また、先週(2021年6月14日~6月18日)のドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~FOMCは2023年末までに2回の利上げを想定、ドル円は急騰も高値更新は達成できず~
6月14日週のドル円の値幅は最大で「1.241円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、堅調な値動きが確認できます。
注目のFOMCでは「2023年末までに2回の利上げが想定している」との報道により、ドル円は急伸。しかしながら3月の高値(年初来高値)は更新できませんでした。
市場は予想外のFOMCのタカ派発言で混乱、リスクオフ相場となっており円買い圧力も相当にあります。
ドル買い・円買いの流れを次週も引き継ぐ形となれば、底堅い値動きとなりながらも111円台に向けての値動きは重たいと考えられます。
そんなドル円に関する6月21日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
6月23日:米製造業PMI速報値(6月)、ボウマンFRB理事講演
6月24日:米GDP確報値(第1四半期)、NY連銀総裁講演
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・三角保ち合いの値動き継続
・目先は下値を切り上げて上昇トレンド
・RCIは短期線は水平、中長期線が上向いており、やや買い優勢
【移動平均線】
現在レート:110.202円
20日移動平均線:109.629円
50日移動平均線:109.130円
100日移動平均線:108.409円
200日移動平均線:106.401円
来週のドル円は買い8売り2のイメージを想定しています。
基本的には買い目線でのトレードを想定していますが、やはり三角保ち合いの上限+年初来高値の「110.90円台」を背にした売り圧力も相当にあると考えています。
上記の情報を踏まえると、具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「109.60円~111.50円」:買い8売り2、基本的には109円台での押し目買い狙い。売りエントリーの場合は損切をシビアに設定する。
ユーロ円 相場見通し ~リスクオフ相場でユーロ売り止まらず、長期の上昇トレンド崩壊~
6月14日週のユーロ円の値幅は最大で「3.076円」の大相場となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となっており、特に安値・終値は「2円以上」も下回るほどの値動きとなっています。
背景には、FOMCの予想外のタカ派的な内容によるドル高圧力で欧州通貨・オセアニア通貨はかなり売り込まれる結果となりました。
引けにかけての反発も弱く、中長期のトレンド転換となりかねない動きを見せており、来週の値動きは要注意です。
そんなユーロに関する6月21日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
6月23日:ドイツ製造業PMI速報値(6月)、ユーロ圏製造業PMI速報値(6月)
6月24日:ECB経済報告、ドイツIFO景況感指数(6月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・中長期の上昇トレンドを割り込む
・2020年12月以来の100日移動平均線に迫る
・RCIは短中長期線が下向いており、売りを示唆
【移動平均線】
現在レート:130.708円
20日移動平均線:133.090円
50日移動平均線:132.071円
100日移動平均線:130.440円
200日移動平均線:127.614円
来週のユーロ円は売り8買い2のイメージを想定しています。
ユーロ売りの流れですが、買い目線を捨てきれないのは100日移動平均線の存在ですね。
今はタカ派的なFOMCを受けて相場が一種の混乱状態にありますが、落ち着きを取り戻せばまた上昇する余地は十分にあるので、ここで勝負してみても面白いかなと考えています。
ということで、上記の情報を踏まえた、具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「129.00円~131.90円」:売り8買い2、基本的には売りエントリーを狙う。100日移動平均線付近(130.440円)の値動きには要警戒。
ポンド円 相場見通し ~リスクオフ相場で短期トレンドに変化、50日移動平均線を割り込む~
6月19日週のポンド円の値幅は最大で「3.542円」となりました。
先週比で高値は上回るも、安値・終値は大幅に下回る結果となりました。引けにかけて戻りもほとんどなく次週以降も売りが先行する事が想定されます。
繰り返しになりますが、FOMCを契機にリスクオフ相場となっており、ポンドも大きく影響を受けています。
加えて英小売売上高(5月)も弱く、北アイルランドを巡る問題など重石となる要素が多い点もポンドには厳しい状況となっています。
次週はユーロ同様に奇しくも100日移動平均線が大きなポイントとなるでしょう、仮に下抜ける結果となれば中期的なトレンドの転換点となるので、要注目です。
そんなポンドに関して6月21日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・50日移動平均線を下抜け、短期の上昇トレンドは崩壊
・RCIは短中長期線が下向いており、更なる売りを示唆
【移動平均線】
現在レート:152.025円
20日移動平均線:154.711円
50日移動平均線:153.006円
100日移動平均線:151.128円
200日移動平均線:144.770円
次週のポンド円は売り8買い2のイメージを想定しています。
ユーロ同様に基本的には売りから入りますが、やはり上昇平行チャネルのセンターライン+100日移動平均線の重なる部分は見過ごせないポイントで買いの検討は一考の余地ありです。
上記の情報を踏まえると、具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「150.00円~153.40円」:売り8買い2、50日移動平均線を目安に戻り売りを狙う。
豪ドル円 相場見通し ~2か月半続いたレンジ相場を下抜け、短期のトレンド転換で売り先行~
6月14日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.58円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となっており、15日から4日連続の続落となっています。
リスクオフ相場ではオセアニア通貨は真っ先に売られますからね、3月末から約2ヶ月半続いた83.00円をレンジ下限としたレンジ相場も下抜けており、短期のトレンドは売り先行となっています。
来週は2021年2月以来の82円割れも視野に入っており、下値余地を模索することなりそうです。
そんな豪ドルに関する6月21日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・レンジ相場は下抜けて、短期トレンドは売り先行
・RCIは短中長期線が下向いており、売り優勢
【移動平均線】
現在レート:82.401円
20日移動平均線:84.420円
50日移動平均線:84.350円
100日移動平均線:83.690円
200日移動平均線:80.392円
来週の豪ドル円は売り目線でのトレードを想定しています。
82.00円は意識されるポイントではあるでしょうが、根拠も弱く、やはり買えるような状況ではないでしょう。
上記の情報を踏まえると、具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「80.50円~83.50円」:売り優勢、50日移動平均線を目安に戻り売りを狙う。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「109.60円~111.50円」:基本的には109円台での押し目買い狙い。リスクオフ相場でドル買い円買いなら上値余地は限定的な可能性もあり。
・想定レートは「129.00円~131.90円」:戻り売りを狙う。100日移動平均線での値動きに注目。
・想定レートは「150.00円~153.40円」:50日移動平均線を目安に戻り売りを狙い。100日移動平均線で買いも検討の余地はあるが、損切はシビアに設定する。
・想定レートは「80.50円~83.50円」:50日移動平均線を目安に83円台での戻り売り狙い。下値余地を模索したい。
LINE FXで1回取引で5,000円プレゼントキャンペーン実施中!
FX取引を「LINE FX」で始めよう!
今なら、口座開設&1回の取引で「5000円プレゼントキャンペーン」実施中です。
このレベルのお得なキャンペーンはなかなかありませんから、口座を持ってない方はこの機会を逃さないようにしましょう!ご興味ありましたら、下記リンクからご登録をお願いします。
コメント