【米長期金利は2.7%到達でドル高相場は継続!】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/4/9】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年4月11日から4月15日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年4月4日~4月8日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年4月11日~2022年4月15日)

ドル円の1週間の値動き(2022/4/4-4/8)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/4/4-4/8)の画像

【振り返り】
・4月4日週のドル円の値幅は最大で「2.410円」となりました。
・先週比で高値を下回ったものの、安値終値は上回る結果となっています。
・週の最初は鈴木財務相や黒田総裁による円安けん制発言を背景に上げ渋る展開でした
・週半ばには、ブレイナード米FRB理事の「バランスシートを5月にも急速なペースで縮小」というタカ派発言を契機にドル買い優勢となり、米FOMC議事要旨では「多くの人が年内1回以上の0.5%の利上げが正当化さえる公算を支持」とのタカ派的な内容によりドル買いを後押しする流れとなりました。
【考察】
・日本側の要人による円安けん制発言も結局のところは円買いを強める効果はないことがわかりました。実際に米国側は更なる利上げに向けて動いており、それは米FRB理事やFOMC議事要旨からも確認ができます。
日米の金融政策の違いにより、円安ドル高の動きは継続すると考えます。そのため、基本的に押し目買いを狙うトレードを引き続き実施します。

そんなドル円に関する4月11日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

4月11日:黒田日銀総裁発言、日銀地域経済報告(4月)
4月12日:日本国内企業物価指数(3月)、米消費者物価指数(3月)、
     ブレイナードFRB理事講演、リッチモンド連銀総裁講演
4月13日:黒田日銀総裁発言、米生産者物価指数(3月)
4月14日:米小売売上高(3月)、クリーブランド連銀総裁講演、
     フィラデルフィア連銀総裁講演
4月15日:祝日のため米国市場が休場

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/4/9時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/4/9時点)

【環境認識】
・再び5日MAに沿った上昇を開始しており、強気
・RCIは中長期線が86~95ポイント付近で張り付き、短期線も水平で買い優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:124.279円
5日移動平均線:123.641円

20日移動平均線:121.522円
50日移動平均線:117.916円
100日移動平均線:116.118円
200日移動平均線:113.740円

上記の環境認識を踏まえると、今週のドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.123.60-123.90円:5日MAを目安に123円台での押し目買いを狙う
└利益確定のターゲットは「124.90-125.10円」
2.年初来高値である125.10円を明確に上抜けたタイミングで買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「125.90-126.10円」

【売りエントリーポイント】
1.125.00-125.10円:年初来高値を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「124.00-124.10円」
※年初来高値を更新した場合は、損切設定を推奨

今週のドル円の想定レート
・「123.50円~126.00円」:買い優勢、123円台での押し目買いを狙いつつ、年初来高値更新を視野にトレードを想定。ブレイナードFRB理事や黒田日銀総裁などの要人発言には要警戒。

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年4月11日~2022年4月15日)

ユーロ円の1週間の値動き(2022/4/4-4/8)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/4/4-4/8)の画像

【振り返り】
・4月4日週のユーロ円の値幅は最大で「1.387円」となりました。
・先週比で安値は上回ったものの、高値終値は下回る結果となっています。
・ウクライナ情勢の長期化懸念(ロシアによるウクライナ市民を虐殺した疑いが示唆)による欧米諸国の対ロシアの制裁強化が懸念され、ユーロは失速しています。
【考察】
・ロシアによる非道な行為が明らかになっており、欧米諸国の対ロシアの制裁強化は自然な流れでしょう。ウクライナ情勢の長期化は避けられず、地政学リスクを考慮した上でユーロの売買は継続することになります。
目先は4/10に予定されているフランス大統領選に要注目です。マクロン現大統領とルペン党首の支持率が拮抗しているとの報道もあり、マクロン氏が仮に再選を果たしても政局不安からユーロ売りにつながる可能性は認識しておきたいと思います。

そんなユーロ円に関する4月11日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

4月10日:フランス大統領選
4月11日:EU外相理事会
4月12日:ドイツZEW景況感指数(4月)
4月13日:ドイツ10年債入札
4月14日:ECB政策金利、ラガルドECB総裁の記者会見
4月15日:ECB専門家予測調査、祝日のため欧州市場は休場

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/4/9時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/4/9時点)

【環境認識】
・5日MAを挟んだ134円~135円での値動きで方向感を探る展開
・RCIは短期線が下向き、中期線が水平、長期線が上向きでレンジ相場を示唆

【移動平均線】
現在レート:135.161円
5日移動平均線:134.806円

20日移動平均線:133.701円
50日移動平均線:131.192円
100日移動平均線:130.223円
200日移動平均線:130.151円

上記の環境認識を踏まえると、今週のユーロ円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.133.70-134.20円:20日MAを目安に134円台前半から押し目買い狙い。
└利益確定のターゲットは「135.50-136.00円」

【売りエントリーポイント】
1.135.80-136.00円:4月4日週高値を目安に135円台後半での売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「134.00-134.40円」
※136円を超えた場合は、損切設定を推奨

今週のユーロ円の想定レート
・「133.50円~136.00円」:売り買いどちらも狙える相場。ウクライナ情勢、フランス大統領選の行方、ECB理事会などユーロ関連の材料は豊富。売り買いどちらの場合も、過去のレジサポラインとなったポイントまで出来るだけ引き付けてのトレードを狙う。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年4月11日~2022年4月15日)

ポンド円の1週間の値動き(2022/4/4-4/8)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/4/4-4/8)の画像

【振り返り】
・4月4日週のポンド円の値幅は最大で「2.073円」となりました。
・先週比で高値を下回ったものの、安値終値は上回る結果となっています。
・英国では4-6月期の英GDPがマイナス成長となる可能性が示唆されており、更にユーロ程ではないですが、ウクライナ情勢の長期化は懸念材料となっています。
【考察】
・ポンドに関して気掛かりなのは、英中銀は5月に政策金利を「0.75%→1.0%」まで引き上げることが濃厚ですが、その後は一旦は停止する可能性があるとの報道があり、市場がどう捉えるかには注目しておきたいですね。
・基本的には押し目買い継続ではありますが、上値余地は限定的となる可能性を考慮して利益確定のポイントを見定めたい。

そんなポンド円に関する4月11日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

・4月11日:英国・鉱工業生産指数 02月、英国・製造業生産高 02月
・4月12日:英国・ILO失業率 02月、英国・雇用統計 03月
・4月13日:英国・消費者物価指数、生産者物価指数(03月)

・4月15日:祝日のため英国市場は休場

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/4/9時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/4/9時点)

【環境認識】
・5日MAに沿って再び上昇中
・162円台が重たい印象
・RCIは短期線が水平、中期線が90ポイント台で水平、長期線が上向きで買い優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:161.989円
5日移動平均線:161.650円

20日移動平均線:159.560円
50日移動平均線:156.695円
100日移動平均線:155.061円
200日移動平均線:153.842円

上記の環境認識を踏まえると、今週のポンド円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.161.50-161.650円:5日MAを目安に161円台半ばで押し目買いを狙う
└利益確定のターゲットは「162.50-162.90円」
※161.50円を下抜けた場合は損切設定を推奨

2.159.50-159.90円:20日MAを目安に159円台後半での買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「162.00-162.40円」

【売りエントリーポイント】
1.162.60-162.90円:162円台後半での売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「161.60-161.90円」
※163円台を超えた場合は損切設定を推奨

2.5日MAを明確に下抜けたタイミングで売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「159.50-159.90円」

今週のポンド円の想定レート
・「159.50円~163.50円」:買い優勢。強気に行くなら5日MA、待てるなら20日MAを目安に押し目買い狙い。今週も162円台前半で上げ渋るようなら、要警戒。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年4月11日~2022年4月15日)

豪ドル円の1週間の値動き(2022/4/4-4/8)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2022/4/4-4/8)の画像

【振り返り】
・4月4日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.594円」となりました。
・先週比で高値を下回ったものの、安値終値は上回る結果となっています。
豪中銀政策金利は予想通りの据え置きも、声明では「忍耐強く」というキーワードが外され、早期の利上げ期待が高まっています。
【考察】
・豪ドルに関しては、高値圏で推移しており、基本的には買い目線を継続で問題はなさそうです。早期の利上げ期待や欧州と比較すると地政学リスクの影響も低く、押し目買い狙いで利益を伸ばしたいと考えています。

そんな豪ドル円に関する4月11日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

・4月13日:NZ中銀政策金利
・4月14日:豪雇用統計(3月)

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/4/9時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/4/9時点)

【環境認識】
・高値圏で推移しており、上昇トレンドは継続
・RCIは短期線が下向き、中長期線は90ポイント台で推移しており、中長期の買い優勢を示唆(目先は調整下落の可能性あり)

【移動平均線】
現在レート:92.701円
5日移動平均線:92.884円

20日移動平均線:90.599円
50日移動平均線:86.240円
100日移動平均線:84.069円
200日移動平均線:82.959円

上記の環境認識を踏まえると、今週の豪ドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.92.00-92.50円:92円台前半での買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「94.00-94.30円」

【売りエントリーポイント】
1.94.00-94.30円:年初来高値を目安に94円台での売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「93.00-93.30円」
※高値更新で損切設定を推奨
今週の豪ドル円の想定レート
・「92.00円~94.30円」:短期的に調整の下落はあり得るが、下値余地は限定的。基本的には押し目を狙った買いトレードで利益を伸ばしたい。94円台を攻略できるかが上値余地拡大のポイント。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:買い優勢
・想定レートは「123.50円~126.00円」:123円台での押し目買いを狙いたい。ブレイナードFRB理事や黒田日銀総裁の発言機会があり要注目。発言次第では年初来高値の更新を想定しておきたい。
・ユーロ円:売り買いどちらも狙える相場
・想定レートは「133.50円~136.00円」:ウクライナ情勢、フランス大統領選、ECB理事会、ラガルド総裁会見など材料は盛り沢山。上手く立ち回れば利益を稼ぐチャンスではあるが、難しい相場となりそう。
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「159.50円~163.50円」:5日MA、20日MAでの押し目買い狙い。162円台の攻略に時間が掛かるようなら短期的なトレンド転換も視野に入れる。
・豪ドル円:買い優勢
・想定レートは「92.00円~94.30円」:底堅い値動きとなっており、92円台前半での押し目買いを狙う。94円台は直近2回反落のポイントとなっているので、今週も上昇できないようなら短期的な調整局面入りの可能性有り。

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