また、先週(2021年7月26日~7月30日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~FOMCは想定通りハト派的内容でドル売り優勢、来週は米国雇用統計の結果に注目!~
7月26日週のドル円の値幅は最大で「1.222円」となりました。
先週比で高値・終値を下回る展開となりつつも、安値は上回る結果となっています。
今週最大の注目イベントだったFOMCは大方の予想通りハト派的な内容となり、ドル円への反応は限定的でしたね。以下要点まとめ。
そんなドル円に関する8月2日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
来週は米国雇用統計を筆頭に連日、重要な経済指標が発表されます。結果次第ではドル高再開は十二分にあり得ますので、結果は必ずチェックするようにしましょう!
8月3日:米自動車販売(7月)、米製造業受注(6月)
8月4日:米ADP雇用者数(7月)、米ISM非製造業景気指数(7月)
8月5日:米貿易収支(6月)
8月6日:米雇用統計(7月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・110.50円台が上値抵抗線となる
・109円台前半では買い戻される値動き
・RCIは短期、長期線が下向き、中期線が水平で売り優勢
【移動平均線】
現在レート:109.667円
20日移動平均線(赤):110.090円
50日移動平均線(紫):110.046円
100日移動平均線(青):109.559円
200日移動平均線(緑):107.160円
上記の環境認識を踏まえると、テクニカル分析的に来週のドル円はやや売り優勢であると考えています。
ただし、先述の通り重要な経済指標が発表される1週間となり、相場の急変リスクがあり得るので買いのトレード案も用意しておきたいところです。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「108.50円~110.50円」:やや売り優勢、110円台での売りエントリーが本命。米国雇用統計やISM製造業景況など予想を上回る好結果が出た場合は「売り→買い」に視点を切り替える。
ユーロ円 相場見通し ~129.50円がサポートラインとして機能し、ドル売りを材料に反発の兆候あり~
7月26日週のユーロ円の値幅は最大で「1.019円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てを上回る結果となりました。特に「129.50-129.60円ライン」ではしっかりとサポートされた値動きを見せました。
ただし中期の下落トレンドの戻しの範疇の域は出ておらず、戻しの上昇を取りつつ本命の売りエントリーを狙いたいといった印象です。
そんなユーロ円に関する8月2日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
8月5日:ECB経済報告
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き
・今週は129.50円がサポートラインとして機能
・RCIは短中期線が長期線をゴールデンクロス、かつ上向きで上昇を示唆
【移動平均線】
現在レート:130.150円
20日移動平均線(赤):130.125円
50日移動平均線(紫):131.663円
100日移動平均線(青):131.179円
200日移動平均線(緑):128.643円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は買い優勢であると考えています。
上値余地は100日移動平均線の131円台前半であると考えます。あくまで中期は下落トレンドであり、戻しの上昇の範疇である点は意識しておきたい。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「129.00円~131.20円」:短期的には買い目線、ただし中期の下落平行チャネル内での値動きである点は認識しておくこと。
ポンド円 相場見通し ~懸念材料はあるが、株価上昇によるリスク選好ムードを追い風に上昇~
7月26日週のポンド円の値幅は最大で「2.034円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てを上回る結果となっており、強含みの1週間となりました。
米株などの上昇を背景にしたリスク選好ムードを追い風に、ポンド円も一時は153円台まで上昇する動きを見せましたね。
ただし、懸念材料として、デルタ株感染拡大にもかかわらず制限措置解除を行ったことがこの先どう出るかは不透明である点が挙げられます。今のところは感染拡大ペースが鈍化しており、買いに繋がる可能性が示唆されています。
そんなポンド円に関する8月2日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・中期は下落トレンド、長期は上昇トレンドを形成
・50日移動平均線タッチ後に反落
・RCIは短中期線が上向き、長期線は下向き
【移動平均線】
現在レート:152.484円
20日移動平均線(赤):152.061円
50日移動平均線(紫):153.461円
100日移動平均線(青):152.521円
200日移動平均線(緑):147.251円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は買い優勢と考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「151.50円~154.00円」:買い優勢、ただし日足レベルでの抵抗線到達での売りエントリーもあり。
豪ドル円 相場見通し ~弱含みの豪ドル円、80円台を維持できるかが焦点~
7月26日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.079円」となりました。
先週比で安値は上回りましたが、高値・終値は下回る結果となっており、弱含みの展開が続きます。
後述のチャート分析でもわかる通り、5月10日の今年最高値を記録後は上値を切り下げての下落トレンドを形成しています。
シドニーでのロックダウンが4週間延長(ニューサウスウェールズ州政府が7月28日に発表)となったように、オーストラリアはコロナの感染者数も厳しい状況が続きます。
そんな豪ドル円に関する8月2日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
8月4日:豪・小売売上高(インフレ調整前) 第2四半期
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き、短期的にも下落トレンド再開か
・200日移動平均線を超えれず
・RCIは短期線が上向くも、中長期線が「ー86~ー92ポイント」で低迷
【移動平均線】
現在レート:80.505円
20日移動平均線(赤):81.591円
50日移動平均線(紫):83.109円
100日移動平均線(青):83.613円
200日移動平均線(緑):81.433円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り優勢であると考えています。
来週の焦点は80円台を維持できるかがでしょう、基本的には売りエントリーの順張りで利益が伸ばしたい相場となっています。
加えて7月20日安値の「79.80円台」を下抜けるようなら、更に下値余地の拡大が見込めます。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「79.50円~81.10円」:売り優勢、戻りを待っての売りエントリーで利益を獲得する。
79.80円(7月20日安値)を割り込めば下値余地の拡大も期待できる。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「108.50円~110.50円」:110円台から上値が重たい印象。ただし米国雇用統計など経済指標が好結果となればドル高加速の可能性には留意する。
・想定レートは「129.00円~131.20円」:短期は買い目線を継続、ただし中期トレンドは下で今は戻りの範疇。
・想定レートは「151.50円~154.00円」:しっかりとポイントまで引き付けて買いを狙いたい。日足レベルでの抵抗線では売りエントリーも検討の余地あり。
・想定レートは「79.50円~81.10円」:弱含みの展開が続く、81円台で売りエントリーを狙い利益を伸ばしたい。80円割れにも注目。
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