また、先週（2024年1月29日～2月2日）のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧（期間：2024年2月5日～2024年2月9日）
●注目の経済指標一覧（2023年2月5日～2月9日）
2月5日週も週明け早々に要注目の経済指標が多く発表されます。特に以下の指標には要警戒です。
■2月5日（月）
・パウエルFRB議長質疑応答（利下げ時期、経済見通し）
・アメリカ・PMI（購買担当者景気指数・確報値） 01月
・アメリカ・ISM非製造業景気指数 01月
■2月6日（火）
・豪・中銀政策金利 02月
ドル円 来週の相場見通し（期間：2024年2月5日～2024年2月9日）
ドル円の1週間の値動き（2024/1/29-2/2）の画像
●1月29日週のドル円の値幅は最大で「約2.689円」となりました。
●先週比では、安値高値を下回るも終値は上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。（2週間ぶり）
●注目のFOMC＆パウエルFRB議長の会見内容はタカ派的な内容で、早期利下げ（3月）に慎重な姿勢が確認できました。
●週末の米雇用統計が予想を大きく上回る結果となり、この結果を受けて早期利下げ期待後退⇒米金利の急騰⇒ドル買いが強まり、雇用統計発表後は146円台ミドル⇒148円台ミドルまで約2円の上昇を見せての越週となっています。
ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像（2024/2/2終了時点）
【環境認識】
●146円付近で下げ渋ると週末に148円台まで急騰
●148円台後半をブレイクできるかがポイント
●日足RCIは短長期線が上向き、中期線が水平
【移動平均線】
現在レート：148.322円
5日移動平均線：147.329円
20日移動平均線：146.905円
50日移動平均線：145.597円
100日移動平均線：147.580円
200日移動平均線：144.628円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「147.00円～150.00円」：米FOMC・米雇用統計などのイベントを経て、米FOMCによる早期利下げ観測が後退しており、ファンダメンタル的にはドル買いが強まると想定されます。
そのため、日米の金融政策の違いから、基本的には買い目線でトレードを狙いつつ、直近は148円台後半を明確にブレイクできるかがポイントとなります。
このラインをブレイクした場合は、150円台到達を目指すことが想定されます。
ユーロ円 来週の相場見通し（期間：2024年2月5日～2024年2月9日）
ユーロ円の1週間の値動き（2024/1/29-2/2）の画像
●1月29日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.762円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。（2週間連続）
●今週は欧州の関係者から利下げ時期についてハト派的な発言が相次いだこともあり、弱い値動きを見せ、一時は158円台まで下落しました。
●一方で今週発表された欧州の経済指標は市場予想を上回る結果も見せており、最終的には対円では160円台を回復しての越週となっています。
ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像（2024/2/2終了時点）
【環境認識】
●直近の20日～100日MAはレジサポラインとして機能していない
●日足RCIは短長期線が上向き、中期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：160.013円
5日移動平均線：159.583円
20日移動平均線：159.930円
50日移動平均線：158.802円
100日移動平均線：158.981円
200日移動平均線：156.678円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「158.50円～162.00円」：欧州関係者からECBによる早期利下げを示唆するコメントも多く、対円では大きな上昇は見込めないと想定しています。テクニカル的にも各日足移動平均線が直近はレジサポラインとして機能しておらず、個人的には難しい相場と感じており、週明けトレードは様子見してチャンスを伺いたい。
ポンド円 来週の相場見通し（期間：2024年2月5日～2024年2月9日）
ポンド円の1週間の値動き（2024/1/29-2/2）の画像
●1月29日週のポンド円の値幅は最大で「約3.059円」となりました。
●先週比では、高値安値終値は下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。（2週間ぶり）
●注目の英中銀では、金利据え置き（事前の予想通り）、ベイリー英中銀総裁は現時点で利下げを実施する状況ではないことを示しました。
⇒このことから、市場は暫くの間は金利据え置きが続くと捉えられ、欧米と比較すると英中銀による利下げの開始時期が遅れると考えられています。
ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像（2024/2/2終了時点）
【環境認識】
●一時は20日MAを下抜けるも、185円台を割り込むことなく反発、再び5日・20日MAを上抜けています
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート：187.387円
5日移動平均線：187.025円
20日移動平均線：186.684円
50日移動平均線：184.555円
100日移動平均線：183.898円
200日移動平均線：181.592円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「186.50円～189.00円」：英中銀を経て、英中銀による早期利下げ観測は後退しており、ファンダメンタル的には買い目線を継続。テクニカル的にも20日MAを目安に買いエントリーを狙い、上値余地を探る展開（年初来高値の更新も視野に入る）となりそうです。
豪ドル円 来週の相場見通し（期間：2024年2月5日～2024年2月9日）
豪ドル円の1週間の値動き（2024/1/29-2/2）の画像
●1月29日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.196円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。（2週間連続）
●次週に豪中銀政策金利を控えており、早ければ5月に利下げ開始がされるとの見方も出てきます。（そのため積極的に買いづらい1週間でした）
豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像（2024/2/2終了時点）
【環境認識】
●一時は100日MAを下抜けて95円台ミドルまで下落
●週末は最終的に96円台後半まで反発
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート：96.598円
5日移動平均線：96.839円
20日移動平均線：97.091円
50日移動平均線：96.831円
100日移動平均線：96.285円
200日移動平均線：95.007円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「95.00円～98.00円」：今週は何と言っても豪中銀の結果に注目が集まります、特に声明内容の「金利の利下げ開始時期」に関する言及については要警戒です。
タカ派的内容であれば、98円台を目指し、ハト派的内容であれば200日MAを目指すことが想定されます。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「147.00円～150.00円」
⇒買い
・想定レートは「158.50円～162.00円」
⇒中立
・想定レートは「186.50円～189.00円」
⇒買い
・想定レートは「95.00円～98.00円」
⇒中立
※2月6日に予定されている豪中銀政策金利＆声明内容には要警戒！
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