欧州通貨急騰!ユーロドル・ポンドドル FX相場分析【2020/03/30~04/03】

本記事では、ユーロドル・ポンドドルについて来週1週間の相場がどうなるか相場分析しましたので、一緒に確認してみましょう。

また先週1週間の振り返りとドル円・ゴールドの相場分析に関しては、別の記事にまとめていますので、よろしければ確認してみてください。

詳細記事:【FX相場分析】2020/03/30~04/03 ドル円・ゴールド【RCI活用】

ユーロドル 相場分析 買いも売りも狙える相場

買いも売りもどちらも狙える相場

注目点はフィボナッチ・リトレースメントの「61.8ライン」

日足 フィボナッチの61.8%ラインを意識する

それではユーロドルの日足チャートを確認しましょう。

2020年3月29日時点のユーロドルの日足チャート

ユーロドル(日足チャート):2020/3/29

先週はドル需要が落ち着いたことにより、ユーロが買い戻される展開で最終的には「1.11366」で引けています。

先週は1週間連続で陽線となっており買いの勢いは非常に強いです。

上位足である「週足」が下目線ではありますが、日足レベルの買いの強さを考えると安易にショートはし辛い状況です。

RCIを確認しても短期線が中期線・長期線をゴールデンクロスしており、「80ライン」に到達間近です。

「80ライン」到達後の値動きを見て、ショートを考慮したいところです。正直ユーロ自体はあまり積極的に買いたくはないので、基本はショートを狙いたい。

個人的にはフィボナッチ・リトレースメントの「61.8ライン」のある「1.12000」~水平ラインのある「1.12500」の間でショートを考慮しています。

フィボナッチに関する記事はこちらからどうぞ。

記事:【フィボナッチ】勝てるおすすめのテクニカル分析【FX】

4時間足 週明けの値動きに要注意

続いてユーロドルの4時間足チャートを確認しましょう。

2020年3月29日時点のユーロドルの4時間足チャート

ユーロドル(4時間足チャート):2020/3/29

4時間足では下降トレンドが崩壊し、上昇トレンドを構築しています。

フィボナッチ・リトレースメントの「61.8ライン」で揉んで、買いの勢いが落ち着くまたはトレンド崩壊が確認できたら、ショートをしたいところです。

RCIは短期線が80ラインを下抜けたところですが、その後水平になっているので再上昇の可能性もあります。ただ長期線をデッドクロスしに行く可能性もあるので、今の状況では判断が難しい位置にいます。

注意点としては、「61.8ライン」もあっさりと抜けて上昇するようなら、個人的にはユーロドルについては直近高値のラインである「1.14~1.15」ラインまで戻すのは十分に考えられます。

その場合は買いで付いていくのもありです。ラインを抜けてからの買いエントリーでも「100~200pips」の利益は期待できます。

まずは週明けのユーロドルの値動きを確認して、取引を狙いたいところです。

・フィボナッチ・リトレースメントの「61.8ライン」を抜けるか週明けの値動きに注目。
・あっさり上に抜けるようなら、買いエントリーで上昇トレンドに付いていく。ターゲットは「1.14~1.15」ライン。
・揉むようなら「1.12000~1.12500」で売りエントリーを仕掛ける。ターゲットは「1.08~1.09」ライン。

ポンドドル 相場分析 暴落時の半値戻し達成

二週間前の急落分は先週1週間の上昇で帳消しに
ポンドはファンダメンタルズから背景を確認してのトレードになる

日足 ファンダメンタルを確認してのトレードとなる

それではポンドドルの日足チャートを確認しましょう。

2020年3月29日時点のポンドドルの日足チャート

ポンドドル(日足チャート):2020/3/29

先週1週間でなんと「1000pips」近くの上昇を達成しています。

直近高値から、暴落した下値をフィボナッチ・リトレースメントで確認すると丁度半値戻しを達成した形となっています。

そのため、正直にいうと買いの勢いを考慮すれば押し目買いですが、RCIも短期線が80ラインにタッチしたところなので、まずはこのラインでの値動きを見極めたいのが正直なところ。

ポンドの場合は、意図していないニュースで暴落したり急騰したりするので、上にも下にも行きやすい今の様な中間地点では、安易にポジションを取るのは危険でしょう。

週明けの値動きに注目しましょう。

4時間足 フィボナッチの50.0%ラインでの値動きを確認して売買を判断

続いてポンドドルの4時間足チャートを確認しましょう。

2020年3月29日時点のポンドドルの4時間足チャート

ポンドドル(4時間足チャート):2020/3/29

非常にきれいな上昇トレンドを形成中。まずはフィボナッチ・リトレースメントの「50.0」ラインでどうなるか週明けの値動きに期待。

RCIは短期線・中期線が80ライン以上で推移、長期線も80ラインに向けて上昇中。圧倒的な買い目線。

しかしながらRSIはやや買われ過ぎを示す70オーバー、筆者としてはRSIが80をタッチ後にRCIの短期戦が80ラインを下抜けるようなら、売りを検討したいところです。

上手くいけば「1.19」ラインまでの下落は十分に見込めますし、この地点であれば「500pips」以上の利益を狙るでしょう。

フィボナッチのラインを手掛かりにトレード
日足レベルでは戻り売りのタイミングを模索したいが、買いの勢いが強い点に注意
4時間足レベルでは、そろそろ売りの調整が見込める。RSIが80付近でRCIの短期線が80ラインを下抜けるタイミングで売りエントリーを仕掛けたい

まとめ

最後のこの記事のまとめを記載しておきます。

・長期的には下落トレンドを形成している。
・ただしユーロドル、ポンドドルともに日足レベルで値動きが激しい点に注意、そのため下落の戻りも激しいので損切はシビアに設定。
・フィボナッチのラインを意識してトレード、節目でRCI・RSIを利用してエントリータイミングを模索する。
・ユーロドルは買いも売りも検討、「61.8」ラインの値動き次第。上に抜けるなら買いで揉むようなら売りを仕掛けたい。
・ポンドドルは戻り売りを狙う、「1.25」や「1.27」辺りの値動き次第で仕掛けたい。
この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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