【FX】来週は米国雇用統計に要注目!ドル円・ダウ平均株価相場予測【2020/9/28~10/2】

この記事では、来週(2020年9月28日~10月2日)にかけてのドル円・NYダウ平均株価のチャート分析を解説します。

ダウ平均株価 相場見通し ~リスクオフ相場で短期的には下落トレンドへ~

今週のダウ平均株価は初週から大きく下落、8月5日以来の26,000ドル台に突入するなど、売り優勢となりました。

それでも、フィボナッチの23.6%ラインや中期移動平均線などのサポートラインが短期的には機能したこともあり、「27,177ドル」での越週となっています。

ただし、週末には反発したものの本質的な上昇と捉えることはできません。

というのも米国では追加の経済対策の協議が足枷になっており、現状では早期の合意・成立が見通しが立っていません。

また直近の経済指標などが良くなく、欧州での新型コロナウイルスの感染の再拡大などもあり取り巻く環境は厳しい状況です。

相場も緩やかにですがリスクオフ相場に向かっています。

来週末の10月2日(金)には米国雇用統計を控えており、目先はこの結果が株・為替の値動きに影響を与えることになります。

この結果が悪ければさらにもう一段安も覚悟しておかなければなりません。

また、先週のドル円・NYダウ平均株価の相場予測については、下記からご一読頂けます。

更にユーロ円やポンド円や豪ドル円に関する相場予測の記事はこちらからどうぞ。

日足チャート 徹底解説 ~戻り売りを狙いたい、サポートライン・レジスタンスラインでの攻防に注目~

それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。

2020年9月26日時点のダウ平均株価の日足チャート画像

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

現状のダウ平均株価は短期的な下落トレンドを見せています。

一方でフィボナッチの23.6%ラインや中期移動平均線では下げ止まるなど、テクニカル分析的にはわかりやすい値動きとなっています。

来週は米国雇用統計を始め、多くの米国に関わる経済指標が発表されるため、値動きが激しくなることが想定できますので、上昇・下落どうなるにせよポイントのブレイクには注意をしましょう。

現在の情報を踏まえると来週は基本的には戻り売り目線です。

短期移動平均線+下落トレンドライン(チャート画像:赤ライン)を目安に28,000ドルを背にして戻り売りを狙います。

また、中期・長期移動平均線を明確に下抜けた場合も売りエントリーで追撃するのもありです。

25,000ドル台まで下値を想定できますので、十分に短期トレードで利益を狙えるでしょう。

・来週のNYダウ平均株価の想定レート
「25,000ドル~28,000ドル」:売り優勢、ただし米国雇用統計を始め経済指標の動向に注意。値動きが拡大する可能性高し!

ドル円 相場見通し ~短期的なドル買いは続くのか?米国雇用統計など主要な経済指標の結果に要注意~

ドル円の1週間の値動きに関する表画像

ドル円の1週間の値動き(2020/9/21-9/25)

今週のドル円の値動きは最大で「1.7円」と先週に引き続き多く動いた1週間となりました。

注目すべきは今週の終値です。「105.554円」での越週となっています。

初週に心理的節目である「104.00円」に到達するも、リスクオフ相場のドル買い圧力により5日連続の陽線となるなど、短期的なドル高相場となっています。

ただ中期的にはドル円は売りと想定していますので、むしろ戻り売りポイントまで上がってきてくれたというのが本音です。

来週は米国雇用統計を始めドル円に関連する経済指標・イベントが多く控えており、ボラティリティの更なる拡大も想定されますので、チャート分析を行い備えましょう。

9月29日(火):クラリダFRB副議長・クオールズFRB副議長講演、米大統領候補、第1回討論会(オハイオ州クリーブランド)
9月30日(水):米ADP雇用者数(9月)、米GDP確報値(第2四半期)
10月1日(木):米ISM製造業景気指数(9月)、米新規失業保険申請件数
10月2日(金):米国雇用統計(9月)

日足チャート 徹底解説 ~106円付近は絶好の戻り売りポイント、段階的な売りエントリーを狙う~

それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年9月26日時点ドル円の日足チャート

ドル円(日足チャート):2020/9/26時点

ドル円は「104.00円」から切り返して、「105.50円」台まで上昇しましたが、「105.50~106.50円」にかけては相当に上値が重たい印象を受けます。

現在の価格帯からでも短期移動平均線やフィボナッチの23.6%ライン、節目の106.00円と売りエントリーを狙うだけの根拠は多いです。

また少し上の価格帯付近にある、下落トレンドライン+中期移動平均線を根拠に「106.50円」のラインはレジスタンスラインとして過去に複数回機能していることから、売りエントリーを狙いやすいでしょう。

そのため、基本的には戻り売りを狙いつつも、経済指標が多く発表されるため、リスク分散する意味で「105.50~106.00円」の値動きで第一弾の売り、「106.00~106.50円」で第二弾の売りと段階的な売りエントリーを想定しています。

注意点は米国雇用統計を始めとする主要な経済指標の結果です。予想を上回る好結果が連発するようなら安易な売りエントリーは止めましょう。

来週のドル円の想定レート
・「104.00円~106.50円」:106円付近での戻り売りを狙う、米国雇用統計などの主要な経済指標の結果には要注意

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

ダウ平均株価は売り優勢、経済指標の結果に要注意
・想定レートは「25,000ドル~28,000ドル」
・ドル円は売り優勢、106円付近は売りポイント多数
・想定レートは「104.00円~106.50円」
この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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