【FX】通商交渉は継続で楽観論と悲観論が交錯!ユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2020/10/4】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2020年10月5日から10月9日にかけての相場見通しを解説します。
先週の振り返りや、2020年10月5日から10月9日にかけてのドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
記事:【FX】トランプ大統領の新型コロナ感染でリスクオフ?ドル円・ダウ平均相場予測【2020/10/5~9】
また、先週(2020年9月28日から10月2日)のユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
記事:【FX】欧州はコロナ第二波に警戒!ユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2020/9/28~10/2】

ユーロ円 相場見通し ~ユーロは調整で一旦上昇も、ファンダメンタルズ的な要因が重石で上値余地は限定的~

先週のユーロはEUと英国との通商交渉について、一部で楽観的な報道がされたことや月末の需給要因に伴うユーロ買いもあり「124円台」まで上昇しました。

ただ124円台では上げ渋る展開となり、週末にはトランプ大統領の新型コロナに関する報道やECB関連者の定期的な「ユーロ高への牽制発言」も重石となり、「123.319円」での越週となっています。

10月5日からの週もユーロに関しては、戻りを待っての売りエントリーを狙うのが基本戦略となります。

また、今週のユーロに関連する経済指標及びイベントは下記の通りとなります。

特に10/6と10/7に予定されているラガルドECB総裁の発言には注目しておきましょう。

10月6日(火):ラガルドECB総裁パネル討論会参加
10月7日(水):ラガルドECB総裁講演
10月8日(木):ECB議事録発表

日足チャート 徹底解説 ~フィボナッチの23.6%ライン「124円台」での戻り売り狙い~

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2020年10月4日時点のユーロ円の日足チャート画像

ユーロ円(日足チャート):2020/10/4時点

日足チャートを確認すると、フィボナッチの23.6%ラインでは直近も過去チャートでもレジスタンスラインとして機能していることが確認できます。

まずはこのライン「124円台前半」を目安に戻りを待っての売りエントリーを狙うのが基本戦略となります。

利益確定のターゲットは「122.50円」と、これも直近サポートされたラインを目安にしてましょう。

基本的には戻り売りを狙うわけですが、注意点としてはEUと英国との通商交渉です。こちらについては、落としどころを見出し合意となればポンドは急騰しユーロも連れ高となるのは濃厚のため、その際には売りポジションを解消し、買い目線に切り替えることをオススメします。

今週のユーロ円の想定レート
・「122.50円~124.50円」:売り目線、フィボナッチの23.6%ラインを目安にトレードを検討する。

ポンド円 相場見通し ~通商交渉は継続、報道に一喜一憂する相場~

今のポンドは、通商交渉の合意への期待感で買われる展開が続いています。

15日のEU首脳会議までに、お互いが譲歩できるかが焦点になっており、現状最悪のシナリオである交渉決裂は回避され通商交渉は継続されます。

10月5日週も通商交渉に関する報道には一喜一憂する相場となるのが濃厚ですので、下記のポンドに絡むイベントを含めて情報収集は怠らないようにしましょう。

10月8日:ベイリー英中銀総裁討論会参加

日足チャート 徹底解説 ~短期的にはやや買い優勢も売り買い柔軟にトレード可能な相場~

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2020年10月4日時点のポンド円の日足チャート

ポンド円(日足チャート):2020/10/4時点

日足チャートを確認すると、フィボナッチの50%ラインで反発し、先週にはフィボナッチの38.2%ラインも明確に上抜けていることが確認できます。

週末のトランプ大統領の新型コロナに関する報道を受けて、一時大きく下落したものの、最終的には「136.029円」で陽線での越週となっています。

以上のことから、短期的にはフィボナッチの38.2%ラインや上昇トレンドラインに沿った押し目買いが狙い目でしょう。

ここまで上昇すると、目先は長期移動平均線のレジスタンスラインを抜けれるかにも注目が集まります。

基本的に買いでエントリーし、大きく跳ねたところでスキャルピングでの売りエントリーを狙っていきたいところです。

今週のポンド円の想定レート
・「134.50円~138.00円」:短期的には買い優勢、フィボナッチの38.2%ライン+トレンドラインに沿って押し目買いを狙う

豪ドル円 相場見通し ~今週は6日の豪中銀政策金利が鍵~

先週の豪ドル円は週末を除き4日間連続で陽線となるなど、短期的には上昇の流れにあります。

トランプ大統領の新型コロナに関する続報次第では、週明けから乱高下することも考えれますので注意が必要でしょう。

また、今週6日に予定されている豪中銀政策金利について、こちらの結果にも注目したいところです。

10月6日(火):豪中銀政策金利

日足チャート 徹底解説 ~上は76円台から下は74円台からの逆張りを狙いたい~

それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年10月4日時点の豪ドル円の日足チャート

豪ドル円(日足チャート):2020/10/4時点

日足チャートを確認すると、フィボナッチの23.6%ラインを起点に再上昇していることが確認できます。

先週末は短期移動平均線に上値を抑えられていますが、まずはこのフィボナッチの23.6%ラインを目安に74円台から買いエントリーを検討したいところ。

一方で売りエントリーを狙う場合は、下落トレンドラインに沿ってのエントリーポイントを模索したい。

ただし、下落トレンドラインにタッチする場合は、短期移動平均線を上抜けていることから、買いの勢いの強さも想定できるので、相場環境次第といったところです。

今週の豪ドル円の想定レート
・「74.00円~77.00円」:買い優勢、フィボナッチの23.6%ラインを目安に買いエントリーを検討したい

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「122.50円~124.50円」:フィボナッチの23.6%ラインを目安に売りエントリーを検討
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「134.50円~138.00円」:現状は買い優勢だが、EUとの通商交渉次第
・豪ドル円:買い優勢
・想定レートは「74.00円~77.00円」:フィボナッチの23.6%ラインを目安に買いエントリーを検討

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