【FX】上昇トレンド継続なるか?ユーロ円・ポンド円相場予測【2020/8/3~7】

本記事では、ユーロ円・ポンド円について、2020年8月3日から8月7日にかけての相場見通しを解説します。
先週の振り返りや、ドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
記事:【FX】米雇用統計ウィークでドル安加速?ドル円・NYダウ相場予測【2020/8/3~7】
また、先週のユーロ円・ポンド円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
記事:【FX】EU復興基金合意でユーロが主役!ユーロ円・ポンド円相場予測【2020/7/27~31】

ユーロ円 相場見通し ~6月高値更新で上昇トレンド継続!上値余地を模索する展開~

先週のユーロですが、引き続きEU復興基金案の合意成立を背景とした欧州経済対する期待感からユーロが買われる展開が続きました。

更にドルインデックスが大幅に下落していることからも分かる通り、米ドルの一人負け状態だった点もユーロ買いの後押しとなっています。

新型コロナウイルスの感染再拡大や米中対立の激化などリスクオフ要因があるとはいえ、基本的にユーロは上値余地を模索する展開となるでしょう。

また米国雇用統計ウィークであり重要な経済指標がある点を認識した上で、取引を行う必要があります。

日足 ~トレンドラインに沿った押し目買いを狙う~

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月2日時点のユーロ円の日足チャート

ユーロ円(日足チャート):2020/8/2

ユーロ円ですが上昇トレンドが継続していることを確認できます。

先週も「☆1」のポイントで押し目買いのチャンスがありました。仮に123円前半で買えていたら「150~200pips」ほどの利益を稼ぐことができています。

また125円タッチで反落したものの、6月高値の「☆2」のポイントも超えていることから、更なる上値を模索する展開となります。

他のテクニカル指標を確認しておくと移動平均線を見ても短期線が中期線・長期線をゴールデンクロスしています。一方でRCIは短期線が中期線・長期線をデッドクロスしているものの、短期線が横向いていることから下落の力は弱いことが確認できます。

ファンダメンタルズ分析的には円高要因となり得る要素はありつつも、下落してトレンドラインにタッチするようなら、むしろ押し目買いのチャンスと捉えることもできます。

引き続いてユーロ円に関しては押し目買い狙いのトレードを行うことを想定します。

ユーロ円の予想想定レート
・「123.50円~126.00円」:買い優勢、トレンドラインに沿った押し目買いを狙う

4時間足 ~短期トレードなら節目の売りエントリーもありか?~

それでは、ユーロ円の4時間足チャートを確認しましょう。

2020年8月2日時点ユーロ円の4時間足チャート

ユーロ円(4時間足チャート):2020/8/2

4時間足で見ると、改めてこのトレンドラインが機能していることが確認できます。

直ぐ下には中期の移動平均線も付いてきており、サポートラインとして非常に機能しています。

基本的にはこのラインを目安にトレードをすることになります。

トレンドラインタッチまで待てない場合は、直近でレジスタンスラインとして機能していた124.150円付近での押し目買いを狙うのもありでしょう。

また売りエントリーの検討ですが、先週末に125円タッチで上髭を付けて反落していますが、これは月末だったこともあり、参考程度に留めておきましょう。

短期トレードで損切設定をシビアにした上での125円台の売りエントリーもありでしょうが、基本的にはトレンドには逆らわずに押し目買いを狙った方が無難でしょう。

いずれにしても月初め、週明けの値動きを確認したいところです。

ポンド円 相場見通し ~6月高値更新になるかに注目!節目の140円台到達なるか~

先週のポンド円は力強い上昇を見せました。

レジスタンスラインとして想定していたフィボナッチの61.8%ライン+200SMAのポイントを週末にあっさり突破し、一時「139円台」に到達。

その後は反落したものの、「138.522円」で1週間を終えています。

日足 ~押し目買い優勢も140円付近での値動きに注意~

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月2日時点のポンド円の日足チャート

ポンド円(日足チャート):2020/8/2

ユーロ円の上昇に乗せられて、ポンド円も上昇トレンドを継続しています。

先週に限って言えば、5日連続で陽線となっており、週末に関しては一時「2円」近くも上昇したことからポンドの強さを伺うことができます。

今週の注目ポイントは6月高値の「139.70円」を超えることができるのか、また節目の「140円」も視野に入っており、この辺りの値動きの攻防がポイントとなるでしょう。

ユーロとは違い、現在の価格レートがトレンドラインからは「約3円」も離れていることから、トレンドラインタッチでの押し目買いは、あまり狙える状況ではありません。

フィボナッチの61.8%ライン+200SMAのある「137円前半」での押し目買いを意識しつつトレードを行うようにしましょう。

ポンド円の予想想定レート
・「136.50円~140.50円」:買い優勢も節目の「140円」付近での値動きには要警戒

4時間足 ~週明けの値動きに注目、1度目の140円台到達時の売りエントリーもあり~

それでは、ポンド円の4時間足チャートを確認しましょう。

2020年8月2日時点のポンド円の4時間足チャート

ポンド円(4時間足チャート):2020/8/2

ポンド円は月末の急騰により、難しい位置にいます。

週明けは、値動きをしっかりと確認してからトレードを行うのが無難でしょう。

個人的にはフィボナッチの61.8%ラインまでは引き付けたいところですが、このまま上昇することも十分に考えられます。

押し目を作らずに上昇が継続した場合は一度目の140円に到達時に短期的な売りエントリーも検討の余地があると想定しています。

損切設定はした上でのトレードとなりますが、140円台では売りも想定されますので勝負をするのも有りではないかなと考えます。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

今週は米国雇用統計ウィークで、重要な経済指標が連日発表される点に注意
・ユーロ円は押し目買いを狙う
・想定レートは「123.50円~126.00円」
・ポンド円は押し目買いを狙う、140円付近の値動きに要警戒
・想定レートは「136.50円~140.50円」

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