FXの休みっていつ?
FXの世界では「世界共通の休日」が「休み」となります。
具体的には、下記の通りです。
①土曜日と日曜日は休日
上記図のように土曜日と日曜日は、日本だけでなく主要な市場である米国や欧州市場も休日なため、土日での取引はできません。
厳密に言うと、日本時間でいうと土曜日は「0時~6時(夏時間・冬時間により1時間変わる)」までは取引できます。
これは時差の問題で、世界でもっとも遅く閉まる市場がニューヨーク市場なことが理由です。
また、注意点としては一部の中東市場では土曜日・日曜日にも取引が行われています。
そのため、日本国内では取引ができませんが、為替市場自体は土曜日・日曜日にも動いています。
もちろん相場の主要なプレイヤーである欧米・日本などでは取引されていないため、市場の動きは軽微で限定的なものです。
取引時間に関する特徴をまとめた記事は、下記からご一読頂けます。
②クリスマスやお正月は休日
実は土曜日・日曜日以外にも世界共通の休日が存在します。
それが12月25日のクリスマスと1月1日のお正月です。
それ以外にも12月24日~1月2日にかけては、FX業者にもよりますが開場時間・閉場時間が通常時問とは異なりますので、ご自身の使用されているFX業者のサイトを必ずご覧ください。
参考に私が使用している「XMTRADING」の2019年の年末年始のスケジュールは下記の通りでした。
年末年始もクリスマスとお正月を除き、時間短縮がされているとはいえトレードできる環境があるのは良いですね。
祝日は休みじゃない!土日と祝日の違いとは?
さて、それでは祝日はどうなるかですが、結論としては「祝日」は休みではなく、FX取引が可能です。
祝日でもFX取引は可能
先ほども説明したように、FXにおいては「世界共通の休日」が「休み」となります。
つまり「こどもの日」や「海の日」といった日本固有の休日は欧米には当てはまりませんし、欧州市場は開いています。
そのため、日本の祝日でも他の国の市場が開いているため、FX取引が可能となるわけです。
ただし、日本の金融機関は休みなので、東京時間と言われる「日本時間8時~15時」の間は、普段よりも狭い値動きとなります。
GW(ゴールデンウィーク)のような長期休暇は要注意
日本には、GW(ゴールデンウィーク)が存在します。この長期休暇には、祝日が集中しています。
実はこのようなその国独自の長期休暇は要注意です。前述したように、この期間が休みなのは東京時間だけで、それ以外の主要な市場では取引が可能です。
そのため、海外のヘッジファンドが、東京市場が閉まっていることを良い事に、国内のポジションを狙って仕掛けてくることがあります。
以上のように日本独自の長期休暇の際には、相場の急変リスクが存在するため、ポジションを保有したまま、持ち越すのにはリスクが伴う点に注意しましょう。
海外の祝日も問題なくFX取引は可能
ここまでは、日本の祝日について確認しました。
もちろん、海外の祝日についても問題なくFX取引は可能です。
アメリカや欧州など他の国特有の祝日についても、問題なくFX取引は可能です。
復習になりますが、あくまでも、FXにおける「休み」とは世界共通の休日だけですからね。
ただし、例えば「キング牧師誕生日」・「独立記念日」と言ったアメリカの祝日の際には、「ニューヨーク市場」での取引時間は通常よりも値動きが控え目になります。
この点は、日本の祝日における東京時間と同じですね。
そのため、他の国の祝日も押さえておくと、取引時間におけるボラティリティについてもある程度の予測が出来るので、確認しておくようにしましょう。
FXが休日の時は何をすればいいの?
まず、前提としては基本的に自由です。当たり前ですが何をしても問題はありません。
ただ何もしないかよりは、FX取引が休みの間に、何をすれば将来的な利益となるか、やるべき事を3つピックアップしましたのでご紹介いたします。
やる・やらないは自由ですが、筆者はこの3つを始めてから安定して勝てるようになりました。
休日にやること1:1週間の振り返り
まずは1週間の振り返りを行いましょう。
あなたが取引した結果について、振り返ります。まとめ方は自分のやりやすいようにすると良いです。
筆者の場合は、負けたエントリーポイントだけを振り返るようにしています。
負けた際の「通貨ペア」・「取引時間」・「ロット数」・「エントリーポイント(エントリー根拠)」・「損切ポイント(ロスカットポイント)」などを振り返り、負けた要因を分析します。
これだけでも、次回以降のエントリーに際して大きな気づきを得ることができます。
FXトレードにおいて100%勝つことはできません、負けたとしてもその経験を次に活かしましょう。
休日にやること2:相場予測
振り返りが終われば、あなたが取引する通貨ペアの相場予測をしましょう。
最初はメインで取引している通貨ペアだけで大丈夫です。慣れてくれば増やせば問題ありません。
また予測をする際には、「日足」・「週足」と言った長期足をテクニカル分析で確認し、トレンドを意識するようにすることで相場の大まかな流れを推測することができます。
余裕があれば、ファンダメンタルズ分析もしましょう。雇用統計やFOMCと言った大きなイベントや経済指標のみを押さえておくだけで問題ありません。
これをやっておくと、「今週はFOMCがあるからドル絡みのボラティリティが拡大しそう」という予測が出来ます。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析に関する記事は、下記からご一読頂けます。
記事:【FX】テクニカル分析を学んで勝ちトレーダーになろう【オススメ】
記事:【FX】ファンダメンタルズ分析を学んで勝ちトレーダーになる!【役立つ】
休日にやること3:好きな事をして、リフレッシュする
最後は「好きな事をして、リフレッシュする」です。
先に紹介した「1週間の振り返り」や「相場予測」については、慣れてくれば30分から1時間程度で作業が完了します。
筆者の場合は、ブログ記事の更新でアウトプットをしていますが、文章を書く時間を考慮しても2時間程度です。
それが終われば、ゆっくりと自分の好きな事をしてリフレッシュしています。
トレードというのは想像以上にストレスの負荷が掛かっているので、相場を離れて気分転換することは非常に大切な要素です。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
つまり、「土曜日・日曜日・クリスマス・お正月」は「休み」なので、FX取引はできません。
「みどりの日」や「勤労感謝の日」などは、日本の金融機関は休みですが、欧米の市場は開いているためFX取引が可能です。
1:1週間の振り返り
2:相場予測
3:好きな事をして、リフレッシュする
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