【通商交渉合意でセルザファクト?】FXユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2020/12/27】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2020年12月28日から12月31日にかけての相場見通しを解説します。
先週の振り返りや、2020年12月28日から12月31日にかけてのドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
また、先週(2020年12月21日から12月25日)のユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ユーロ円 相場見通し ~英国との通商交渉は合意も、ユーロは高値更新成らず。~

ユーロ円の1週間の値動き(2020/12/21-12/25)

ユーロ円の1週間の値動き(2020/12/21-12/25)

今週のユーロ円は最大で「0.747円」の値動きとなりました。

12月21日週は、ついにEUと英国との通商交渉が合意に至ったことで、ポンドの連れ高を期待していましたが、底堅い値動きではあったものの、高値更新とはなりませんでした。

便利な言葉ですが、ある程度はこれまでの上昇で織り込み済みだったのでしょう。

むしろ、新型コロナの変異種の拡大による懸念であったり、クリスマスウィークということで、ポジション調整などもあり、上値の重さを再認識することになりました。

これまでEUと英国との通商交渉合意はユーロや特にポンド買いの後押しとなっていましたが、年末年始ということで「セルザファクト」となる様相を呈しています。

というか、既に一部の合意内容は再交渉もあるとの報道もありますので、きな臭い感じはあります。

週明けの値動き次第では、利益確定して年末年始は様子見するのもありでしょう。

12月28日週のユーロに関するイベント・経済指標は下記の通りです。

12月28日:ボクシングデー振替休日のため英国、欧州、オセアニア市場は休場
1月1日:世界の金融市場は休場

日足チャート 徹底解説 ~目先はやや売り優勢か、20MAでの値動きを見極める~

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2020年12月27日時点のユーロ円の日足チャート画像

ユーロ円(日足チャート):2020/12/27時点

それでは、日足チャートで環境認識を行いましょう。

12月2日以降は12月18日を除き、125円台後半から126円台半ばにかけての値動きとなっており、日足レベルでのレンジ相場となりつつあります。

移動平均線は20MAに支えられているものの、上昇の勢いに陰りが見えます。

RCIも短期線の勢いが弱まっており、目先は下落の傾向を示唆しています。短期的には126円台後半からの売りエントリーを狙ってみるのも面白いと感じています。

とは言え上昇平行チャネル内での値動きを継続しているため、中長期には押し目買い狙いのトレードとなります。

ただし、20MAタッチで一気に買うのではなく、年末年始の流動性の低下を考慮に入れて、上昇平行チャネル内の下限付近までは下値余地を想定した上で、段階的な買いエントリーを行いましょう。

今週のユーロ円の想定レート
・「125.00円~127.10円」:目先はやや売り優勢、中長期的には買い目線なので優位性のある買いエントリーポイントまで待つのもあり。

ポンド円 相場見通し ~通商交渉合意で急騰も、セルザファクト!~

ポンド円の1週間の値動き(2020/12/21-12/25)

ポンド円の1週間の値動き(2020/12/21-12/25)

12月21日週のポンド円は最大で「4.257円」とクリスマスウィークにも関わらず、大相場となりました。

しかも単純に上昇したわけではなく、上下に乱高下していますから、資金管理の重要性が身に染みる1週間となったはずです。

背景にはEUとの通商交渉が合意に至ったことが挙げられます。

合意への期待感、そして実際に合意との報道で大きく上昇したものの、クリスマス休暇を前にしたポジション調整の動きが強まる結果となり、ポンドは反落しました。

結果的には期待で買われてて事実で売られる(セルザファクト)の形になっています。

ただし、140.30円台での越週となっており、高値を狙いに行くには十分な位置にいるのも事実なので、年末とはいえ週明けのポンドの値動きには注目が集まります。

12月28日週のポンドに関するイベント・経済指標は下記の通りです。

12月31日:英EU離脱移行期間終了
1月1日:世界の金融市場は休場、英国の離脱に伴いEUとの新たな関係に移行

日足チャート 徹底解説 ~9月4日以来の終値140円台、140円台定着なるかに注目~

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2020年12月27日時点のポンド円の日足チャート画像

ポンド円(日足チャート):2020/12/27時点

それでは、日足チャートで環境認識を行いましょう。

まず事実として、終値が「140.373円」での越週となっており、これは終値ベースで9月4日以来の140円台となっています。

移動平均線は20MA・50MA・100MA・200MAが上向いており、買い目線となっています。

RCIは長期線が80ラインに張り付いており、短期線・中期線が上向いてくるようなら、移動平均線と合わせても積極的に買っていきたい相場となっています。

先述の通り、セルザファクトの様相はあるもののテクニカル分析的には押し目をキッチリと拾っていきたいところ。

クリスマス休暇を挟んでいるため、まずは週明けの値動きを見たいところではありますが、基本的には20MAから50MAを目安に段階的な押し目買いを狙うことになりそうです。

今週のポンド円の想定レート
・「138.00円~142.50円」:買い優勢、20MA・50MAと段階的に押し目買いを狙う

豪ドル円 相場見通し ~高値更新で強気相場を維持、短期的にも中期的にも上昇トレンドを継続~

2020年12月27日時点の豪ドル円の日足チャート画像

豪ドル円(日足チャート):2020/12/27時点

12月21日週の豪ドル円の値動きは最大で「1.351円」となりました。

先週と比較すると約2倍近い値動きとなりました。

週前半の豪ドル円は新型コロナの変異種による感染拡大に伴う規制強化などのリスク回避ムードの高まりで77円台半ばまで下落するも、その後はEUと英国との通商交渉合意によるリスク選好ムードにより反発。今週も2020年の最高値更新を果たしています。

「78.755円」での越週となっていることからも、79円台到達の可能性も十分にあることで、強気相場は継続しています。

12月28日週の豪ドルに関するイベント・経済指標は下記の通りです。

特になし

日足チャート 徹底解説 ~押し目買い路線は継続、78円台後半のレジスタンスライン攻略なるか?~

それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年12月27日時点の豪ドル円の日足チャート画像

豪ドル円(日足チャート):2020/12/27時点

それでは、日足チャートで環境認識を行いましょう。

現在のレートは「78.755円」となっています。この価格帯は、直近でも12月17日・18日に抵抗ラインとして機能していることが確認できる。

このラインを抜けれるかが目先のポイントとなります。

移動平均線は20MA・50MA・100MA・200MAといずれも上向いており、買い目線

RCIは中期線・長期線が90ラインん張り付いており、短期線も「0」ラインからの反発ということで買い目線

上記を踏まえると、78円台前半からの押し目買いを狙いつつ、78円台後半の値動きを見極めたいと考えています。

上げ渋るようなら決済し、次の機会を待ちます。抜けるようなら利益を伸ばしていきたいと思います。

今週の豪ドル円の想定レート
・「77.90円~80.00円」:買い優勢、78円台後半を抜けきれるかが焦点。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ユーロ円:短期は売り、中長期的には買い
・想定レートは「125.00円~127.10円」:じっくり戻りを待って優位性のあるトレードを狙う。
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「138.00円~142.50円」:20MA・50MAと段階的な押し目買い狙い。
・豪ドル円:買い優勢
・想定レートは「77.90円~80.00円」:目先は78円台後半を抜けきれるかが焦点。

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