また、先週(2021年7月5日~7月9日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~リスクオフで円高に傾いた1週間、上値は重たく目先は売り~
7月5日週のドル円の値幅は最大で「1.656円」となりました。
先週比で高値・安値・終わりの全てを下回る結果となっており、円高に傾いた1週間であったことが確認できます。
背景には、新型コロナ変異株が世界的に拡大傾向にあることや、米長期金利も一時は「1.2%台」まで下落(1.360%で越週)するなどリスク回避の円買いが優勢となりました。
買い一辺倒の相場ではなくなったとはいえ、長期の上昇トレンドは継続しており、目先の下値余地を模索する展開となりそうです。
そんなドル円に関する7月5日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
連日何らかのイベントがありますが、注目はパウエルFRB議長・黒田日銀総裁の発言内容でしょう。是非押さえておきたいポイントとなります。
7月13日:米消費者物価指数(6月)
7月14日:米生産者物価指数(6月)、パウエルFRB議長下院金融委員会で半期に1度の議会証言
7月15日:米NY連銀製造業景気指数(7月)、パウエルFRB議長上院銀行委員会で半期に1度の議会証言
7月16日:日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁記者会見、米小売売上高(6月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・短期の上昇トレンドは崩壊
・フィボナッチの23.6%ライン(起点1月6日、終点7月2日)で下げ止まる
・RCIは短期線に続き中期線が下向く
【移動平均線】
現在レート:110.093円
20日移動平均線:110.539円
50日移動平均線:109.760円
100日移動平均線:109.223円
200日移動平均線:106.807円
環境認識をもとに、来週のドル円は売り目線でのトレードを想定しています。
1月半ぶりに20日移動平均線を明確に下抜けたという事実、RCIも短中期線が下向いており、目先の下落を示唆している点は見過ごせません。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「109.00円~110.90円」:売り目線でのトレードを想定、各レジスタンスラインでの戻り売りを狙う。
ユーロ円 相場見通し ~4月以来の130円割れで短期は下落トレンドを形成~
7月5日週のユーロ円の値幅は最大で「2.244円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となり、一時は4月以来の129円台まで下落するなど弱含みの展開であることが確認できます。
主に欧州圏における新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大による、リスク回避ムードの高まりが背景にあるわけですが、目先の短期トレンドは完全に売り目線となっている点は理解しておきましょう。
そんなユーロ円に関する7月5日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
7月13日:EU財務相理事会
7月14日:ユーロ・鉱工業生産指数 05月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・短期は下落トレンドを形成
・100日移動平均線を下抜ける
・RCIは短期線が上向き、中期線が水平、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:130.748円
20日移動平均線:131.678円
50日移動平均線:132.339円
100日移動平均線:131.051円
200日移動平均線:128.205円
環境認識をもとに、来週のユーロ円は売り目線でのトレードを想定しています。
やはり100日移動平均線を明確に下抜けている点、下落平行チャネルを形成している点を考慮して、売り優勢であると判断しています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「129.00円~131.70円」:売り目線、100日移動平均線などのレジスタンスラインを目安に戻り売りを狙う。
ポンド円 相場見通し ~ボラティリティ拡大で利益確保の機会到来~
7月5日週のポンド円の値幅は最大で「3.403円」となりました。
先週比では、他のクロス円同様に高値・安値・終値の全てを下回る結果となりました。
更にボラティリティも先週比で2倍以上に拡大しており、値動きの激しい1週間であったことが確認できます。
英国では新型コロナウイルスの1日の感染者数が「約2万人」となっており、先月から感染者数が再拡大しています。
次週も引き続き感染者数の動向には注意が必要です。
そんなポンド円に関する7月5日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
7月15日:英国・ILO失業率 05月、英国・雇用統計 06月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・短期の下落トレンドを形成、ただし中長期の上昇トレンドは維持
・100日移動平均線を上回っての越週
・RCIは短期線が上向いており、中期線とのゴールデンクロスを狙う形
【移動平均線】
現在レート:153.027円
20日移動平均線:153.544円
50日移動平均線:153.869円
100日移動平均線:152.259円
200日移動平均線:146.123円
環境認識をもとに、来週のポンド円は売り5買い5のイメージでトレードを想定しています。
8日に100日移動平均線を下抜けましたが、一方で9日には100日移動平均線を上抜けて越週しています。
下落する勢いも強いですが、同時に反発の力も強いといった印象です。
短期的には下落トレンドを形成していますが、あくまで長期の上昇平行チャネル内での調整といった印象が拭えず、売り買いどちらもチャンスがあると考えます。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「150.50円~154.50円」:売り買い5分5分、短期は下落トレンドを形成も長期の上昇平行チャネル内での値動きである点を意識する。
豪ドル円 相場見通し ~リスク回避で短期トレンドは売り優勢、2月以来の81円台へ~
7月5日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.871円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となっており、一時は2月以来の81円台まで下落するなど短期トレンドは売り優勢に変化しています。
そんな豪ドル円に関する7月5日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
7月15日:豪・雇用統計 06月
7月16日:NZ・消費者物価指数 第2四半期
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネルを形成
・一時はレンジ下限の82円台を割り込む
・RCIは短中長期線が「-76~-86ポイント」に張り付く
【移動平均線】
現在レート:82.467円
20日移動平均線:83.372円
50日移動平均線:84.141円
100日移動平均線:83.972円
200日移動平均線:80.970円
環境認識をもとに、来週の豪ドル円は売り目線でのトレードを想定しています。
20日、50日、100日移動平均線を明確に下抜ける、RCIの短中長期線の位置などを考慮すると戻り売りを狙うのがセオリーでしょう。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「80.50円~83.40円」:売り優勢、20日移動平均線を目安に戻り売りを狙う。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「109.00円~110.90円」:各レジスタンスラインを目安に戻り売りを狙ったトレードを想定。
・想定レートは「129.00円~131.70円」:100日移動平均線などのレジスタンスラインを目安に戻り売りを狙う。
・想定レートは「150.50円~154.50円」:短期は下落トレンドを形成も長期の上昇平行チャネル内での値動きである点を意識する。
※ボラティリティが拡大している点も警戒、損切設定はシビアにする。
・想定レートは「80.50円~83.40円」:20日移動平均線を目安に戻り売りを狙う。
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