【ロビンフッダーvsヘッジファンドで大荒れ】FXドル円・ダウ平均株価相場予測【2021/1/30】

この記事では、来週(2021年2月1日~2月5日)にかけてのドル円・NYダウ平均株価のチャート分析を解説します。

ダウ平均株価 相場見通し ~ロビンフッダーVSヘッジファンドで相場は大荒れ、2020年12月以来の終値30,000ドル割れ~

ダウ平均株価の1週間の値動き(2021/1/25-1/29)の画像

ダウ平均株価の1週間の値動き(2021/1/25-1/29)

1月25日週のダウ平均株価の値幅は最大で「1265.1ドル」となりました。

先週比で高値・安値・終値を下回っており、特に安値・終値は1000ドル以上の下落幅となっています。

終値では2020年12月以来の30,000ドルを割り込み「29,982.6ドル」での越週です。

今週は米企業決算が集中していことでボラティリティが拡大したというよりは、個人投資家(通称:ロビンフッダー)とヘッジファンドの攻防が値動きを荒くしたと言えます。

ロビンフッダーとは?
・米国のロビンフッド証券が提供するスマホの株式取引アプリ「ロビンフッド」で売買を行う個人投資家のことを指します。
1人あたりの投資額は少額ですが、新型コロナウイルスの影響で在宅を余儀なくされた若者を中心に爆発的な増加を見せており、株価を動かす要因とされています。
ロビンフッダーたちは、SNSを通じて情報交換を行い結託することで、ヘッジファンドの特定のショートポジションを狩りにいくわけです。
ロビンフッダーたちが特定株を買うことで価格が上昇すると、ショート(売りポジション)しているヘッジファンドにマージンコールが掛かり、買い戻せざるを得なくなり、更に価格が急騰するというわけです。
今回対象となったのは、「ゲームストップ(GME)」という、米国の大手ゲームソフト企業です。直近の「ゲームストップ」の日足チャートがこちら。
2021年1月30日時点のゲームストップの日足チャート画像

ゲームストップ日足チャート:TradingView

ビットコイン投資家も驚きの、狂った値動きであることが確認できますね。

今年の1月中旬ごろまでは「20ドル」で推移していましたが、1月22日から相場は激変。

1月28日は高値が「483ドル」、安値が「112.25ドル」と驚異的なボラティリティを示しており、狂乱相場になっています。

このような投機的な取引を巡る問題での混乱を嫌ったNYダウは週末に大きく下落したというわけです。

来週以降も引き続き「ロビンフッダーvsヘッジファンド」に関する報道には目を離せそうにはありませんし、ボラティリティの拡大が予想されますので資金管理には十分に注意をしておきましょう。

日足チャート 徹底解説 ~2020年3月24日から続く上昇トレンドの崩壊の可能性あり~

それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。

2021年1月30日時点のダウ平均株価の日足チャート画像

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

環境認識を行います。

・上昇平行チャネル内の値動き
・日足20MA(赤)、50MA(青)を割り込み、短期的には売り優勢
・上昇平行チャネルの下限+日足100MA(紫)でサポートされるかに注目
上記を踏まえると、2月1日週のポイントは「上昇平行チャネル内での値動きが維持されるのか?」です。
今回「ロビンフッダーVSヘッジファンド」で起きた相場の混乱による下落が、調整下落なのかそれとも中長期的な相場の流れを変えるものなのかを見極める必要があります。
奇しくも上昇平行チャネルの下限+日足100MA(紫)が「29,000ドル」ラインに位置しており、目先のターゲットはこのラインになるでしょう。
このラインで揉み合うようなら打診買いを狙いつつも、日足200MA(緑)までは下値余地を想定しておくと良いでしょう。
一方で短期トレード狙いであれば、「30,500ドル」からの戻り売りを狙うのも手ですね。
相場の混乱は一時的なものだとしても、即座に解消されるようなものでもなく、短期の戻り売りは利益の確保が期待できそうです。
・来週のNYダウ平均株価の想定レート
「27,500ドル~30,500ドル」:売り優勢、日足20MAを目安に戻り売り狙い。中長期的にホールドできる人は日足100MAや日足200MA到達で段階的に買うのもあり。

ドル円 相場見通し ~株安でリスク回避よるドル高→ドル円も一時105円手前まで上昇、来週は米国雇用統計ウィーク~

ドル円の1週間の値動き(2021/1/25-1/29)の画像

ドル円の1週間の値動き(2021/1/25-1/29)

1月25日週のドル円の値幅は最大で「1.385円」となりました。

先週比で高値・安値・終値を上回る結果となっています。特に高値に関しては2020年11月16に以来の「104.90円台」まで上昇し、「105円台」に迫るなど非常に力強い値動きとなりました。

背景には、先述の株式市場の混乱によりリスク回避ムードが高まり、ドル高となったことが挙げられます。

来週は心理的節目である「105.00円」や日足200MAにチャレンジする形となります。

そしてその材料になり得るのが、「米国雇用統計」です。

米国雇用統計の結果次第では一層のドル高も期待でき、長く続いた下落トレンドから転換確定となる可能性も十分にありますので注目したいところです。

2月1日週のドル円に関するイベント・経済指標は下記の通りです。

2月1日:米ISM製造業景気指数(1月)
2月3日:米ADP雇用者数(1月)、米ISM非製造業景気指数(1月)
2月4日:米製造業受注(12月)、米新規失業保険申請件数 (30日終了週)
2月5日:米雇用統計(1月)、米貿易収支(12月)

日足チャート 徹底解説 ~短期的には買い目線、2か月半ぶりの105円台を目指す~

それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2021年1月30日時点のドル円日足チャート画像

ドル円(日足チャート):2021/1/30時点

環境認識を行います。

・日足20MAを起点として、日足50MA・100MAを上抜け
・短期的には上昇トレンド発生、RCIも短期線・中期線・長期戦の全てが上向き
・心理的節目105円、日足200MA(105.50-60円)を試す展開
上記を踏まえると、短期的には買い目線となります。
日足50MA(紫)を目安に押し目買いを狙いたいところです。
ターゲットは2つあり、まずは心理的節目である「105円」。このラインを上抜けする力があるかは確認したいポイントでしょう。
仮に上抜けた場合は、中長期的な下落トレンドの戻り売りポイントでもある日足200MA(緑:105.50-60円)を目指すことになります。
逆に105円台付近で揉み合うようなら、売りエントリーを狙うのもありですね。105円台で売りエントリー、日足200MAを上抜けで損切としておけば、リスクリワード比を考慮しても悪くないトレードが期待できます。
来週のドル円の想定レート
・「103.70円~105.50円」:買い目線、ただし心理的節目である「105円」や日足200MA(105.50-60円)での値動き次第では売りエントリーも視野に入る

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・株式市場の混乱を嫌い売り目線を継続、中長期的な買いエントリーを狙う人は日足100MAや日足200MAで段階的に買っておくのもあり。
・想定レートは「27,500ドル~30,500ドル」
・短期的には買い目線、心理的節目である「105円」付近の攻防に注目。日足200MA(105.50-60円)を上値余地として想定。
・想定レートは「103.70円~105.50円」

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この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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