また、先週（2024年7月8日～7月12日）のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧（期間：2024年7月15日～2024年7月19日）
■注目の経済指標一覧（2024年7月15日～7月19日）
月日週は要注目の経済指標が多く発表されます。
特に以下の指標の結果には警戒が必要です。
■7月16日（火）
・カナダ・消費者物価指数（CPI） 06月
・アメリカ・小売売上高 06月
■7月17日（水）
・NZ・消費者物価指数 第2四半期
・英国・消費者物価指数（CPI） 06月
■7月18日（木）
・ユーロ・ECB政策金利 07月、ラガルド総裁会見
今週の振り返り
■ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円の1週間の値動き（2024/7/8-7/12）の画像
週足陽線：－
週足陰線：ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円
■今週は米CPIの発表前後で相場が大きく変化した1週間となりました。
⇒【米CPI発表前】株価相場の強さもあり、リスクオン相場による円売り主導の状況となっており、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関しては年初来高値を更新するなど堅調な値動きを継続していました。
⇒【米CPI発表後】予想を下回る結果となったことで、米早期利下げ観測が再燃、更にそのタイミングで政府・日銀による「約3.5兆円規模の円買い為替介入（神田財務官はノーコメント）」の可能性が指摘されました。また、一部メディアでは、ユーロ円に対してレートチェックが行われたとの報道もありました。
これにより円買いが加速し、ドル円は161円台⇒157円台まで急落しています。その他のクロス円も軒並み高値圏から急落しています。
来週の相場見通し（期間：2024年7月15日～2024年7月19日）
ドル円（USD/JPY）
■ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像（2024/7/12終了時点）
【環境認識】
■短期相場は急落し、5日＆20日MAを明確に下抜ける
■一先ず50日MAで下げ止まる
■日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：157.834円
5日移動平均線：160.066円
20日移動平均線：160.023円
50日移動平均線：157.740円
100日移動平均線：154.773円
200日移動平均線：151.281円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のドル円の想定レート：「155.00円～160.00円」
■50日MAでサポートされるか、下方ブレイクするかに要注目。
※今年の3月下旬以降は50日MAを上回った状況で推移しています、今年のGWに実施された為替介入でも50日MAで下げ止まる。
■仮に下方ブレイクした場合、100日MAを目指して更なる下落を想定。一方で下げ渋って反発するようなら20日MAを目指すと想定しています。
ユーロ円（EUR/JPY）
■ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像（2024/7/12終了時点）
【環境認識】
■年初来の高値圏から20日MA付近まで急落
■日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：172.129円
5日移動平均線：173.638円
20日移動平均線：172.274円
50日移動平均線：170.304円
100日移動平均線：167.091円
200日移動平均線：163.418円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のユーロ円の想定レート：「170.30円～174.00円」
■7/15週はECB＆ラガルド総裁会見が予定されており、内容次第でユーロのボラティリティが拡大されることが見込まれます。
■事前予想では今回の会合では金利は維持（利下げ無し）となっており、ラガルド総裁の会見内容に注目が集まります。（今後の利下げ時期について言及するかどうか等）
■下値は最大で50日MA、上値は174円付近を想定しています。
ポンド円（GBP/JPY）
■ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像（2024/7/12終了時点）
【環境認識】
■208円台から一時は203円台後半まで下落
■20日MAでサポートされ、反発を確認
■日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート：205.009円
5日移動平均線：205.977円
20日移動平均線：203.782円
50日移動平均線：200.452円
100日移動平均線：195.962円
200日移動平均線：190.583円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のポンド円の想定レート：「203.70円～207.00円」
■高値圏から急落したものの、ドル円・ユーロ円と違い20日MAでサポートされて、約1円以上反発して越週しています。買い圧力は根強い印象です。
■また、7/17週に「英消費者物価指数」の発表が予定されており、結果次第で早期利下げ観測の浮上or後退⇒ポンド絡みのボラティリティ拡大が見込まれます。
■個人的には20日MAを目安に押し目買いを狙いつつ、英消費者物価指数の結果次第で売り買い柔軟に対応することを考えています。
豪ドル円（AUD/JPY）
■豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像（2024/7/12終了時点）
【環境認識】
■年初来の高値圏から急落するも、20日MAで下げ止まる
■日足RCIは短中期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート：107.074円
5日移動平均線：108.081円
20日移動平均線：107.026円
50日移動平均線：105.00円
100日移動平均線：102.087円
200日移動平均線：99.415円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週の豪ドル円の想定レート：「106.00円～108.50円」
■7/8週安値＋20日MA付近の値動きに要注意、下方ブレイクした場合は、50日MAを目指して下落することを想定。一方で反発する場合は、5日MAを目指して上昇することが想定されいます。
■基本的に豪ドルに関しては、日豪の金利・金融政策差もあり、長期的な目線で買いエントリーを考えています。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨の想定レート＆目線まとめ
・想定レートは「155.00円～160.00円」
⇒中立
・想定レートは「170.30円～174.00円」
⇒中立
・想定レートは「203.70円～207.00円」
⇒中立
・想定レートは「106.00円～108.50円」
⇒中立
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