また、先週(2023年4月10日~4月14日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年4月17日~2023年4月21日)
4月17日週は米雇用統計を筆頭に注目の経済指標がたくさん発表されますが、
その中でも特筆すべき指標として以下の8つが挙げられます。
・2023年4月18日(火) :英国・雇用統計 03月
・2023年4月18日(火) :英国・ILO失業率 02月
・2023年4月18日(火) :ドイツ・ZEW景況感指数 04月
・2023年4月19日(水) :英国・消費者物価指数 03月
・2023年4月20日(木) :中国・中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート) 04月
・2023年4月20日(木) :アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数 04月
・2023年4月21日(金) :アメリカ・PMI(購買担当者景気指数) 04月
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年4月17日~2023年4月21日)
・4月10日週のドル円の値幅は最大で「約2.217円」となりました。
・先週比では、高値安値終値を上回る結果となっていますね。
・植田日銀総裁、内田日銀副総裁が相次いで金融緩和継続(ハト派的発言)を示したことで、下値は底堅い印象で直近で130円割れを目指す雰囲気はありません。
・一方で本格的な上昇はあるかというとそうでもなく、米ドルも経済指標の好不調もあり、今後の米利上げ見通しが曖昧です。
・そのため、米長期金利が上がりきらず、直近のドル円の上値も134円付近が目一杯となっています。
【環境認識】
・長期の下落トレンドライン(134円付近)が上値抵抗線として機能
・直近1週間は20日MAが支持線として機能
・日足RCIは短中期線が上向き、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:133.742円
5日移動平均線:133.333円
20日移動平均線:132.149円
50日移動平均線:133.490円
100日移動平均線:133.049円
200日移動平均線:137.159円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「132.00円~135.00円」:現状、本格的な上昇・下落は見込めず。狭いレンジでの値動き継続を想定しています。
下値は20日MAを目安に、上値は下落トレンドライン付近を目安に売り買い柔軟に対応したい。
また経済指標、米長期金利の動向には引き続き注目です。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年4月17日~2023年4月21日)
・4月10日週のユーロ円の値幅は最大で「約3.363円」となりました。
・先週比では高値安値終値を全て大きく上回る結果となっていますね。
・年初来高値を更新し、2022年の高値圏更新も射程に入っています。
・今後の利上げ見通しについて、タカ派的な発言が相次いでおり、ユーロ買いを強めている要因となっています。
【環境認識】
・日足移動平均線はパーフェクトオーダー成立
・2022年高値の148円台到達も視野に入る強い上昇トレンドを形成
・日足RCIは短中期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:147.037円
5日移動平均線:146.148円
20日移動平均線:143.751円
50日移動平均線:143.363円
100日移動平均線:142.521円
200日移動平均線:142.089円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「145.50円~148.50円」:テクニカル的にもファンダメンタル的にも買い優勢。
昨年の高値圏に迫っており、強い上昇トレンドを形成。基本的には押し目買い狙いのトレードを想定し、利益獲得を狙う。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年4月17日~2023年4月21日)
・4月10日週のポンド円の値幅は最大で「約3.056円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを上回っていますね。年初来高値も更新しています。
・英国経済のリセッション懸念が後退し、追加利上げの可能性が再燃。ポンド買いを支える形となっています。
【環境認識】
・5日MAに沿って上昇を継続
・166円台半ば~後半がやや重たい印象
・日足RCIは短長期線が水平、中期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:166.042円
5日移動平均線:165.927円
20日移動平均線:163.461円
50日移動平均線:162.534円
100日移動平均線:162.086円
200日移動平均線:163.198円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「165.00円~169.20円」:ユーロ同様に基本的には買い目線でのトレードを想定。
また、今週は英雇用統計、英消費者物価指数などの重要な経済指標が発表予定であり、好結果であれば買い材料となるので、結果には要注目。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年4月17日~2023年4月21日)
・4月10日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.256円」となりました。
・先週比では高値安値終値は上回る結果となっていますね。高値はほぼ同等。
・一方的な下落リスクは落ち着き反発の兆しは見せるのもの、90円台に定着できない展開が続きます。
・欧州通貨と比較すると、豪州は利上げ余地がないことが上値余地を限定的にしています。
【環境認識】
・90円台が上値抵抗線として機能
・短期的には週末陰線となったものの、それまで5日連続陽線で反発の兆しあり
・日足RCIは短中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:89.719円
5日移動平均線:89.269円
20日移動平均線:88.457円
50日移動平均線:89.906円
100日移動平均線:90.425円
200日移動平均線:92.359円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「88.50円~90.50円」:90円台が非常に重い印象で、ユーロやポンドのように分かりやすく押し目買い狙いのトレードは想定できない。下値は20日MAを、上値は100日MAを目安に売り買い柔軟に対応したい。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「132.00円~135.00円」
⇒一先ず日銀総裁、副総裁ともに金融緩和継続示す
⇒ただし、上値は重い
⇒引き続き米長期金利の動向、経済指標の結果には要注目
・想定レートは「145.50円~148.50円」
⇒テクニカル的にもファンダメンタル的にも買い優勢
⇒EU金融関係者は軒並みタカ派的な発言が相次ぐ(利上げ示唆)
⇒年初来高値を更新し、上昇トレンドを形成
⇒2022年度高値(148.30円台)超えも想定
・想定レートは「165.00円~169.20円」
⇒英国経済のリセッション懸念後退
⇒利上げ余地も残っており、ユーロ同様に買い目線継続
⇒今週は英国雇用統計、英国消費者物価指数の結果に要注目
・想定レートは「88.50円~90.50円」
⇒上値は90円台が重い印象、直近で3回定着に失敗している
⇒ただし先述の通り日銀が金融緩和継続を示したことで、対円では下落リスクが後退しており、各レジサポラインまで引き付けてのトレードを狙いたい
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