また、先週(2023年10月23日~10月27日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年10月30日~2023年11月3日)
10月30日週は、特に31日以降は連日大型イベントが集中している1週間となっており、
非常に注目が集まっています。かなりの確率で相場が荒れる展開も予想されますが、特に注意が必要な指標・イベントとしては以下が挙げられます。
10月31日(火):『日本・日銀政策金利 10月、植田日銀総裁会見』
└ドル円を筆頭にクロス円に影響大
11月1日(水):『アメリカ・ADP雇用者数 10月』、『アメリカ・ISM製造業景気指数 10月』、『アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 11月』
└ドル円を筆頭にドルストレートに影響大
11月2日(木):『英国・英中銀政策金利 11月』
└ポンド円、ポンドドルに影響大
11月4日(金):『アメリカ・雇用統計 10月』、『アメリカ・ISM非製造業景気指数 10月』
└ドル円を筆頭にドルストレートに影響大
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年10月30日~2023年11月3日)
●10月23日週のドル円の値幅は最大で「約1.457円」となりました。
●先週比では、高値安値を上回るも、終値は下回る結果となりました。
└※年初来高値を更新。
●週足は陰線で確定しています。(3週間ぶり)
●今週のドル円は、米長期の上昇や米新築住宅販売件数の予想を上回る好結果を受けて、一時は150.70円台まで上昇(年初来高値更新)しました。しかし、150円台後半では伸び悩むと、次第に米金利低下や円買い為替介入の警戒感、次週の日銀会合&FOMCを睨み、利益確定売りに押されて、149円台半ばまで下落しての越週となっています。
【環境認識】
●20日MAに沿って上昇トレンドを維持
●直近は年初来高値を更新し、続伸余地を伸ばす
●日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:149.561円
5日移動平均線:149.935円
20日移動平均線:149.487円
50日移動平均線:148.161円
100日移動平均線:145.224円
200日移動平均線:139.873円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「148.00円~151.50円」:今週は日銀会合とFOMCという大注目のイベントが控えており、荒れた展開が想定されます。
テクニカル的には20日MAに沿った押し目買いが有力ですが、先述の金融イベントにおいて、サプライズがあったり、それ以外にも月末フローや多くの経済指標(米ISM製造業景況指数、米ADP雇用、米ISM非製造業景況指数、米雇用統計など)が発表され、ファンダメンタルに左右される1週間となりそうです。
大きな値動きが予想されるので、一度にエントリーを狙うのではなく、ロット数をコントロールしつつ複数回にエントリーすることでリスク分散するなどいつも以上に工夫しての立ち回りを意識すべきでしょう。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年10月30日~2023年11月3日)
●10月23日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.034円」となりました。
●先週比では高値安値を上回るも、終値は下回る結果となっていますね。
└※年初来高値を更新
●週足は陰線で確定しています。(2週間ぶり)
●週前半は欧米株や欧州債券の利回り上昇、ユーロ圏の消費者信頼感指数の予想を上回る結果などの後押しを受け、ユーロ買いが強まり一時ユーロ円は159.90円台まで上昇し年初来高値を更新しました。
●しかし、ECB理事会の政策金利の据え置き、ラガルド総裁の「ユーロ圏経済は弱く、年内は継続する見込み」や「インフレは近いうちに低下するだろう」とのハト派的発言もあり、ユーロ売りへ転じ、158円付近まで下落しての越週となっています。
【環境認識】
●日足でダブルトップ形成の可能性
●20日&50日MAがサポートラインとして機能するかに注意
●日足RCIは短期線が下向き、中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:157.995円
5日移動平均線:158.782円
20日移動平均線:157.859円
50日移動平均線:157.910円
100日移動平均線:157.039円
200日移動平均線:151.185円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「157.00円~159.50円」:週明けは20日&50日MA付近の値動きに注目。下げ渋るようなら買い、下抜けた場合は売りと臨機応変に対応。
また、今週は欧州独自の指標より日銀会合の内容に要注目。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年10月30日~2023年11月3日)
●10月23日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.715円」となりました。
●先週比では高値安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(2週間ぶり)
●リスクに過敏に反応する通貨として、欧米株の動向に一喜一憂した1週間となりました。特に週末にかけてダウ平均株価が下落したことで、ポンド円も181円台前半まで下落しての越週となっています。
【環境認識】
●直近は183円台後半がレジスタンスラインとして機能
●20日MAを下抜ける
●日足RCIは短長期線が水平、中期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:181.291円
5日移動平均線:182.234円
20日移動平均線:181.998円
50日移動平均線:182.974円
100日移動平均線:182.449円
200日移動平均線:173.987円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「179.50円~183.00円」:今週は11月2日に英金融政策委員会を控えており、市場では金利据え置きが有力と見られています。ハト派的内容であれば、ポンド売りが強まると予想できます。
サプライズがなければ、基本的には売り目線。また、180.70円ラインを下抜けた場合、下値余地の拡大が期待できます。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年10月30日~2023年11月3日)
●10月23日週の豪ドル円の値幅は最大で「約1.652円」となりました。
●先週比では高値安値終値を上回る結果となっています。
●週足は陽線で確定しています。(2週間連続)
●25日に発表された豪CPIは市場予想を上回ったものの、豪銀行総裁より「想定の範囲内」とのコメントもあり、一方的な動きはありませんでした。
【環境認識】
●直近3週間は94.00円~95.90円のレンジ相場
●各日足の移動平均線はレジサポラインとして機能していない
●日足RCIは短中期線が上向き、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:94.715円
5日移動平均線:94.915円
20日移動平均線:94.881円
50日移動平均線:94.739円
100日移動平均線:94.849円
200日移動平均線:92.691円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「94.00円~95.90円」:豪ドル円は引き続きレンジ相場のブレイクに警戒しつつ、基本的にはレンジ上限(95.90円)、下限(94.00円)まで引き付けのエントリーを狙うことになる。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「148.00円~151.50円」
⇒中立
※日銀会合、FOMC、その他米雇用統計などの経済指標などイベント多数
※10/30週はファンダメンタル相場
・想定レートは「157.00円~159.50円」
⇒中立
・想定レートは「179.50円~183.00円」
⇒売り
※英金融政策委員会の結果に注目
・想定レートは「94.00円~95.90円」
⇒中立
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