また、先週(2023年9月11日~9月15日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年9月18日~2023年9月22日)
今週は9月20日~22日にかけて、大注目の経済指標&イベントが集中しており、各通貨のボラティリティ拡大が期待できます。
特筆すべき点として、以下を挙げます。結果には要注目です。
9月20日:英国・消費者物価指数 8月、アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 9月
9月21日:英国・英中銀政策金利 9月
9月22日:日本・日銀政策金利 9月&植田日銀総裁会見
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年9月18日~2023年9月22日)
●9月11日週のドル円の値幅は最大で「約2.049円」となりました。
●先週比では、安値を下回ったものの、高値終値を上回る結果となりました。年初来高値も更新しています。
●週足は陽線で確定しています。(2週間連続)
●週前半は植田日銀総裁による「将来的なマイナス金利政策の解除」に関する発言や、日本の長期金利の上昇もあり円高優勢となりました。
●しかしながら、週後半からは、米消費者物価指数や米小売り売上高など米経済指標が軒並み市場の予想を上回ったことや米10年債が「4.34%」まで到達したことで、ドル買いが優勢となり最終的には年初来高値を更新する上昇を見せての越週となっています。
【環境認識】
●20日MAがサポートラインとして機能、上昇トレンドを維持
●日足RCIは短中期線が上向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:147.828円
5日移動平均線:147.268円
20日移動平均線:146.627円
50日移動平均線:143.844円
100日移動平均線:141.790円
200日移動平均線:137.299円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「145.00円~150.00円」:今週はファンダメンタル的な要素で動く1週間となりそうです。というのも日米の金融政策の動向次第で大きく動く展開が予想されます。
まずはFOMCです。今回は政策金利の据え置きが濃厚ですが、次回以降の利上げを示唆するタカ派的な内容となればドル買いが強まることが予想されます。(逆もしかり)
また、週末の日銀金融政策決定会合については、直近の植田日銀総裁の「マイナス金利政策の解除」に関する発言もあり、非常に注目が集まります。
結果次第で節目の150円到達や、20日MAを明確に下抜ける動きもあり得るので、トレンドに逆らわず、慎重にエントリータイミングを見極める必要があります。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年9月18日~2023年9月22日)
●9月11日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.073円」となりました。
●先週比では高値を上回ったものの、安値終値は下回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(2週連続)
●注目のECB理事会では「0.25%」の利上げを実施(事前予想は据え置きが優勢)。発表直後はユーロ買いとなりましたが、その後に経済成長率の見通しが23年から25年まで下方修正された内容が発表されたことで、ユーロ売りとなる乱高下相場となりました。
【環境認識】
●50日MAを一時的に下抜ける展開がありましたが、156円台ミドルが支持線として機能し明確には下抜けず
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:157.527円
5日移動平均線:157.672円
20日移動平均線:158.070円
50日移動平均線:157.165円
100日移動平均線:154.451円
200日移動平均線:148.699円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「155.00円~159.70円」:今週は荒れた展開が想定されます。特にECB理事会にて発表されたユーロ経済の下方修正もあり、ユーロ関連の経済指標には注目したい。
下値は156円台ミドル、上値は20日MAラインがポイント。それぞれのラインで逆張りorブレイク狙いのトレードを検討します。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年9月18日~2023年9月22日)
●9月11日週のポンド円の値幅は最大で「約1.874円」となりました。
●先週比では高値安値終値を下回っています。
●週足は陰線となっています。(2週間ぶり)
●翌週に英中銀政策金利が控えていたこともあり、ポジション調整の動きで上値の重い1週間となりました。
【環境認識】
●50日MAがサポートラインとして機能
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:183.040円
5日移動平均線:183.430円
20日移動平均線:184.390円
50日移動平均線:183.092円
100日移動平均線:179.405円
200日移動平均線:170.782円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「182.00円~184.50円」:今週のポンド円は何と言っても英中銀政策金利の発表に要注目です。
現時点では「0.25%」の利上げ予想が優勢です。
いつも通りですが利上げ実施、そして今後の利上げ見通しの発表がタカ派であれば買い、ハト派であれば売りエントリーを狙うことになります。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年9月18日~2023年9月22日)
●9月11日週の豪ドル円の値幅は最大で「約1.950円」となりました。
●先週比では高値安値終値を上回る結果となっています。
●週足は陽線で確定しています。(4週連続)
●9月14日に発表された豪雇用統計は失業率こそ市場予想より悪化したものの、雇用者数が市場予想を大きく上回ったことで豪ドル買いが優勢となりました。
【環境認識】
●日足三角保ち合いを上方ブレイク
●日足RCIは短中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:95.063円
5日移動平均線:94.676円
20日移動平均線:94.259円
50日移動平均線:94.266円
100日移動平均線:93.777円
200日移動平均線:91.969円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「94.20円~96.50円」:三角保ち合いを上方ブレイクしており、基本的に買い目線となります。
直近の上値のターゲットは「95.70-95.80円ライン」。このラインは7月末~8月初頭にかけて抵抗ラインとして機能していたので、意識されます。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「145.00円~150.00円」
⇒買い
※日米の金融政策の内容には要注意。
・想定レートは「155.00円~159.70円」
⇒売り
・想定レートは「182.00円~184.50円」
⇒中立
※英中銀金融政策委員会の内容には要注意。
・想定レートは「94.20円~96.50円」
⇒買い
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