【黒田ライン攻略、20年ぶりの126円台に到達】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/4/16】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年4月18日から4月22日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年4月11日~4月15日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年4月18日~2022年4月22日)

ドル円の1週間の値動き(2022/4/11-4/15)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/4/11-4/15)の画像

【振り返り】
・4月11日週のドル円の値幅は最大で「約2.655円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。
・またも年初来高値を更新し、20年ぶりの126円台に到達するなど、堅調な値動きを見せています。
【考察】
・黒田ラインと言われた125円をあっさりと攻略しましたね。背景には日米の金融政策格差があるわけですが、今週も日本側は黒田総裁の「必要に応じた追加緩和の実施」の発言などハト派的内容が目立つ一方で、米国側はブレイナードFRB理事による「6月にバランスシート縮小の可能性」が示唆されるなど、タカ派的な発言によりドル円は円安ドル高を強めています。
・日本側は口先介入くらいしかやることがないため、目先の円安ドル高相場に歯止めが掛かるとは思えません。
・以上の理由から引き続き円安ドル高相場を想定し、しっかりと押し目買い狙いのトレードを継続したいと考えています。

そんなドル円に関する4月18日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

4月19日:シカゴ連銀総裁講演
4月20日:米地区連銀経済報告(ベージュブック)、シカゴ連銀総裁講演、
      サンフランシスコ連銀総裁講演
4月21日:日銀金融システムレポート(4月)、米景気先行指数(3月)、
      米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(4月)
4月22日:日本消費者物価指数(3月)、米製造業PMI速報値(4月)

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/4/16時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/4/16時点)

【環境認識】
・5日MAに沿った、強い上昇トレンドを維持
・RCIは短中長期線の全てが90ポイント台で張り付きで買い優勢を示唆(同時に過熱感には要警戒)

【移動平均線】
現在レート:126.396円
5日移動平均線:125.676円

20日移動平均線:123.248円
50日移動平均線:118.981円
100日移動平均線:116.695円
200日移動平均線:114.129円

上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.125.60-125.90円:5日MAを目安に125円台後半での買いエントリーを狙う
2.125.00-125.20円:過熱感を警戒する場合は、125円台前半まで引き付けて買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「127.50-128.00円」

【売りエントリーポイント】
現在のドル円は売りエントリーで利益を得る相場ではないという認識のため、検討の余地なし。

今週のドル円の想定レート
・「125.00円~128.00円」:テクニカル的にもファンダメンタル的にも買い優勢、上値余地を模索する段階。既に20年来の高値圏のため、ターゲットを想定する際に過去チャートはほとんど参考にならない。
米長期金利や米経済指標などファンダメンタル的要素をしっかりと把握しつつ、125円台での押し目買い狙いを継続する。

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年4月18日~2022年4月22日)

ユーロ円の1週間の値動き(2022/4/11-4/15)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/4/11-4/15)の画像

【振り返り】
・4月11日週のユーロ円の値幅は最大で「約1.855円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。
・注目の欧州中銀理事会では、声明で一定期間後に利上げに着手することを示唆されましたが、一方でラガルド総裁の発言は「一定期間とは資産買い入れ終了後、数週間から数カ月とも意味する」、「量的引き締めの議論については時期尚早」との発言などハト派的内容。
【考察】
・将来的な利上げは示唆されたものの、明確な時期は示されず、ユーロ自体はやや失望売りとなったものの、円売り優勢の相場から下落は調整の範囲内といった印象。
ユーロ円も押し目買い狙いが有力ですが、現在はドル円を筆頭に他のクロス円の方が、状況的には買いやすいといった印象です。

そんなユーロ円に関する4月18日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

4月22日:ドイツ製造業PMI速報値(4月)、ユーロ圏製造業PMI速報値(4月)、
      ラガルドECB総裁講演

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/4/16時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/4/16時点)

【環境認識】
・5日MAに沿った値動きも、137円に前後が重たい印象
・RCIは短長期線が上向き、中期線が水平で買い優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:136.695円
5日移動平均線:136.324円

20日移動平均線:135.017円
50日移動平均線:131.700円
100日移動平均線:130.608円
200日移動平均線:130.300円

上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.136.00-136.350円:5日MAを目安に136円台前半での買いエントリーを狙う
2.135.00-135.50円:20日MAを目安に135円台半ばから買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「136.80-137.50円」

【売りエントリーポイント】
1.137.10-137.50円:年初来高値を目安に137円台での売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「136.350-136.50円」
※137.50円超えた場合は損切設定を推奨。

今週のユーロ円の想定レート
・「135.50円~137.50円」強気に行くなら5日MA、引き付けるなら20日MAを目安に買いエントリーを狙う。売りエントリーは137円台まで待つ、高値更新で損切設定を推奨。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年4月18日~2022年4月22日)

ポンド円の1週間の値動き(2022/4/11-4/15)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/4/11-4/15)の画像

【振り返り】
・4月11日週のポンド円の値幅は最大で「約3.778円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっていますね。
・2016年2月以来の165円台に到達、上値余地はまだまだ充分あるといった印象です。
【考察】
・黒田総裁の発言を受けた円安相場の恩恵を受けていますね、ハト派なEUと違い英国は利上げに踏み切ったこともあり、堅調な値動きを期待できます。
・今後も引き続き買いエントリーで利益を伸ばしたい、調整下落の押し目買いは見逃さないようにしたいところです。

そんなポンド円に関する4月18日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

4月22日:英国・小売売上高 03月

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/4/16時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/4/16時点)

【環境認識】
・5日MAに沿った強い上昇トレンドを維持
・年初来高値を更新
・RCIは短中期線が89-98ポイント台で張り付き、長期線が上向きと買い優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:165.048円
5日移動平均線:164.056円

20日移動平均線:161.573円
50日移動平均線:157.512円
100日移動平均線:155.663円
200日移動平均線:154.131円

上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.164.50-164.60円:164円台半ばを目安に買いエントリーを狙う
2.163.50-164.10円:5日MA~3月30日基点の上昇TLを目安に買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「168.50-169.00円」

【売りエントリーポイント】
現時点でポンド円の売りエントリーは検討の余地なし。

今週のポンド円の想定レート
・「164.00円~168.50円」:買い優勢、5日MAなどを目安に買いエントリーを狙う。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年4月18日~2022年4月22日)

豪ドル円の1週間の値動き(2022/4/11-4/15)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2022/4/11-4/15)の画像

【振り返り】
・4月11日週の豪ドル円の値幅は最大で「約1.447円」となりました。
・先週比で高値を下回ったものの、安値終値は上回る結果となっています。
・豪雇用統計は失業率が「4.0%(予想:3.9%)」、雇用者数が「+1.79万人(予想:3万人)」と予想を下回る結果。
【考察】
・豪ドルは対円において底堅い動きを見せていますが、上値余地が限定的となってきました。特に4月11日週は84円台手前で上げ渋る展開が続きました。
短期的に三角保ち合いを形成しており、買い一辺倒ではなく、下抜けた場合も考慮した立ち回りを想定したいところです。

そんな豪ドル円に関する4月18日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

4月21日:NZ・消費者物価指数 第1四半期

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/4/16時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/4/16時点)

【環境認識】
・5日MAに沿った動き
・三角保ち合いを形成しており、方向感を探る展開
・RCIは中長期線が90ポイント台で張り付き、短期線が下向きで買い優勢を示唆(短期の調整局面の可能性を考慮)

【移動平均線】
現在レート:93.439円
5日移動平均線:93.312円

20日移動平均線:92.151円
50日移動平均線:87.380円
100日移動平均線:84.653円
200日移動平均線:83.237円

上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.93.00-93.30円:5日MAを目安に93円台前半での買いエントリーを狙う
2.92.00-92.20円:20日MAを目安に92円台での買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「93.80-94.30円」

【売りエントリーポイント】
1.93.90-94.30円:年初来高値を目安に94円前後での売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「93.00-93.30円」
2.93円を下抜けた場合、売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「92.20-92.20円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「92.00~94.50円」:売り買いどちらも狙える相場、各レジサポラインでエントリーを実行しつつ、三角保ち合いのブレイクを狙う。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:買い優勢
・想定レートは「125.00円~128.00円」:テクニカル的にもファンダメンタル的にも買い優勢。RCIが過熱感を示唆しているものの、長い目で見れば押し目買いの機会。各サポートラインでの押し目買いで利益を伸ばしたい。
・ユーロ円:買い優勢
・想定レートは「135.50円~137.50円」:ラガルド総裁のハト派的発言もあり、ユーロ自体はやや勢いがない。ただし対円では買い優勢。移動平均線を目安に押し目買い狙いで上値余地を模索したい。
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「164.00円~168.50円」:強い上昇トレンドを維持しており、5日MAを目安に押し目買い狙いが有力。
・豪ドル円:売り買いどちらも狙える相場
・想定レートは「92.00~94.50円」:底堅い値動きとはなっているが、94円手前で上値が重たい印象。短期的な三角保ち合いを形成しており、下方ブレイクの可能性を考慮して立ち回りたい。

LINE FXで1回取引で5,000円プレゼントキャンペーン実施中!

FX取引を「LINE FX」で始めよう!

今なら、口座開設&1回の取引で「5000円プレゼントキャンペーン」実施中です。

■LINE FX が選ばれる4つの魅力
1.取引コストが安い!
– 業界最狭水準スプレッド【AM9:00 – 翌日AM3:00】原則固定・例外あり
2.取引タイミングを逃さない!
– 使いやすくストレスフリーな取引を実現したLINE FX取引専用アプリ
– LINEならではの通知機能で経済指標や相場の急変動をお知らせ
3.高水準のスワップポイント!
– 人気の高金利通貨はもちろん主要な通貨でも高水準で提供
4.安心できる取引環境!
– お客様のお取引を無料でサポートしてくれる充実のサポート体制
– 安心の信託保全

このレベルのお得なキャンペーンはなかなかありませんから、口座を持ってない方はこの機会を逃さないようにしましょう!ご興味ありましたら、下記リンクからご登録をお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました