ダウ平均株価 相場見通し ~上昇トレンド・短期移動平均線を下抜ける~
今週のダウ平均株価は、何と言ってもコロナショックの大暴落から反転を見せた上昇トレンドを下抜けた点に注目する必要があるでしょう。
このトレンドラインを根拠に積極的な買いを仕掛けることで、約半年間勝ち続けることができましたが、もう通用はしません。
もちろん上昇トレンドラインが割れたので、下落トレンドで売り一辺倒で勝てるわけでもなく、サポートラインとして意識できそうなラインがいくつもあります。
ただ短期的には、ある程度の下値余地を模索した上でのトレードが要求されるのは間違いなく、その水準を見極めることが来週以降のダウ平均株価で利益を出すための早道となります。
日足チャート 徹底解説 ~下値余地は長期移動平均線の26000ドルラインまでを想定~
それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。
ダウ平均株価の値動きを日足チャートで確認すると、上昇トレンドラインを割り込んで点、そして短期移動平均線を割り込んだあと上値を押さえつけられている点、また27000ドル台前半では底堅い値動きとなっている点の3点が確認できます。
基本的に上昇トレンドラインを割り込んだから、戻り売りだけを狙えばいいというわけではないと考えています。
チャート図の「☆1」のポイント付近には中期・長期移動平均線やフィボナッチの23.6%ラインなどサポートラインとして認識されそうなポイントが控えています。
筆者としては、このラインを現状の下値余地の下限と考えており、この水準までを意識してトレード行います。
以上の理由から価格幅を「26000ドル~29000ドル」と認識した場合には、短期移動平均線付近の28000ドル台からは戻り売りを狙い、26000ドル台からは買いで入るイメージで来週のトレードシナリオを想定しています。
・「26,000ドル~29,000ドル」:売り買い柔軟に対応
ドル円 相場見通し ~今週は値動き乏しく方向感に欠ける、来週のFOMCに期待~
今週のドル円の値動きは最大で「0.595円」となっています。今週はメインイベントがECBで欧州系通貨が主役だったとはいえ、寂しい値動きです。
来週は繰り返しとなりますが、「FOMC」や「自民党総裁選」などドル円に影響を及ぼすイベントが予定されています。
特に15日・16日に開催される「FOMC」について金利についての言及次第ではドル円の値動きが大きくなることが想定されるので、要注意でしょう。
14日の「自民党総裁選」についても菅官房長官が優位な状況であり、濃厚とされています。菅官房長官になれば、すでに市場は織り込み済みですが、大方の予想を裏切り菅官房長官以外の候補者になった場合は注意が必要です。
可能性は低いでしょうが、気に留めておいて損はないでしょう。
ファンダメンタルズ分析的には大きな値動きが想定されます、次のステップではテクニカル分析的にドル円がどうなるかを分析します。
また、先週のドル円の相場予測に関する記事は下記からご一読頂けます。
記事:【FX】ハイテク株が大暴落!ドル円・NYダウ相場予測【2020/9/7~11】
日足チャート 徹底解説 ~105円から107円のレンジ相場を形成、レンジを意識したトレードを心掛ける~
それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。
ドル円の日足チャートを見ると、8月から1か月以上「105円から107円」でのレンジ内での値動きが確認できます。
また上値は切り下がり、下値は切り上がっており、値動きがどんどん狭まっています。
下降トレンドライン・上昇トレンドラインで三角保ち合いを形成しており、ブレイク狙いのトレードも想定に入ります。
ただ15日・16日にかけて行われるFOMCまでは、「106.50円から107.00円」での戻り売りが鉄板であると考えています。
根拠としては下落トレンドライン、RCIも短期線が中期線をデッドクロスしている点などが挙げられます。
それ以降はFOMCの結果を受けて、トレードをすることになりますが、週前半は106円台後半からの戻り売りを狙いつつ、105円台ミドルでは利益確定・及び買いエントリーを狙うことなります。
・「104.50円~107.00円」:週前半は106円台後半からの戻り売りを基本戦略とし、FOMC以降は結果次第で柔軟に対応する
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「26,000ドル~29,000ドル」
・想定レートは「104.50円~107.00円」
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