【ドル安継続で戻り売り安定】ドル円・ダウ平均株価相場予測【2020.12.19】

この記事では、来週(2020年12月21日~12月25日)にかけてのドル円・NYダウ平均株価のチャート分析を解説します。

ダウ平均株価 相場見通し ~ワクチン接種開始、9000億ドル規模の追加経済対策期待でリスク選好ムードは継続~

アメリカでもワクチン接種が開始されました、加えて9000億ドル規模の追加経済対策の成立に向けての期待感でリスク選好ムードが続いています。

一方で新規感染者数は高止まりしており、過去最多人数を更新している点は懸念材料です。

とは言いながらもワクチン接種が始まったことで、感染者数が減少してくるようだと、年内はこのまま株価は堅調な流れで推移すると想定されます。

日足チャート 徹底解説 ~20MAに沿った値動きで30,000ドルに定着、焦らずに押し目を待ちたい~

それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。

2020年12月19日時点のダウ平均株価の日足チャート

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

それでは、日足チャートから環境認識を行いましょう。

12月14日週の終値は「30,179ドル」での越週となっており、「30,000ドル」に定着しています。

移動平均線を見ると20MAを11月5日以降、一度も下回ることなく堅調に上昇していることが確認できます。80MA・200MAも緩やかに上向いており、上昇トレンドであることが確認できます。

RCIは短期線の勢いに陰りが見られるものの、中期線・長期線は上向いており、明確な反転のサインは確認できません。

以上を踏まえると、短期トレードで20MAにタッチで買いエントリー「数百ドル」の上昇を狙うのもありですが、あまり旨味があるとは思えないので、じっくりと押し目を待ちたいところ。

可能性は少ないですが、年末年始で薄商いとなったところで何か大きな動きがあると期待したいです。

・来週のNYダウ平均株価の想定レート
「29,000ドル~31,000ドル」:押し目買い狙い、焦らずじっくりと待つ

ドル円 相場見通し ~年内はドル安傾向は継続、下値余地を模索すると想定~

ドル円の1週間の値動き(2020/12/14-12/18)の値幅表

ドル円の1週間の値動き(2020/12/14-12/18)

今週のドル円は最大で「1.279円」の値動きとなりました。

注目されていた11月安値の「103.10円台」を割れて、一時は「102.80円台」まで下落するなどドル売りの流れは継続しています。

最終的には「103.270円」での越週となってはいますが、反発の上昇があっても結局は戻り売りの格好のターゲットとなっており、ジワジワと下落し続けている点は意識をしておきましょう。

毎週下落し続けているドル円の次のターゲットですが、コロナショックでつけた2020年最安値の「101.10円台」が目標となります。

今のドル安傾向は、少なくとも年内は変わらないでしょうから、引き続き戻り売りで最後まで利益を狙いたいところです。

12月21日週のドル円に関するイベント・経済指標は下記の通りです。

12月21日:米テスラ、S&P500種株価指数の構成銘柄に採用
12月22日:米GDP確報値(第3四半期)、米消費者信頼感指数 (12月)
12月23日:日銀議事録(10月28-29日開催分)、米個人所得支出 (11月)、米新規失業保険申請件数 (19日終了週)
12月24日:黒田日銀総裁、講演
12月25日:日本雇用統計(11月)
※24日は米国市場は短縮、25日は欧米・オセアニア市場は休場

日足チャート 徹底解説 ~20MAを背に戻り売り、年初来安値の101円台を目指す~

それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年12月19日時点のドル円の日足チャート画像

ドル円(日足チャート):2020/12/19時点

それでは、日足チャートで環境認識を行いましょう。

チャートを見れば一目瞭然ですが、下落トレンドを継続しています。

移動平均線は20MA、100MA、200MAすべてが下向いており、理想的なパーフェクトオーダー。安心して売りエントリーを実践できる形となっています。

一目均衡表の雲も下降雲が続いており、RCIも長期線が長い期間「ー80ライン」に張り付いており、ドル円は下落のシナリオしか考えられない状況です。

目先のトレード案としては、年内は20MAを背にした戻り売りが有力なトレードシナリオと想定できます。

12月17日に102円台に突っ込んだことからも、12月21日週は「103円台」→「102円台」にステージが移行することも想定しておきたいと考えています。

来週のドル円の想定レート
・「101.90円~104.10円」:圧倒的に売り優勢、20MAを目安に戻り売り狙い

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・押し目買い狙い、ただし焦らずじっくりと押し目を待つ
・想定レートは「29,000ドル~31,000ドル」
・圧倒的に売り優勢、テクニカル的にもファンダメンタル的にも戻り売りで利益を狙う相場
・想定レートは「101.90円~104.10円」

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この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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