【豪中銀、英中銀、11月米国FOMCで今後の利上げはどうなる?】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/10/29】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年10月31日から11月4日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年10月24日~10月28日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

注目の経済指標一覧(期間:2022年10月31日~2022年11月4日)

10月31日週は連日、各国の重要な経済指標が発表されます。
特筆すべき指標として以下の7つが挙げられます。

・2022年11月1日(火) :アメリカ・ISM製造業景気指数 10月
・2022年11月2日(水) :アメリカ・ADP雇用者数 10月
・2022年11月3日(木) :アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 11月
・2022年11月3日(木) :アメリカ・ISM非製造業景気指数 10月
・2022年11月4日(金) :アメリカ・雇用統計 10月
⇒ドル円、ドルストレート関連の影響大
・2022年11月1日(火) :豪・中銀政策金利 11月
⇒豪ドル関連の影響大
・2022年11月3日(木) :英国・英中銀政策金利 11月
⇒ポンド関連の影響大
注目の経済指標一覧(2022年10月24日~10月28日)1/2

注目の経済指標一覧(2022年10月24日~10月28日)1/2

注目の経済指標一覧(2022年10月24日~10月28日)2/2

注目の経済指標一覧(2022年10月24日~10月28日)2/2

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年10月31日~2022年11月4日)

1週間の値動き振り返り

ドル円の1週間の値動き(2022/10/24-10/28)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/10/24-10/28)の画像

【振り返り】
・10月24日週のドル円の値幅は最大で「約4.597円」となりました。
・先週末では高値安値終値の全てを下回る結果となっていますね。
・円買い為替介入への警戒感により上値の重い展開でしたが、節目の145円台では下げ渋りました。
注目の日銀金融政策決定会合では金融緩和政策の継続が示され、黒田日銀総裁も現時点での金利引き上げは考えていないとの発言がありました。
・これを受けて、週末は円売り優勢で越週となっています。

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/10/29時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/10/29時点)

【環境認識】
・節目の145円台が支持線として機能
・5日MA&20日MAを上抜けての越週
・日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平となる

【移動平均線】
現在レート:147.455円
5日移動平均線:147.350円

20日移動平均線:147.023円
50日移動平均線:143.846円
100日移動平均線:139.644円
200日移動平均線:131.194円

上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.146.90-147.10円:20日MAを目安に147円付近での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「①150.00円」、「②151.50-151.90円」
2.145.00-145.40円:直近のサポートラインである145円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「①147.00円」、「②150.00円」

【売りエントリーポイント】
1.150.00-150.10円:節目の150円を目安に短期の売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「149.00」
※明確に上抜けた場合は損切設定を推奨

今週のドル円の想定レート
・「145.00円~151.90円」:今週はファンダメンタル相場になると想定しています。
特に米FOMCに最大限の警戒をする必要があります。11月は「0.50%-0.75%」の利上げが予想されています。
今回はむしろ、将来的な利上げペースに注目が集まっており、仮に将来的な利上げペースの鈍化が確認されるようなら、ドル買いの勢いは弱まることでしょう。
ただし、対円においては日本が金融緩和継続を示しているので、下げ幅は限定的だと考えています。
また、米FOMC以外にもISM製造業景況指数、ADP雇用者数、雇用統計と連日重要な経済指標が発表され、ボラティリティ拡大が期待できます。中途半端なエントリーは避け、直近で機能したレジサポラインまでしっかりと引き付けてのトレードを推奨します。
例:サポートラインであれば145円ラインなど

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年10月31日~2022年11月4日)

1週間の値動き振り返り

ユーロ円の1週間の値動き(2022/10/24-10/28)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/10/24-10/28)の画像

【振り返り】
・10月24日週のユーロ円の値幅は最大で「約4.015円」となりました。
・先週比では、高値安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっていますね。
注目のECB理事会では「0.75%」の大幅利上げとなりましたが、一方で声明文で記載されていた今後の利上げに関する記述が削除されました。
・これを受けて、将来的な利上げペースの鈍化が懸念され、ユーロ円は年初来高値更新とはなりませんでした。

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/10/29時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/10/29時点)

【環境認識】
・147円台後半を超えきれなかったものの、週終値は5日MAを上抜ける
・日足RCIは短期線が下向き、中長期線は水平となる

【移動平均線】
現在レート:146.923円
5日移動平均線:146.897円

20日移動平均線:144.670円
50日移動平均線:142.229円
100日移動平均線:140.696円
200日移動平均線:137.276円

上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.145.50-145.90円:9月26日安値から引ける上昇トレンドラインを目安に145円台後半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「147.50-147.90円」

【売りエントリーポイント】
1.148.00-148.30円:年初来高値を目安に148円台での売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「146.80-147.30円」

今週のユーロ円の想定レート
・「145.50円~148.30円」:高値圏で推移しており、年初来高値更新が狙える位置で推移。基本的には9月26日安値から引ける上昇トレンドラインを目安に押し目買いを狙う。
上値は147円台後半が重い印象あり。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年10月31日~2022年11月4日)

1週間の値動き振り返り

ポンド円の1週間の値動き(2022/10/24-10/28)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/10/24-10/28)の画像

【振り返り】
・10月24日週のポンド円の値幅は最大で「約5.903円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを上回る結果となっていますね。
・また年初来高値を更新し、171円台での越週となっています。
混乱を招いたトラス前政権と違い、スナク政権では財政規律を守ることが示されており、安心感からポンド買い優勢となっている状況です。

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/10/29時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/10/29時点)

【環境認識】
・節目の170円を明確に上方ブレイク
・日足移動平均線はパーフェクトオーダー成立
・日足RCIは短中期線が水平、長期線が上向き

【移動平均線】
現在レート:171.250円
5日移動平均線:169.602円

20日移動平均線:166.120円
50日移動平均線:163.639円
100日移動平均線:163.664円
200日移動平均線:161.429円

上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.170.00-170.50円:節目の170円が抵抗線⇒支持線として機能することを想定し、170円前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「175.00円」

【売りエントリーポイント】
現在のポンド円は買い優勢となっており、売りエントリーは検討しません。

今週のポンド円の想定レート
・「170.00円~175.00円」:「混乱を招いた財源無き大型減税策は回避」、「欧米株も底打ち⇒反発の流れ」を受けて、ファンダメンタル的な懸念材料も軽減されたことでポンド高優勢となっています。上値は2016年2月高値の175円をターゲットに想定。
基本的には170円を目安にした押し目買い狙いのトレードを想定しています。
※また、11月3日の英中銀政策金利は「0.50%-0.75%」の利上げ予想となっています。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年10月31日~2022年11月4日)

1週間の値動き振り返り

豪ドル円の1週間の値動き(2022/10/24-10/28)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2022/10/24-10/28)の画像

【振り返り】
・10月24日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.549円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを上回る結果となっていますね。
・他のクロス円と比較するとボラティリティは控え目です。

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/10/29時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/10/29時点)

【環境認識】
・日足チャートで三角保ち合いを形成
・RCIは短長期線が水平、中期線が上向きとなる

【移動平均線】
現在レート:94.544円
5日移動平均線:94.485円

20日移動平均線:93.495円
50日移動平均線:94.619円
100日移動平均線:94.147円
200日移動平均線:91.424円

上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.94.00-94.20円:三角保ち合い下限+100日MAを目安に94円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「95.00-95.20円」
2.三角保ち合い上限をブレイクした場合、買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「96.50-96.90円」

【売りエントリーポイント】
1.95.00-95.20円:三角保ち合い上限を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「94.00-94.20円」
2.三角保ち合い下限をブレイクした場合、売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「①93.40-93.60円」、「②92.90-93.00円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「92.90円~96.90円」:三角保ち合いを意識したトレードを想定、他のクロス円と比較するとテクニカル的なトレードを検討し易い。
※11月1日の豪中銀政策金利は「0.25%」の利上げが予想されています。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:売り買いどちらも狙える相場
・想定レートは「145.00円~151.90円」
⇒米FOMC、米雇用統計を筆頭に経済指標ウィーク
⇒特に米FOMCの結果には要注目、今回の利上げはもちろん将来的な利上げペースにも注目したい
⇒対円では日本が金融緩和政策を継続していることが、下落は限定的と考える。
⇒売り買いどちらも狙える相場ではあるが、基本的には買いから入りたいところ。
・ユーロ円:買い優勢
・想定レートは「145.50円~148.30円」
⇒基本的には9月26日安値から引ける上昇トレンドラインを目安に押し目買いを狙う。
⇒147円台後半が抵抗ラインとなっており、上値余地はこのラインをブレイクできるかがポイントになりそう。
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「170.00円~175.00円」
⇒ファンダメンタルが改善され、テクニカル的にも170円を明確にブレイクし買い優勢。
⇒2016年2月以来の175円を目指すと想定しています。
⇒英中銀政策金利の結果には要注目。
・豪ドル円:売り買いどちらも狙える相場
・想定レートは「92.90円~96.90円」
⇒三角保ち合いを意識して、逆張りorブレイク狙いのトレードを想定。
⇒豪中銀政策金利の結果には要注目。

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