【FX】初心者におすすめの簡単に勝てるテクニカル分析【RCI】

RCI説明用の画像
この記事では、あなたのこんな疑問を解決します!

・RCIってそもそも何?
・RCIの確認方法ってどうするの?
・RCIを活用してFX取引でどう勝つの?

FXのテクニカル分析手法には様々なものがあります。例えば移動平均線やボリンジャーバンドや一目均衡表などなど・・・挙げだしたらキリがありません。

そんなテクニカル分析の中で筆者イチオシのRCIって皆さんご存知でしょうか?

恐らくRCIよりRSI(似ていてややこしい)の方が見聞きしたり、実際に使用している人が多いのではないかと思います。筆者も今年に入るまではRCIの存在は知っていましたが実際にトレードにおいて使用はしていませんでした。

そんなちょっとマイナーなRCIですが、ある日Twitterを閲覧しているとRCIを使って大勝してる人を見かけ、筆者も実際にトレードに取り入れるとあれよあれよという間に結果も出て、これはかなり有用性があるのではいうことで紹介したいと思います。

また「RCI」と同じくらいFXのトレードで有用な「フィボナッチ」の記事も合わせて読めば、勝率アップが期待できますので、是非参考にしてみてください。

RCIってそもそも何?~RCIはオシレーター系のテクニカル分析手法~

そもそもRCIは「Rank Correlation Index」の略称で、順位相関係数と言います。「時間」と「価格」それぞれに順位付けを行い、両者に対する相関性を計算することで相場の傾向を捉えることを目的とした指標で、オシレーター系指標に分類されます。

なんだそれ?とお思いの方も多いと思います。言葉だけでは分かりづらいと思いますので、図を見ながら説明します。

2020/2/11時点のドル円(1時間足チャート)

ドル円(1時間足チャート):2020/2/11

さて上の図はドル円の日足チャートになります。ローソク足の表示がされているチャートの下にもう一つチャートがありますが、これがRCIです。

RCIチャートの右側のメモリは「ー80~80」で表示がされており、算出方法は下記の通りとなります。

RCI={1-6d/n(n^2-1)}×100

n:期間(パラメータより設定可能)※上の図では短期線を9日、中期線を26日、長期線を52日として設定しています。

d:日付順位と価格順位の差を二乗し合計した数値となる。

計算式を完全に理解するのは難しいですが、ここでは価格が上昇し続ければ80に近づき、下落し続ければ-80に近づくと理解しておけば大丈夫です。

RCIの確認方法ってどうするの?~確認方法がわかれば、手軽にエントリーポイントが判断できる~

RCIは先述のとおり、ある期間内における「上昇した期間」・「下落した期間」により計算されるため、基本的に次のように確認・判断することができます。(※ 設定するパラメータ期間によって変わる点に注意)

  • ①買われ過ぎポイント
  • ②売られ過ぎポイント
RCIの解説用のチャート画像①

上の図の①のポイントのようにRCIが80を上回る水準に到達すると買われ過ぎと判断でき、売りエントリーを仕掛ける目安となります。実際にその後のチャートを確認すると下降に転じています。

そして逆の場合で②のポイントのようにRCIが-80を下回る水準に到達すると売られ過ぎと判断でき、買いエントリーの目安となります。実際にその後のチャートを確認すると、上昇を始めています。

また、RCIが0付近を行ったり来たりするような場合は、レンジ相場となっている場合が多いです。

どんなテクニカル分析も万能ではない

RCIの確認方法からもわかるよう、RCIはエントリーポイントの確認がシンプルでわかりやすいという点です、しかしながらどんなテクニカル分析にも弱点はあります。

弱点を理解しておくことで、FX取引で負ける可能性を減らすことに繋がるので、是非覚えておきましょう。

RCIのデメリット

価格が上昇や下降を続けた場合、RCIは100%または-100%に近い位置で横ばいになります。このような強いトレンドを形成している時は、RCIが「買われ過ぎ(売られ過ぎ)」の範囲に到達していても、逆張りを行うのは危険です。

それはなぜかと言うとRCIは価格の値幅については一切考慮がされておらず、これがデメリットとなり得ます。相場はひとたび強いトレンドが発生すると、上昇し続けることがしばしばあります。その際は安易に逆張りをすると痛い目を見ます。

実際に下記の図をご覧ください。これは2020/2/18からのドル円の1時間足のチャートになります。しばらく109.70~110.0円をウロウロしていたこともあり、筆者は「流石に上げ過ぎだ、RCIも80超えてるし、ドル円なら戻りもあるだろう」と安易に考え、売りでエントリーをしてロスカットをくらいましたので強く注意をしましょう。(自分への戒めでもあります)

RCIの解説用のチャート画像②

RCIを活用してFX取引でどう勝つの?

ここまで見てきて頂ければわかるように、RCIのメリットはエントリーポイントがシンプルでわかりやすいという点です。

ただしエントリーポイントを押さえることができるだけでは、FXでは勝てません。

FXで大事なのは利益を確定させることです。そして勝ちトレードを継続することが大切です。

あなたもこんな経験はないでしょうか?

最初は含み益が出ていたのに、利益確定のタイミングがわからず気づけは含み損になっていた・・・

もっと利益を伸ばせると考えていたら、含み益が減ってしまった。

そうです!FXで勝つには、決済タイミングを図ることも大きなポイントとなります。

そして、「RCI」は決済ロジックとしても優秀なのです。

RCIのメリット

先述のとおり、±80のRCIのラインの動きから正確に逆張りエントリーのタイミングを割り出すことができます。(※順張り時のトレードについては応用編で紹介します。)

また利益確定の時の判断にも使えます。例えば-80のラインから上昇の傾向を確認したら、買いでエントリー。その後RCIがプラス80のラインまで来たら利益確定。または相場によっては再度-80のラインで戻ってくることもあり得ます。その際は微益撤退や損切をして、致命傷となることを防ぐことができます。

エントリータイミングを見図るのと同じくらい決済タイミングも重要なので、この点に活用できるのも大きな強みと言えます。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・RCIは「Rank Colletion Index」、順位相関係数と言う
・RCIは「時間」と「価格」を順位付けて算出する、値幅は一切考慮に入らない
・RCIはオシレーター系のテクニカル分析
・RCIはエントリータイミングがシンプル
・RCIは決済ロジックにも使える
この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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