また、先週（2024年4月15日～4月19日）のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧（期間：2024年4月22日～2024年4月26日）
●注目の経済指標一覧（2023年4月22日～4月26日）
4月22日週は要注目の経済指標が多く発表されます。
特に以下の指標の結果には警戒が必要です。
■4月23日（火）
・アメリカ・PMI（購買担当者景気指数・速報値） 04月
■4月25日（木）
・アメリカ・実質ＧＤＰ（速報値） 第1四半期
■4月26日（金）
・日本・日銀政策金利 04月、植田日銀総裁の会見
・アメリカ・個人所得・支出 03月
・アメリカ・PCEデフレータ 03月
今週の振り返り
ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円の1週間の値動き（2024/4/15-4/19）の画像
●引き続きドル高相場となり、ドル円に関しては154円台後半まで上昇し、年初来高値を更新ししています。
●ドル高の背景として、ここ最近の堅調な米経済指標を受けて、利下げ開始時期の後退や2024年の利下げ回数の引き下げ見通しが減少していることが挙げられます。
●利下げ開始時期が遅れる見込みのFRBと違い、ECBは6月の利下げ開始が織り込まれつつあります。ECB関係者からも6月開始を支持するコメントが多く報道されています。
●緊迫化する中東情勢については、イスラエルのイランに対する報復攻撃に関する報道により、一時円高に振れる場面もありましたが、最終的には全戻しの形で越週しています。（※ただし、イランーイスラエル間の対立については、引き続き警戒が必要と考えます。）
来週の相場見通し（期間：2024年4月22日～2024年4月26日）
ドル円（USD/JPY）
ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像（2024/4/19終了時点）
【環境認識】
●5日MAに沿って強い上昇トレンドを継続
●155円ライン到達も視野に入る
●日足RCIは短中期線が水平（85ポイント以上）、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート：154.609円
5日移動平均線：154.507円
20日移動平均線：152.511円
50日移動平均線：150.790円
100日移動平均線：148.289円
200日移動平均線：147.807円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「153.00円～156.00円」：FRBによる早期利下げ観測が後退していることで、米金利の上昇⇒ドル買いのフローが健在。
基本的にファンダメンタル的にもテクニカル的にも買い目線は継続で、押し目買いを狙いつつ、上値余地を探る展開。
為替介入に関しては警戒するに越したことはないですが、度重なる本邦関係者の口先介入はもはや効果がなありません。結局のところ介入がいつ来るは完璧に読めないので、細かく利益確定をする、またはロット数を調整することで対応するのが無難でしょう。
また、週末の日銀会合にも注目が集まっており、サプライズがあるかに注目です。ここでサプライズがなく現状維持のハト派的内容で終われば、更なる円安ドル高の後押しとなるでしょう。
ユーロ円（EUR/JPY）
ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像（2024/4/19終了時点）
【環境認識】
●50日MAがサポートラインとして機能
●年初来高値を狙える水準で越週
●日足RCIは短中期線が上向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート：164.748円
5日移動平均線：164.437円
20日移動平均線：164.019円
50日移動平均線：163.116円
100日移動平均線：160.865円
200日移動平均線：159.761円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「163.00円～166.00円」：ECBによる利下げ開始時期について、6月開始が織り込まれつつあるも、対円では底堅い動きを見せています。基本的には先週同様に20日MA⇒50日MAを目安に押し目買いを狙いつつ、目先のターゲットは年初来高値を更新できるかがポイントと考えます。
ポンド円（GBP/JPY）
ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像（2024/4/19終了時点）
【環境認識】
●50日MAがサポートラインとして機能
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート：191.248円
5日移動平均線：191.993円
20日移動平均線：191.533円
50日移動平均線：190.653円
100日移動平均線：187.676円
200日移動平均線：185.650円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「190.00円～193.50円」：中東情勢もあり、上値は重くなった印象。
ここ3週間は停滞気味で下値は50MA～190円ラインを目安に上値は192円台後半ラインのレンジ相場となっています。
この上限・下限ラインを目安に売り買い柔軟に対応します。
豪ドル円（AUD/JPY）
豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像（2024/4/19終了時点）
【環境認識】
●100日MAがサポートラインとして機能
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート：99.218円
5日移動平均線：99.241円
20日移動平均線：99.292円
50日移動平均線：98.568円
100日移動平均線：97.629円
200日移動平均線：96.451円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「97.50円～100.50円」：中東情勢のリスク回避ムードを受けて、一時は100日MA付近まで下落したものの、最終的には99円台まで回復しての越週となっています。
中長期の上昇トレンドは継続していることから、引き続き50日MA～100日MAを目安に日足レベルでの買いエントリーを狙いつつ上値余地を探ります。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨の想定レート＆目線まとめ
・想定レートは「153.00円～156.00円」
⇒買い
※日銀会合＆植田日銀総裁の会見には要注目
・想定レートは「163.00円～166.00円」
⇒中立
・想定レートは「190.00円～193.50円」
⇒中立
・想定レートは「97.50円～100.50円」
⇒中立
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