また、先週(2021年11月15日~11月19日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~年初来高値の更新!ドル高相場は続く~
11月15日週のドル円の値幅は最大で「1.383円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを上回る結果となっています。
また今週のドル円は好調な経済指標の後押しを受けて、週半ばにかけて約4年8か月ぶりとなる114.90円台まで上昇年初来高値を更新し、ドル高相場が続いています。
しかしながら、節目の115円手前で伸び悩むと、週末にかけては次期FRB議長の変更の可能性や米長期金利の低下、欧州での感染拡大などを背景にリスク回避ムードの円買いが優勢となり、114.00円付近での越週となっています。
とは言いながらもドル高相場は続いており、今後も短期的な調整下落はありつつも中長期の上昇トレンドは継続することを想定しています。
そんなドル円に関する11月22日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
来週は東京市場、NY市場いずれも祝日で休場の日があり、特に週後半は薄商いとなる可能性が高そうです。
11月23日:東京市場は休場(祝日)、米国製造業PMI速報値(11月)
11月24日:米GDP改定値(第3四半期)、米個人所得支出(10月)、
米FOMC議事録(11月2日-3日開催分)
11月25日:NY市場は休場(祝日)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・115円手前まで上昇するも反落
・上昇トレンド継続、20日移動平均線より上での越週
・RCIは短中期線が上向き、長期線は水平で買い優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:114.018円
20日移動平均線:113.876円
50日移動平均線:112.633円
100日移動平均線:111.274円
200日移動平均線:110.151円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「113.00円~115.00円」:買い目線、113円台で段階的な買いエントリーを狙う。
来週の週後半は米国市場が休場のため薄商いとなりそう、大きな動きは週前半に期待。
ユーロ円 相場見通し ~欧州圏での感染再拡大が懸念材料となり、ユーロ売り加速~
11月15日週のユーロ円の値幅は最大で「2.623円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを下回る結果となっています。
弱含みの背景には、欧州圏での感染再拡大が懸念材料として挙げられます。例えばオーストリアではロックダウンの再導入が決定されました。
欧州圏の主要国でもあるドイツでも感染再拡大によるロックダウンの可能性は取りざたされており、欧州経済の先行き不透明感が強まっています。
このような状況下でファンダメンタル的にユーロ売りが加速しており、中長期の上昇トレンドが終了するなどテクニカル的にも転換期を迎えています。
そんなユーロ円に関する11月22日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
11月23日:ドイツ製造業PMI速報値(11月)、ユーロ圏製造業PMI速報値(11月)
11月24日:ドイツIFO景況感指数(11月)
11月25日:ドイツGFK消費者信頼感(12月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・中長期の上昇トレンドラインを下抜け、一時は9月以来の127円台まで下落
・RCIは短中期線が「-90ポイント」、長期線も下向きで売り優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:128.611円
20日移動平均線:131.012円
50日移動平均線:130.521円
100日移動平均線:130.106円
200日移動平均線:130.539円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「126.90円~129.50円」:テクニカル的にもファンダメンタル的にも売り目線、129円台での戻り売り狙い。127.90円ラインを下抜けで売りエントリーを狙う。
ポンド円 相場見通し ~英国経済指標は好調でポンドは下げ止まる~
11月15日週のポンド円の値幅は最大で「2.226円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを上回る結果となっていますね。
ここ3週間ほどは英中銀の早期利上げが後退したことで、ポンドは失望売りが強まっていましたが、英国の経済指標が好調だったことで下落は下げ止まった形となります。
とは言いながらも、欧州圏でのパンデミック拡大は不安材料として挙げられます、ポンド売りというよりは円買い主導の下落には注意が必要です。
そんなポンド円に関する11月22日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・100日移動平均線がサポートライン、20日移動平均線がレジスタンスラインとなる
・RCIは短中期線が上向き、長期線は下向きで方向感を探る展開
【移動平均線】
現在レート:153.271円
20日移動平均線:154.390円
50日移動平均線:153.458円
100日移動平均線:152.598円
200日移動平均線:152.338円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「152.00円~154.50円」:売り買いどちらも狙える相場、各レジサポラインにできるだけ引き付けてエントリーを行う。ラインブレイクでエントリーを狙うのもあり。
豪ドル円 相場見通し ~短期は弱気、82円ラインの攻防に要注目~
11月15日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.002円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを下回る結果となっており、短期の弱気相場は継続していますね。
一方で、82円ラインには日足・週足レベルでの下値抵抗線があり、簡単には下抜けないポイントであるとの理解ですが、逆を言えば抜けたら、80円を目指す動きも期待できます。
来週はこの82円ラインの攻防が注目ポイントとなるでしょう。
そんな豪ドル円に関する11月22日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
11月26日:豪小売売上高(10月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・短期は下落トレンド継続
・50日、200日移動平均線を下抜けての越週
・RCIは短期が水平、中長期線が下向きで売り優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:82.450円
20日移動平均線:84.229円
50日移動平均線:82.842円
100日移動平均線:81.844円
200日移動平均線:82.916円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「81.00円~83.50円」:売り目線、82円ラインの攻防に注目
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「113.00円~115.00円」:113円台での段階的な買いエントリーを狙う。来週は週後半が米国が感謝祭で休場なので薄商いとなる、大きな動きは週前半に集中しそう点を覚えておく。
・想定レートは「126.90円~129.50円」:欧州圏での感染再拡大が懸念材料、ファンダメンタル的にもテクニカル的にもユーロは売り目線。
・想定レートは「152.00円~154.50円」:100日、200日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。レジスタンスラインにできるだけ引き付けることを意識する。
・想定レートは「81.00円~83.50円」:82円ラインの攻防に注目、下抜けた場合は、80.00円を目指すことになる。
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