本記事では、ユーロドル・ポンドドルについて来週1週間の相場がどうなるか相場分析しましたので、一緒に確認してみましょう。
また先週1週間の振り返りとドル円・ゴールドの相場分析に関しては、別の記事にまとめていますので、よろしければ確認してみてください。
詳細記事:【FX相場分析】 2020/03/23~03/27 ドル円・ゴールド【RCI活用】
ユーロドル 相場分析 戻り売り路線継続
月足 2016年以来の安値も視野に入る
普段は確認しませんが、今回はまずユーロドルの月足チャートを確認しましょう。
ユーロドルについては、2018年初頭につけた「1.25000」から、着実に下げ続けているのがおわかり頂けると思います。
現在は「1.07000」付近にいますが、ここからもう一段下を見るとなると2016年末頃の「1.03500」がターゲットとなります。
現状「新型コロナ」の影響を特に強く受けている欧州については、来週1週間で「ネガティブ→ポジティブ」になるとは考え辛く、特に対ドルにおいて大きな反発を見込めません。
デイトレードにするにしても、長期的には下げ続けており、かつ今のファンダメンタルズを認識しておくと負けづらいトレードに繋がりますので、押さえておきましょう。
ファンダメンタルズ分析について紹介した記事はこちらからどうぞ。
詳細記事:【FX】ファンダメンタルズ分析を学んで勝ちトレーダーになる!【役立つ】
月足で見ると安値のターゲットは「1.03500」
日足 「1.08000ドル」の戻り売りを狙う
続いてユーロドルの日足チャートを確認しましょう。
直近の上昇の起点となった「1.08000」をあっさりと下抜けており、下落の強さが確認できます。
RCIを確認しても、短期線がデッドクロスをした後に「-80ライン」に張り付いており、中期線・長期線ともに下向きになっており、日足レベルでも下落トレンドが確認できます。
やや売られ過ぎ感はありますので、まずは戻りを待って可能であれば「1.08300」付近で売りエントリーを狙いたいところです。
そこまで上げそうになければ「1.07700」くらいから損切をシビアに設定して売りエントリーでも今の相場なら利益を狙えると考えています。
いずれにせよ、ユーロドルに関しては引き続き売り目線を継続することをオススメします。
1時間足 突っ込み売りは厳禁、あくまで戻りをじっくり待つ
続いてユーロドルの1時間足チャートを確認しましょう。
ユーロドルの1時間足チャートでは、「1.06500」で2回跳ね返しているのが確認できます。
1時間足レベルではまずはこの「1.06500」ラインがサポートラインとなります。
RCIを確認すると、ちょうど短期線が-80ラインを上抜けて、長期線をゴールデンクロスする形になっており、一先ずは上げそうな形で終えています。
週明けの値動きは読めませんが、素直に上げてくれるなら、日足レベルで確認したように「1.07700」~「1.08300」ラインでの戻り売りを狙いましょう。
長期足を見てもらうとわかるように、ユーロドルに関しては来週はあくまでも売りエントリーを基本戦略に立てましょう。
RCIを頼りに行う20pips前後のスキャルピング以外では買いエントリーをしない方が無難でしょう。
ポンドドル 相場分析 ユーロ同様に戻り売りを狙う
日足 大きな反発に注意
それでは引き続きポンドドルの相場分析を行いましょう。
ポンドドルの日足チャートです。
ポンドドルは先週に引き続き二週連続で最大「1000pips」近く下げています。
つまりこの二週間で最大の値幅は「約2000pips」下落したことになります。
流石に売られ過ぎているので、先週末には反発を見せましたが、それでも基本戦略としては戻り売りを狙うことになるでしょう。
ただし、ポンドに関しては周知の事実ですがボラティリティが他の通貨よりも大きいので、安易に戻り売りを狙うだけでは損失が拡大する可能性もありますので、注意をしましょう。
資金管理の重要性については、こちらの記事をご一読ください。
記事:【資金管理】FXで退場せずに稼ぎ続けるたった一つの方法【2%ルール】
RCIを確認しても短期線は-100近くに張り付いており、中期線・長期線も下向きで-80に近いことを考えると、このまま下げ続ける可能性も十分にあります。
しかし先に述べたようにポンドは値動きが激しいので反発もある程度はあると思います、一旦は日足レベルでは「1.19000」~「1.20000」ラインで売りエントリーのチャンスを窺いましょう。
1時間足 上限・下限付近の値動きには注意
続いてポンドドルの1時間足チャートを確認しましょう。
やや反発の兆候はあるものの、1時間足レベルだと下限を「1.14000」、上限を「1.19000」くらいに認識しておくと良いでしょう。
まぁ1時間足レベルで「500pips」の値幅を考慮しないといけない辺りポンドの恐ろしさがわかります。もちろん勝った時のリターンも大きいのでポンドは人気なんでしょう。
さてそう考えると現在の「1.16600」付近というのは丁度1時間足レベルで想定した下限と上限の中間に位置しているので、当分はスルーとなります。
週明けの値動きを様子見して、下落していくようならトレンドに乗って行く。上昇するようなら戻り売りのタイミングを推し量るようにしましょう。
買いでエントリーはする場合は、 RSIが20ライン付近かつRCIのゴールデンクロスを確認がでたタイミングのエントリーは利益が出る確率が高いので、慎重にいきましょう。
長期トレンドは見ての通り下落トレンドを形成しているので、大きなトレンドに逆らうトレードは基本的には止めておきましょう。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・ユーロドルは「1.07700」~「1.08300」での戻り売りを狙う
・ポンドドルは「1.19000」~「1.20000」での戻り売りを狙う
・買いエントリーはスキャルピングで条件が揃った時だけに留める、あくまで下落トレンドであることを覚えておく
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