また、先週(2021年6月28日~7月2日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~堅調な地合いが続き、今週も年初来高値を更新~
6月28日週のドル円の値幅は最大で「1.240円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、堅調な地合いであることが確認できますね。
今週は「米国雇用統計」や「ISM製造業景況指数」や「ADP雇用者数」などの主要な経済指標が発表されましたが、結果はご覧の通りでした。
7月6日:米ISM非製造業景気指数(6月)
7月7日:米FOMC議事録(6/15-16分)
7月8日:米週間原油在庫統計
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇トレンド継続
・週末の陰線は、7月5日の米国市場の休場を想定しての調整売りか?
・RCIは短中長期線が80ポイント付近で高止まり
【移動平均線】
現在レート:111.011円
20日移動平均線:110.309円
50日移動平均線:109.593円
100日移動平均線:108.976円
200日移動平均線:106.685円
環境認識を元に、来週のドル円は買い目線でのトレードを想定しています。
上昇トレンドに沿った値動き、RCIなど買いの根拠は多数です。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「110.50円~112.20円」:堅調な地合い、週明け7月5日は米国市場は休場。
ユーロ円 相場見通し ~EU関係者のハト派発言多数で、ユーロの上値は重い~
6月28日週のユーロ円の値幅は最大で「1.155円」となりました。
先週比で高値・終値は下回ったものの、安値は上回る結果となっています。
欧州圏におけるコロナ変異株(デルタ株)の感染拡大や、EU高官によるハト派的な発言も重なりユーロの上値は重い印象を受けます。
そんなユーロ円に関する7月5日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
7月7日:欧州委員会経済見通し
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇平行チャネル内での値動き
・132円台ミドルで上値が抑えられる
・RCIは短期線が中長期線をゴールデンクロス
【移動平均線】
現在レート:131.738円
20日移動平均線:132.290円
50日移動平均線:132.412円
100日移動平均線:130.931円
200日移動平均線:128.036円
来週のユーロ円は買い6売り4のイメージを想定しています。
RCIのゴールデンクロスの分、やや買い優勢といった印象でしょうか。
上値は50日移動平均線を下値は100日移動平均線を目安にトレードを検討しており、具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「130.60円~133.00円」:買い6売り4のイメージ、レジサポラインに引き付けてのトレードを想定。
ポンド円 相場見通し ~デルタ株への懸念払拭されず、軟調な値動き~
6月28日週のポンド円の値幅は最大で「1.611円」となりました。
先週比で高値・終値は下回ったものの、安値は上回る結果となっています。
やはりデルタ変異株の感染拡大への懸念が払しょくされない限りは、上値余地は限定的といった印象を受けます。
実際、英国では感染者の再拡大が確認(1日あたりの感染者数は5月には約2500人だったのに対して、6月末には役2万人まで増加)されており、予断は許されない状況です。
そんなポンド円に関する7月5日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇平行チャネル内での値動き
・50日移動平均線に上値を抑え込まれる
・RCIは短中期線が上向き、長期線は下向き
【移動平均線】
現在レート:153.552円
20日移動平均線:154.107円
50日移動平均線:153.673円
100日移動平均線:152.286円
200日移動平均線:145.716円
来週のポンド円は買い5売り5のイメージを想定しています。
ポンド円は完全に五分五分ですね、中途半端なポイントでは仕掛けずにレジサポラインまで引き付けて売り買い柔軟に対応したいところです。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「153.50円~155.00円」:売り買い柔軟に対応、レジサポラインまで引き付ける。
豪ドル円 相場見通し ~レンジ相場継続、方向感を探る展開~
6月28日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.386円」となりました。
先週比で高値・終値は下回ったものの、安値は上回る結果となっています。
豪ドル円はレンジ相場を継続しており、方向感を探る展開となっています。
そんな豪ドル円に関する7月5日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・レンジ相場継続
・20日、50日、100日移動平均線を下抜け
・RCIは短期線が中長期線を上抜け
【移動平均線】
現在レート:83.551円
20日移動平均線:83.882円
50日移動平均線:84.319円
100日移動平均線:83.974円
200日移動平均線:80.795円
来週の豪ドル円は買い5売り5を想定しています。
移動平均線は売り、RCIは買いを示唆しており、決定打に欠けます。
基本に忠実にレンジ上限・下限に引き付けての逆張りトレードを検討しています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「82.00円~84.50円」:売り買い柔軟に対応、レンジ上限・下限まで引き付けての逆張りトレードを想定。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「110.50円~112.20円」:上昇トレンドに逆らず、20日移動平均線を目安に押し目買いを狙う。
・想定レートは「130.60円~133.00円」:レジサポラインを意識、RCIがゴールデンクロスしている分、買いエントリーから入りたい。
・想定レートは「153.50円~155.00円」:レジサポラインに引き付けてのトレードを想定。中途半端なポイントでエントリーはしない。
・想定レートは「82.00円~84.50円」:レンジ相場は継続、レンジ上限・下限を目安に逆張りトレードを想定。
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