また、先週(2021年9月27日~10月1日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~年初来高値更新で達成感あり?米雇用統計の結果にも要注目~
9月27日週のドル円の値幅は最大で「1.544円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを上回る結果となっています、年初来高値を更新しておりドル高相場であることが認識できます。
一方で2020年2月以来の112円台に到達後は、一先ずの達成感も見え隠れしましたね。
週末にかけて111円台を割り込む形で反落するなど、来週もドル高相場が継続するかは一進一退の攻防となりそうです。
そんなドル円に関する10月4日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
連日重要な要人発言や経済指標が控えており、特に週末のアメリカ・雇用統計の結果には要注目です。
当然、米雇用統計を含む経済指標が強い結果となれば、早期テーパリング・利上げを織り込む事となりドル高相場でドル円の続伸が期待できます。
10月5日:アメリカ・ISM非製造業総合景況指数(9月)
10月6日:日銀・黒田総裁会見、アメリカ・ADP雇用者数(9月)
10月7日:アメリカ・新規失業保険申請件数 09/26 – 10/02
10月8日:アメリカ・雇用統計(9月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・年初来高値を更新、2020年2月以来の112円台に到達
・RCIは短期線が水平、中長期線は上向きで買い優勢
【移動平均線】
現在レート:111.048円
20日移動平均線:110.222円
50日移動平均線:109.973円
100日移動平均線:109.968円
200日移動平均線:108.472円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「110.20円~112.30円」:ドル高相場である点から、基本的には買いエントリーで利益を伸ばす。
ユーロ円 相場見通し ~下落平行チャネルのブレイク失敗で反落、ラガルド総裁のハト派的発言も重石に~
9月27日週のユーロ円の値幅は最大で「1.924円」となりました。
先週比で高値、安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっており、週後半にかけて弱含みの展開となったことが確認できます。
週前半は200日移動平均線を支持線に上昇平行チャネルの上限ブレイクを狙いましたが、ブレイクに失敗しています。
背景にはラガルド総裁の金融緩和の長期化を示唆したハト派的発言や、全世界の株安も上値を抑える要因となっています。
そんなユーロ円に関する10月4日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
10月5日:ユーロ・生産者物価指数 08月
10月6日:ユーロ・小売売上高 08月
10月7日:ドイツ・鉱工業生産指数 08月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネルの上限ブレイク失敗
・再び200日移動平均線を下抜ける
・RCIは短期、中期、長期線が下向きで売り優勢
【移動平均線】
現在レート:128.732円
20日移動平均線:129.396円
50日移動平均線:129.428円
100日移動平均線:130.686円
200日移動平均線:129.720円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「127.90円~129.50円」:売り目線、20日移動平均線や50日移動平均線を目安にした売りエントリーを狙う。
ポンド円 相場見通し ~三角保ち合いを意識したトレードを心掛ける~
9月27日週のポンド円の値幅は最大で「3.344円」となりました。
先週比で高値、安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっていることが確認できます。
ポンド売りの背景として英国では、ガソリン供給が不足している状況となっており、年末のクリスマスに向けた物資供給など、経済全体に影響が及ぶのではないかとの懸念も広がっている。
そんなポンド円に関する10月4日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
来週は英国単体でのイベント・経済指標はありません。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・中期の下落平行チャネルの上限+100日移動平均線のブレイクに失敗
・長期の上昇平行チャネルと三角保ち合いを形成しつつある
・RCIは短期が上向き、中期は下向き、長期は水平と停滞を示唆
【移動平均線】
現在レート:150.399円
20日移動平均線:150.887円
50日移動平均線:151.415円
100日移動平均線:152.523円
200日移動平均線:150.186円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
※三角保ち合いを形成しており、ブレイクをじっくりと待った上でのトレードも有りだと考えます。
・「149.00円~152.00円」:三角保ち合いを形成しており、それぞれのレジサポラインギリギリまで引き付けてのトレードを想定。ブレイクを待っての順張りも有り。
豪ドル円 相場見通し ~上値は重たい印象も株価の動向次第~
9月27日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.413円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを上回る結果となっており、特に80.00円付近では底堅い印象を受けました。
一方で81円台を本格的に上昇するにはやや地合いの悪さを感じます、特に全世界の株安でリスク回避ムードが高まると、やはり豪ドル円の上昇余地も乏しく、下目線とならざる得ない状況です。
来週も株価の状況を見つつ、トレード機会を待ちたいところです。
そんな豪ドル円に関する10月4日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
10月6日:NZ中銀政策金利
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・長期の下落平行チャネル内の値動きを継続
・先週終値は20日、50日移動平均線を上抜けての越週
・RCIは短期が上向き、中期が下向き、長期が水平とレンジを示唆
【移動平均線】
現在レート:80.659円
20日移動平均線:80.398円
50日移動平均線:80.397円
100日移動平均線:81.933円
200日移動平均線:82.272円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「79.50円~81.80円」:82円にかけての戻り売りが本命ですが、売り買いどちらも狙える相場、豪中銀政策金利の発表には要注目。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「110.20円~112.30円」:年初来高値を更新しており、ドル高相場は継続の可能性大。ただ米雇用統計の結果などには要注目。サプライズの可能性も考慮する。
・想定レートは「127.90円~129.50円」:上昇余地は乏しい印象、129円台での戻り売りを狙う。
・想定レートは「149.00円~152.00円」:三角保ち合いを形成している点に注意。各レジサポラインを意識してのトレード想定。明確にブレイクすれば順張りトレードで利益を伸ばしたい。
・想定レートは「79.50円~81.80円」:82円台にかけての戻り売りが本命。ただ79円台は底堅い印象もあり、買いも狙える。また豪中銀政策金利などのイベントもあり、ボラティリティ拡大が期待できる。
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