【中国リスク後退で上昇トレンド復活?】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2021/9/25】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年9月27日から10月1日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2021年9月20日~9月24日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 相場見通し ~年内のテーパリング開始、来年の利上げを示唆で堅調な値動きを期待~

ドル円の1週間の値動き(2021/9/20-9/24)の画像

ドル円の1週間の値動き(2021/9/20-9/24)

9月20日週のドル円の値幅は最大で「1.674円」となりました。

先週比で高値、安値、終値の全てを上回る結果となっており、堅調な値動きであったことが確認できますね。

今週のドル円は週前半・後半で動きが大きく変化しています。

まず、週前半は中国・恒大集団のデフォルト懸念、全世界の株安によるリスク回避ムードの高まりを受け、109円台前半まで弱含みの展開となりました。

ただ結局は、109円台を割ることなく109円台前半での揉み合いが続き、大注目のイベントであるFOMCを迎えることになりました。

FOMCではタカ派的内容であった事に加えて、米長期金利の上昇(1.4%半ば)や中国リスクの後退などの後押しを受けて、週末にかけては110.70円台まで上昇しています。

【FOMC まとめ】
・経済回復が順調である前提で、テーパリングは「次回(11月)のFOMCで決定する可能性」を示唆
・ドットチャートによる2022年の利上げ開始予想9人(6月時点は7人)
・経済回復は概ね順調であるとの認識
・2022年中にテーパリング終了が適切であるとの認識

2021年7月5日以来の111円台も意識される位置での越週となっており、ファンダメンタル的にも支援材料が多いことから、来週のドル円も堅調な値動きを期待しています。

そんなドル円に関する9月27日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

連日のように経済指標が発表されますね、後は何と言っても自民党総裁選にも要注目です。

9月27日:アメリカ・耐久財受注(速報値) 08月、ブレイナードFRB理事講演、
       NY連銀総裁講演、シカゴ連銀総裁講演
9月28日:アメリカ・消費者信頼感指数 09月、アメリカ・住宅価格指数 07月
9月29日:自民党総裁選投開票、アメリカ・中古住宅販売成約指数 08月
9月30日:アメリカ・実質GDP(確報値) 第2四半期、
      アメリカ・シカゴ購買部協会景気指数(PMI) 09月
10月1日:アメリカ・PCEデフレータ 08月、アメリカ・個人所得・支出 08月、
      アメリカ・ISM製造業景気指数 09月、アメリカ・建設支出 08月、
                アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) 09月

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2021/9/25時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2021/9/25時点)

【環境認識】
・レンジ相場の上限付近まで上昇
・RCIは短中長期線が上向いており、買い優勢

【移動平均線】
現在レート:110.715円
20日移動平均線:109.852円
50日移動平均線:109.844円
100日移動平均線:109.859円
200日移動平均線:108.277円

上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.110.10-110.30円:110円台前半で押し目買いを狙う。
2.109.80-109.90円:移動平均線の重なる109円台後半で押し目買いを狙う。
└利益確定のターゲットは「①111.00円」、「②111.60円」

【売りエントリーポイント】
1.111.60-111.70円:2021年高値(7月2日)の111.650円を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「110.60-110.70円」

今週のドル円の想定レート
・「109.90円~111.70円」:年初来高値更新もあり得る状況、基本的には買いエントリーで利益を積み上げることを想定。

ユーロ円 相場見通し ~中国リスクの後退で欧州株は持ち直し、ユーロも買い戻される~

ユーロ円の1週間の値動き(2021/9/20-9/24)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2021/9/20-9/24)

9月25日週のユーロ円の値幅は最大で「1.916円」となりました。

先週比で高値、安値を下回ったものの、終値は大きく上回る結果となっていますね。

下落一辺倒とならず、終値が持ち直すことができたの最大の要因は中国リスクの後退でしょうね。

先述のドル円の解説でも記述したように、週前半は中国リスクにより、一時は127円台まで下落しましたが、デフォルト懸念が後退したことで、大きく買い戻される形となっています。

とはいえ、中国リスクが完全に解消されたわけでもなく、長期の下落トレンドは未だに継続していることからも、安易な買いエントリーには注意しましょう。

そんなユーロ円に関する9月27日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

9月26日:ドイツ連邦議会(下院)選挙
9月27日:ドイツ・小売売上高 08月
9月29日:ユーロ・消費者信頼感指数(確報値) 09月
9月30日:ドイツ・雇用統計 09月、ユーロ・雇用統計 08月、
      ドイツ・消費者物価指数(速報) 09月
10月1日:ドイツ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値) 09月、
      ユーロ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値) 09月

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2021/9/25時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2021/9/25時点)

【環境認識】
・6月1日を起点とした下落平行チャネルは継続
・200日移動平均線を上抜ける
・RCIは短期線が上、中期線は下、長期線は水平で目線はフラット

【移動平均線】
現在レート:129.763円
20日移動平均線:129.547円
50日移動平均線:129.445円
100日移動平均線:130.824円
200日移動平均線:129.641円

上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.129.30-129.50円:20日、50日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「130.10-130.30円」

【売りエントリーポイント】
1.130.10-130.50円:下落平行チャネルの上限付近を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「129.10-129.50円」

今週のユーロ円の想定レート
・「128.70円~130.70円」:売り買いどちらも狙える相場、下落平行チャネルの上限付近は戻り売り狙いのトレードとしては絶好の売り場。

ポンド円 相場見通し ~英中銀は政策金利と債券買い入れ枠の据え置きを決定、リスク動向次第の相場が続く~

ポンド円の1週間の値動き(2021/9/20-9/24)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2021/9/20-9/24)

9月20日週のポンド円の値幅は最大で「2.780円」となりました。

先週比で高値、安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっており、リスク動向に大きく左右された1週間となったことが確認できます。

週前半はリスク回避ムードが継続したことで、一時は148.90円台まで下落。

23日以降は英中銀を無難に通過し、かつ中国リスクの後退に伴いリスク選好ムードが高まったことで強く反発しています。

そんなポンド円に関する9月27日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

9月30日:英国・実質GDP(確報値) 第2四半期、英国・経常収支 第2四半期
10月1日:英国・製造業PMI(確報・購買担当者景気指数) 09月

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2021/9/25時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2021/9/25時点)

【環境認識】
・5月27日を起点とした下落平行チャネルは継続
・20日、50日移動平均線付近での値動き
・RCIは短期線が上向き、中長期線は下向き

【移動平均線】
現在レート:151.340円
20日移動平均線:151.238円
50日移動平均線:151.427円
100日移動平均線:152.679円
200日移動平均線:149.904円

上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.149.90-150.10円:節目の価格帯+200日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「151.20-151.40円」

【売りエントリーポイント】
1.152.00-152.20円:下落平行チャネルの上限付近を目安に売りエントリーを狙う。
2.152.60-152.80円:100日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「150.00円」

今週のポンド円の想定レート
・「149.90円~152.70円」:売り買いどちらも狙える相場。ポンド円は基本的には売り買いどちらも出来るだけレジサポラインまで引き付けてトレードを行う。

豪ドル円 相場見通し ~リスク選好ムード再開で短期は買い優勢?週明け20日・50日移動平均線を上抜けるかに注目~

豪ドル円の1週間の値動き(2021/9/20-9/24)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2021/9/20-9/24)

9月20日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.927円」となりました。

ユーロ円やポンド円同様に、先週比で高値、安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっています。

今週はオーストラリア独自の材料などは特になく、基本的には他のクロス円と同じく中国リスクの動向に左右される1週間となりましたね。

短期はやや買い優勢の予感もありますが、中長期の下落トレンドは依然として継続していますので、戻り売りポイントを見極めつつ、戻りの上昇も取るのが理想的ではあります。

そんな豪ドル円に関する9月27日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

9月28日:豪・小売売上高 08月
9月30日:豪・住宅建設許可 08月

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2021/9/25時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2021/9/25時点)

【環境認識】
・5月10日を起点とした下落平行チャネルは継続
・20日、50日移動平均線のやや下付近での越週
・RCIは短期線が下、中長期線は上向き

【移動平均線】
現在レート:80.341円
20日移動平均線:80.489円
50日移動平均線:80.431円
100日移動平均線:82.151円
200日移動平均線:82.219円

上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.79.80-80.00円:節目の80円を目安に買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「81.30円」

【売りエントリーポイント】
1.81.00-81.20円:節目の81.00円を目安に売りエントリーを狙う。(打診売り)
2.81.60-82.00円:82円のレジスタンスラインを目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「80.00円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「79.30円~81.40円」:売り買いどちらも狙える相場。短期はやや買い優勢だが、中長期線の下落平行チャネルは継続している点は意識する。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:買い優勢
・想定レートは「109.90円~111.70円」:レンジブレイクに期待。テクニカル的にもファンダメンタル的にも年初来高値更新を狙える。買いエントリーで利益を伸ばしたい。
・ユーロ円:売り買い5分
・想定レートは「128.70円~130.70円」:買い戻しの上昇を狙いつつ、下落平行チャネルの上限付近では売りエントリーを検討。優位性のあるポイントでエントリーする。
・ポンド円:売り買い5分
・想定レートは「149.90円~152.70円」:ボラティリティ拡大中。出来るだけレジサポラインに引き付けてのトレードを心掛ける。
・豪ドル円:売り買い5分
・想定レートは「79.30円~81.40円」:短期はやや買い優勢。ただし中長期の下落トレンドは継続しており、82円にかけては売り圧力が強まることが想定される。

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