先週の振り返りや、2021年2月1日から2月5日にかけてのドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
また、先週(2021年1月25日から1月29日)のユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ユーロ円 相場見通し ~EU自体は厳しい状況が続くが、円売りでユーロ円は上昇~
1月25日週のユーロ円の値幅は最大で「1.745円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となり、堅調な値動きとなりました。
週前半のユーロは冴えない値動きとなりましたが、週後半にはEU圏の各国の第4四半期GDPが予想よりも悪化せず、ドイツの雇用統計も良好な結果だったことからも、ユーロが買われる展開となり、最終的には1月11日以来の127円に復活しています。
ただし、引き続きユーロは買いなのかという、非常に判断が難しいところです。
というのもユーロはワクチン接種の遅れやロックダウンの長期化リスクがあり、定期的に欧州の関係者がユーロ高の牽制発言を行っていることからも、すんなり上昇するとは考え辛いというのが正直なところです。
まずは直近の経済指標などでEUの経済的な影響がどの程度あるかを確認する作業になるかなと考えています。
2月1日週のユーロに関するイベント・経済指標は下記の通りです。
2月2日:ユーロ圏GDP速報値(第4四半期)
2月4日:ECB経済報告
日足チャート 徹底解説 ~テクニカル的には押し目買いを推奨~
それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。
日足チャートを元に環境認識を行います。
・「126.00円~128.00円」:買い目線、日足20MAを目安に買いエントリーを模索。
ポンド円 相場見通し ~上昇トレンド継続、2020年最高値更新を目指す~
1月25日週のポンド円の値幅は最大で「2.667円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっています。
高値に関しては、一時144円台に迫る「143.90円台」まで上昇しており、先週に引き続いて非常に強い値動きとなっていることが確認できた1週間となりました。
現在のレートである「143円台」はコロナショック前とほぼ同じ水準まで戻っており、更なる高値の2020年最高値更新を狙うことも想定されます。
2月1日週のポンドに関するイベント・経済指標は下記の通りです。
2月5日:ベイリー英中銀総裁の講演
日足チャート 徹底解説 ~上昇トレンド継続、押し目買いを狙うトレードが続くも過熱感による調整に注意~
それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。
日足チャートを元に環境認識を行います。
ただし、日足20MAからは2円以上乖離しており、押し目買いのポイントは検討の余地があります。
・「142.00円~145.00円」:買い目線、現在のレートは日足20MAから乖離していることもあり、押し目買いのポイントは検討の余地あり。
豪ドル円 相場見通し ~80円付近での攻防は続く、買い一服で次の材料待ち~
1月25日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.446円」となりました。
先週比では高値は上回る結果となったものの、安値は下回っており、終値は実質同じと言える値動きとなりました。
他のクロス円と同様に週間の値幅は拡大しており、安値が下回っていることからも不安定な相場だったことが伺えます。
2月1日週の豪ドルに関するイベント・経済指標は下記の通りです。
2月4日:豪・貿易収支 12月
2月5日:豪・小売売上高 12月
日足チャート 徹底解説 ~三角保ち合いのブレイク狙い~
それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。
日足チャートを元に環境認識を行います。
・「79.00円~81.00円」:売り買い拮抗、三角保ち合いのブレイク待ち。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「126.00円~128.00円」:日足20MAを目安に買いエントリーを模索。
・想定レートは「142.00円~145.00円」:移動平均線はパーフェクトオーダー維持しており買いの強さを認識。現在のレートは日足20MAから2円以上乖離している点に注意。
・想定レートは「79.00円~81.00円」:三角保ち合いのブレイクを狙う、それまでは80円付近でレンジ相場を想定したトレード。
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