また、先週(2021年9月13日~9月17日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~経済指標で右往左往もレンジ相場継続、FOMCの内容には要注意~
9月13日週のドル円の値幅は最大で「1.049円」となりました。
先週比で高値、安値は下回ったものの、終値は上回る結果となっていますね。
今週は「米8月消費者物価指数」の弱い結果などを受けて、一時は109.10円台まで弱含みの展開となるも、結局は109円台は割れずに反発し、終わって見れば109.960円での越週ということでレンジブレイクとはなりませんでした。
やはり来週に控えた「FOMC」を前に、市場参加者も様子見姿勢が強く、大きなトレンドは発生しにく印象でした。
ちなみに米国株が下落しており、リスク回避ムードの高まりがありますが、これは「円高ドル高」となっており、今のところドル円に関しては影響は限定的です。
そんなドル円に関する9月20日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
メインイベントは「FOMC」なわけですが、ここでの結果がトレンドを形成してくれることを期待したいと思います。やはりトレンドに乗った方が利益が伸ばしやすいので・・・
9月22日:日銀政策金利9月、黒田日銀総裁記者会見
9月23日:米FOMC発表、パウエルFRB議長記者会見、経済予測公表
9月24日:日本・消費者物価指数 08月
米FRBオンラインイベント開催(パウエルFRB議長・クラリダFRB副議長参加)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・レンジ相場継続
・20MA~100MAが狭い価格帯に集中しており、レンジ相場を示唆
・RCIは短期、長期線が上向き。中期線が下向きと方向感に欠ける
【移動平均線】
現在レート:109.960円
20日移動平均線:109.845円
50日移動平均線:109.871円
100日移動平均線:109.816円
200日移動平均線:108.118円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
来週に関しては、結局はFOMCの結果次第であることは否めませんね。ハト派的内容なら売り優勢になるし、タカ派的内容なら買い優勢といった具合です。
今のところはタカ派的内容になる可能性が高いようですが、こればかりは不確定事項ですから、結果待ちです。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「108.50円~111.50円」:週明けはレンジ相場継続でしょう。FOMCで利上げ観測が強まるか、後退するかでトレードのシナリオは大きく変わる。レンジブレイクに期待したい。
ユーロ円 相場見通し ~リスク回避ムードの強まりを受けて、引き続きユーロは下落を想定~
9月13日週のユーロ円の値幅は最大で「1.589円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを下回る結果となっています。
先日のラガルド総裁によるハト派的内容に加えて、複数の高官からもハト派的な見解が発言されるなどEUの利上げ観測の後退しています。
加えて中国不動産リスクによるリスク回避ムードの高まりなどユーロ安・円高の流れは続きそうです。
そんなユーロ円に関する9月20日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
9月22日:ユーロ・消費者信頼感指数(速報値) 09月
9月23日:ユーロ・非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値) 09月、
ユーロ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値) 09月
9月24日:ドイツ・Ifo景況感指数 09月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き
・20日、200日移動平均線を下抜ける
・RCIは短期、中期線が下向く。長期線は水平で目先は売りを示唆。
【移動平均線】
現在レート:128.936円
20日移動平均線:129.658円
50日移動平均線:129.584円
100日移動平均線:130.961円
200日移動平均線:129.640円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「127.90円~129.90円」:売り目線、各レジスタンスラインを目安に売りエントリーを狙う。
ポンド円 相場見通し ~リスクオフの煽りを受ける形でポンド円も弱含みの展開~
9月13日週のポンド円の値幅は最大で「2.021円」となりました。
先週比で高値を上回ったものの、安値と終値は下回る結果となっていますね。
週前半は強い「英・雇用統計」の結果を受けて、153円手前まで上昇しましたが、100日移動平均線に上値を抑え込まれる形で反落しています。
更に米国株が弱く、中国最大規模の不動産会社恒大集団の過剰債務問題など世界的なリスク回避ムードが高まると次第に円買いが強まったことで、ポンド円も大きく下値余地を拡大することとなりました。
そんなポンド円に関する8月20日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
9月24日:英国・GfK消費者信頼感調査 09月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネルの上限ブレイク失敗
・20日移動平均線を下抜けての越週
・RCIは短期、中期線が下向く。長期線は上向きで目先は売り優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:150.947円
20日移動平均線:151.409円
50日移動平均線:151.647円
100日移動平均線:152.758円
200日移動平均線:149.639円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「149.50円~152.30円」:売り目線。50日移動平均線や下落平行チャネルの上限など抵抗線まで引き付けての戻り売り狙いのトレードを想定。
豪ドル円 相場見通し ~弱い労働市場や中国不動産リスクで豪ドル円は短期トレンドも弱気に転換、再び80円割れ~
9月13日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.403円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てを下回る結果となっており、弱含みの1週間となっていますね。
豪・雇用統計8月の結果は失業率(予想5.0%→結果4.5%)は改善を見せるも、新規雇用(予想-8万人→結果14.63万人)と大きく悪化。
ロックダウンによる労働参加率の低下や中国のリスクなど、ファンダメンタル的なオーストラリアへの懸念材料が多くあります。
以上の理由からも、しばらくの間は上値の重い展開が想定されますね。
そんな豪ドル円に関する9月20日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネルの値動き継続
・20日移動平均線を下抜ける
・RCIは短期、中期線が下向く。長期線は水平で売り優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:79.873円
20日移動平均線:80.484円
50日移動平均線:80.659円
100日移動平均線:82.400円
200日移動平均線:82.188円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「78.80円~80.60円」:売り優勢。20日、50日移動平均線を目安に売りエントリーを狙って利益を伸ばす。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「108.50円~111.50円」:週明けはレンジを意識してトレード。FOMCは利上げ観測が高まるか後退するかを確認する。
・想定レートは「127.90円~129.90円」:20MA、50MA、200MAといったレジスタンスラインを目安に売りエントリーを狙う。
・想定レートは「149.50円~152.30円」:リスク回避ムードが強まるなら、下値余地は拡大する。売りエントリーで利益を伸ばしたい。
・想定レートは「78.80円~80.60円」:テクニカル的にもファンダメンタル的にも上値の重い展開が想定される。20MAや50MAいったレジスタンスラインを目安に売りエントリーを狙う。
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