは2週間の延長となっており、足元の経済に対する影響は無視できません。
2点目は、中国の経済指標の不調さです。
豪州は中国との貿易関係の深く、間接的な経済への悪影響も懸念され、豪ドルは対米ドル、対円でジリ安の展開となっています。
そんな軟調な展開の豪ドル円に関する7月16日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・短期の下落平行チャネルを形成
・200日移動平均線がターゲット
・RCIは短中長期線が「74~87ポイント」台で張り付き
【移動平均線】
現在レート:81.384円
20日移動平均線:82.904円
50日移動平均線:83.871円
100日移動平均線:83.908円
200日移動平均線:81.125円
上記の環境認識を元に、来週の豪ドル円は引き続き売り目線でのトレードを想定しています。
16日(金)は82円台に戻すことができなかったことを考えると、上値は相当に重たい印象を感じています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「80.10円~82.30円」:売り優勢、短期の下落平行チャネル内での値動きとなっており、戻り売りを狙う。200日移動平均線の攻防に要注目。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「109.40円~110.60円」:方向感を探る展開が続くと想定。レジサポラインまで引き付けて、出来るだけ優位性のあるポイントでエントリーしたい。
・想定レートは「128.50円~130.70円」:短期の下落トレンドを形成、売りエントリーの順張りトレードで利益を伸ばしたい。ECB理事会の内容には要警戒。
・想定レートは「150.00円~152.90円」:100日移動平均線などのレジスタンスラインを目安に戻り売りを狙いたい。
・想定レートは「80.10円~82.30円」:短期の下落平行チャネル内での値動きとなっており、戻り売りを狙う。200日移動平均線での値動き次第では買いもありだが、損切設定はシビアにしたい。
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