また、先週(2021年6月21日~6月25日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~年初来高値更新で堅調、来週末は米国雇用統計の結果に注目~
6月21日週のドル円の値幅は最大で「1.4円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、年初来高値も更新したことで堅調な値動きであることが確認できます。
複数のFRB理事による2022年の利上げ示唆や円売りなどもあり、ドル円は底堅い値動きが期待されます。
また、来週はISM製造業景況指数や米国雇用統計など重要な経済指標が控えており、ボラティリティ拡大も期待でき、コロナショック前の高値である112円台到達も想定できます。
そんなドル円に関する6月28日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
6月29日:日本雇用統計(5月)、米消費者信頼感指数(6月)
6月30日:米ADP雇用者数(6月)
7月1日:日銀短観(第2四半期)、米ISM製造業景気指数(6月)
7月2日:米雇用統計(5月)、米貿易収支(5月)、米製造業受注(5月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇トレンド継続
・移動平均線はパーフェクトオーダー維持
・RCIは短中長期線が「77~89ポイント」で推移しており、堅調さを示す
【移動平均線】
現在レート:110.775円
20日移動平均線:109.988円
50日移動平均線:109.302円
100日移動平均線:108.686円
200日移動平均線:106.546円
来週のドル円は買い目線でのトレードを想定しています。
上昇トレンドライン+20日移動平均線の重なりは押し目買いのポイントとしては申し分ないと考えます。
上記の情報を踏まえると、具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
ポイントは上値余地をのターゲットをどう設定するかですね。
今のところは2021年3月高値の「111.70円台」、2021年2月高値「112.20円台」を考えています。
・「109.90円~111.70円」:堅調な値動きを想定、サポートラインでの押し目買いを狙う。
ユーロ円 相場見通し ~130円台で反発、ただし円売りの要素が強い上昇である点に注意~
6月21日週のユーロ円の値幅は最大で「2.654円」となりました。
先週比で高値・安値を下回る結果となりましたが、終値は大きく上昇しており、先週の急落分の約6割を取り戻した形となります。
今週の反発は積極的なユーロ買いというよりかは円売りの要素が強く、来週以降の値動きはまだ不透明な状況と言えます。
そんなユーロ円に関する、6月28日週の注目のイベント・経済指標は下記の通りです。
7月2日:ラガルドECB総裁講演
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇平行チャネル内に復活
・50日移動平均線に沿った値動きで、132.50円台上値を抑えられる
・RCIは短期線が中期線をゴールデンクロスも中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:132.204円
20日移動平均線:132.841円
50日移動平均線:132.244円
100日移動平均線:130.712円
200日移動平均線:127.814円
来週のユーロ円は買い7売り3のイメージを想定しています。
一時は130円割れ寸前までいったユーロ円ですが、132円台前半まで回復しています。
レジサポラインとして機能しそうなポイントが複数あるため、売りエントリーポイントも買いエントリーポイントも模索したいと考えます。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「131.50円~133.50円」:RCIがゴールデンクロスしていることから、目先はやや買い優勢。
ポンド円 相場見通し ~ボラティリティ拡大で乱高下~
6月21日週のポンド円の値幅は最大で「3.842円」となりました。
先週比で高値、安値を下回る一方で終値は「1.73円」の大きく上回る値動きを見せました。
振り返ると、今週のポンド円は週前半と後半で値動きが一変する結果となりましたね。
まず週前半には、パウエルFRB議長が早期利上げに関して慎重な見通しを示したことで、株価も大反発しています。
相場はリスク選好ムードとなり、ポンド円も週半ばにかけて一時は155円台まで大反発となりました。
しかしながら、後半の英金融政策委員会では、英政策金利や資産購入枠などが据え置かれたことで、出口戦略を想定していた市場の予想を裏切り、ポンド売りが優勢となりました。
そんなポンドに関して、6月28日週の注目のイベント・経済指標は下記の通りです。
7月1日:ベイリー英中銀総裁講演
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇平行チャネルのセンターラインで反発
・20日移動平均線と50日移動平均線間での値動き
・RCIは短中長期線が下向きで売りを示唆
【移動平均線】
現在レート:153.756円
20日移動平均線:154.569円
50日移動平均線:153.384円
100日移動平均線:151.623円
200日移動平均線:145.239円
来週のポンド円は売り6、買い4のイメージを想定しています。
100日移動平均線+上昇平行チャネルのセンターラインでサポートされたものの、やはりRCIの短中長期線の向きは気になるポイントですね。
ボラティリティが拡大していることを考えると、売り買いどちらもレジサポラインに引き付けてのトレードが無難でしょう。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「151.50円~155.50円」:売り買い柔軟に対応。レジサポラインに引き付けてのトレードを心掛ける。
豪ドル円 相場見通し ~84円台を回復し、下値リスクは低減~
6月21日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.122円」となりました。
先週比で高値・安値を下回るも、終値は「1.7円」も上回る結果となっており、他のクロス円同様にリスク回避の巻き戻しでの上昇となっています。
82円台→84円台を回復したは良いものの、ここから更に85円台を上昇していくかには疑問符が付きます。先述の通り、豪ドルを積極的に買うというよりかは、円売りによる上昇の側面が強いですからね。
また、直近の豪ドル円は株価の上昇ともリンクしているので、株価の値動きにも注目したいところです。(※ダウ平均株価は「33,480ドルから34,433ドル」まで回復しています。)
そんな豪ドルに関する6月28日週の注目のイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・2021年3月以降は「82.00円~85.70円」のレンジ相場
・20日、50日移動平均線を上値を抑え込まれる
・RCIは短期線が上向き、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:84.101円
20日移動平均線:84.221円
50日移動平均線:84.341円
100日移動平均線:83.882円
200日移動平均線:80.575円
来週の豪ドル円は売り4、買い6のイメージを想定しています。
今年の3月以降は「82.00円~85.70円」のレンジ相場と捉えると、上限下限を意識してトレードを考慮したいところです。
ただし、目先は84円台で越週したことやRCIを見るに買いの方がやや優勢な印象を受けます。
上記の情報を踏まえると、具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「83.00円~85.00円」:売り買い柔軟に対応、レジサポラインに引き付けてのトレードを想定。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「109.90円~111.70円」:上値余地を模索する展開、コロナショック前の112円台も視野に入る。
・想定レートは「131.50円~133.50円」:20日移動平均線を上抜けできるかに注目。
・想定レートは「151.50円~155.50円」:やや売り優勢、レジサポラインに引き付けてのトレードを想定。
・想定レートは「83.00円~85.00円」:やや買い優勢、3月以降は「82.00円~85.70円」のレンジ相場。
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