また、先週(2021年11月8日~11月12日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~予想外の米CPIの好結果で流れが反転し、ドル高相場復活へ~
11月8日週のドル円の値幅は最大で「1.575円」となりました。
先週比で高値安値は下回ったものの、終値は上回る結果となっており、底堅い動きとなりました。
今週は先週の米雇用統計からの円高ドル安の流れを受けて、一時は113円を割り込みましたが、予想外の米CPIの好結果を受けて、流れは反転しドル高相場へ。
市場ではインフレ警戒感が再燃、米金融当局の早期利上げ期待が高まり、ドル円は112.70円台から114.20円台まで反発を見せる(週末にかけて113.80円台まで下落)ドル高相場となっています。
そんなドル円に関する11月15日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
連日、経済指標や要人発言が予定されており、早期利上げを想起させるような発言・内容(ドル高を加速さえる)が出ないかには要チェックです。
当然ですが、引き続き米長期金利の動向も必ず抑えておきましょう。(1.565%:2021年11月13日現在)
米NY連銀製造業景気指数(11月)
11月16日:米小売売上高(10月)、サンフランシスコ連銀総裁講演
11月17日:アトランタ連銀総裁講演、シカゴ連銀総裁講演
11月18日:米フィラデルフィア連銀景況指数(11月)
11月19日:日本消費者物価指数(10月)、ウォラーFRB理事講演
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・20日移動平均線を上抜ける
・140.20-140.40円が抵抗ラインとして機能
・RCIは短中期線が下向き、長期線は水平で目先は売り優勢
【移動平均線】
現在レート:113.894円
20日移動平均線:113.799円
50日移動平均線:112.208円
100日移動平均線:111.111円
200日移動平均線:109.929円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「113.20円~115.00円」:ドル高相場は継続だが売り買いどちらも狙える相場。113円台では買いエントリーを狙いたい。売りは114.20円からの抵抗ラインでの値動き次第で検討の余地あり。
ユーロ円 相場見通し ~弱含みの展開が続き、ユーロ円は130円割れに警戒~
11月8日週のユーロ円の値幅は最大で「1.256円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てが下回る結果となっています。
ユーロ円は弱含みの展開が続いていますね。背景には、円高ドル高相場の影響を受けているのはもちろんですが、欧州圏では新型コロナウイルスの感染者数の再拡大が起きています。
日本では感染者数は落ち着いているのですが、実はドイツでは11月11日の1日当たりの感染者数が5万人を超えるなど、再びロックダウンの導入となった場合の経済活動への悪影響が懸念されています。
ファンダメンタル的にユーロは買い辛い状況となっており、来週も売り目線でのトレードを想定しています。
そんなユーロ円に関する11月15日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
11月16日:ユーロ・実質GDP(改定値) 第3四半期
11月17日:ユーロ・消費者物価指数(確報) 10月、ECB金融安定報告
11月19日:ドイツ・生産者物価指数 10月、ユーロ・経常収支 09月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・10月20日高値から下落トレンドを形成
・100日移動平均線や130円を割り込むと、下値余地の拡大が期待できる
・RCIは短中期線が下向き、長期線は水平で売り優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:130.333円
20日移動平均線:131.792円
50日移動平均線:130.579円
100日移動平均線:130.220円
200日移動平均線:130.492円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「129.00円~131.00円」:売り目線、50日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。130円割れで下値余地の拡大が期待できる。
ポンド円 相場見通し ~英中銀政策金利の据え置きが足枷となり、売り優勢の相場~
11月8日週のポンド円の値幅は最大で「1.379円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを下回る結果となっています。
先週から引き続き、英中銀政策金利の据え置きが足枷となり上値を抑制する値動きとなっています。
加えて、EU離脱をめぐる英欧の摩擦(※北アイルランド議定書を巡る動き)が再燃していることも売り圧力となった1週間でした。
そんなポンド円に関する11月15日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
11月17日:英国・消費者物価指数 10月、英国・小売物価指数 10月、
英国・生産者物価指数 10月
11月19日:英国・GfK消費者信頼感調査 11月、英国・小売売上高 10月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・100日移動平均線に沿った値動きでの越週
・RCIは中期線が下向き、短期長期線は水平で売り優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:152.762円
20日移動平均線:155.245円
50日移動平均線:153.283円
100日移動平均線:152.585円
200日移動平均線:152.149円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り優勢であると考えています。
ただし上昇平行チャネルの下限(151.50円付近)は過去に支持線として機能した実績があり、151円台での突っ込み売りは避けたいと思います。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「151.50円~153.70円」:売り優勢、50日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。ただし200日移動平均線や上昇平行チャネルの下限ラインは過去に支持線となっているため、下値余地は限定的であると考える。
豪ドル円 相場見通し ~短期は弱気相場継続も、中長期は上昇トレンドを維持~
11月8日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.181円」となりました。
他のクロス円同様に、先週比で高値、安値、終値の全てを下回る結果となっていますね。
11日に発表された、豪・雇用統計10月では失業率が5.2%(予想4.8%)、雇用者数がー4.63万人(予想5.00万人)と予想を下回る冴えない結果となりました。
短期的には弱気相場ではありつつも、83円台を維持しての越週、200日移動平均線は割り込んでいないことから、次週は中期のトレンドにも気を配りつつトレード機会を模索することとなりそうです。
そんな豪ドル円に関する11月15日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・83円台前半で下げ渋り、83円台半ばでの越週
・RCIは短期、長期線が水平、中期線が下向きで売り優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:83.503円
20日移動平均線:84.734円
50日移動平均線:82.624円
100日移動平均線:81.849円
200日移動平均線:82.880円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り優勢であると考えています。
200日移動平均線が支持線として機能するかにも要注目です。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「82.50円~84.30円」:売り優勢、フィボナッチの23.6%ラインを目安に戻り売りを狙う。下値余地は200日移動平均線から83.00円ラインの攻防に注目。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「113.20円~115.00円」:113円台での買いエントリーを検討、114.20-114.40円ラインを上抜けできれば年初来高値の更新も期待できる。
・想定レートは「129.00円~131.00円」:50日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。130円割れなら下値余地の拡大が期待できる。
・想定レートは「151.50円~153.70円」:50日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。注意点としては、151円台は長期の上昇平行チャネルの下限付近で過去に支持線として機能している実績がある。突っ込み売りは避けたい。
・想定レートは「82.50円~84.30円」:フィボナッチの23.6%ラインを目安に戻り売りを狙う。83円ラインや200日移動平均線を下抜けると下値余地の拡大が期待できる。
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