また、先週（2023年10月9日～10月13日）のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧（期間：2023年10月16日～2023年10月20日）
●注目の経済指標一覧（2022年10月16日～10月20日）1/2
●注目の経済指標一覧（2022年10月16日～10月20日）2/2
10月16日週は『日英の消費者物価指数』を筆頭に注目すべき指標が連日のように発表されます。
特に以下の指標の内容に注目が集まります。
2023年10月17日（火）：『アメリカ・小売売上高 09月』
2023年10月18日（水）：『英国・消費者物価指数 09月』
2023年10月20日（金）：『日本・消費者物価指数 09月』
ドル円 来週の相場見通し（期間：2023年10月16日～2023年10月20日）
ドル円の1週間の値動き（2023/10/9-10/13）の画像
●10月9日週のドル円の値幅は最大で「約1.667円」となりました。
●先週比では、高値を下回ったものの、安値終値を上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。（2週間ぶり）
●10月12日（木）に発表された米CPIが予想を上回る結果となりました。根強いインフレを示す内容だったこともあり、金利引き締めの長期化が予想するとの見方が改めて広がり、週末にけけてドル高優勢の相場となっています。
●また、中東情勢の悪化による地政学リスクの高まりに警戒感が強まっています。
ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像（2023/10/13終了時点）
【環境認識】
●中東情勢の悪化→リスクオフ相場の中でも20日MAを下抜けることもなく、149円台半で上昇して越週
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート：149.513円
5日移動平均線：149.127円
20日移動平均線：148.853円
50日移動平均線：147.147円
100日移動平均線：144.197円
200日移動平均線：138.849円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「148.80円～151.00円」：中東情勢の悪化による地政学リスクの高まり、円買い為替介入の警戒感はあるものの、基本的には5日＆20日MAを目安に買いエントリーを狙う。
リスクオフ相場となっても、円買いドル買いでドル円に関しては一方的な動きは出にくいと想定、また為替介入も一時的な下落（押し目買いの機会）と捉えています。（※為替介入は本質的な日米間の金利差が解消されているわけではない）
ユーロ円 来週の相場見通し（期間：2023年10月16日～2023年10月20日）
ユーロ円の1週間の値動き（2023/10/9-10/13）の画像
●10月9日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.097円」となりました。
●先週比では高値安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。（2週間ぶり）
●中東情勢の悪化→地政学リスクの高まり→欧州株安＆リスクオフ相場という流れもあり、ユーロ円は軟調な値動きとなりました。
ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像（2023/10/13終了時点）
【環境認識】
●9月以降は158円台ミドルが上値抵抗線として機能
●20日MAを下抜けて越週
●日足RCIは短期線が水平、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：157.098円
5日移動平均線：157.551円
20日移動平均線：157.438円
50日移動平均線：157.842円
100日移動平均線：156.153円
200日移動平均線：150.263円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「156.00円～158.50円」：上値は158円台ミドル、下値は100日MAを想定。引き続き中東情勢には要注目、欧米株の株安が継続するようなら売り優勢の相場を想定。
100日MAを下抜けるようなら、一気にダウンサイドリスクが高まる。
ポンド円 来週の相場見通し（期間：2023年10月16日～2023年10月20日）
ポンド円の1週間の値動き（2023/10/9-10/13）の画像
●先週比では高値安値を上回ったものの、終値を下回っています。
●週足は陰線となっています。（3週間ぶり）
ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像（2023/10/13終了時点）
【環境認識】
●50日MAをブレイクし切れずに反落
●100日MA付近の値動きに注目
●日足RCIは短長期線が下向き、中期線が上向き
【移動平均線】
現在レート：181.532円
5日移動平均線：182.386円
20日移動平均線：181.924円
50日移動平均線：183.359円
100日移動平均線：181.618円
200日移動平均線：172.825円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「179.50円～183.50円」：リスクオフ相場継続なら180円割れを警戒する必要がある。引き続き中東情勢、欧米株の動向には注目が集まります。
また16日週は英消費者物価指数が発表され、この結果にも注目したい。高インフレを示す内容なら追加の利上げ期待が高まり、ポンド買いも有り得ます。（逆もしかり）
豪ドル円 来週の相場見通し（期間：2023年10月16日～2023年10月20日）
豪ドル円の1週間の値動き（2023/10/9-10/13）の画像
●10月9日週の豪ドル円の値幅は最大で「約1.776円」となりました。
●先週比では安値を上回ったもの、高値終値を下回る結果となっています。
●週足は陰線で確定しています。（2週連続）
豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像（2023/10/13終了時点）
【環境認識】
●100日MAを下抜けての越週で、下落リスク強まる
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート：94.140円
5日移動平均線：95.032円
20日移動平均線：95.136円
50日移動平均線：94.527円
100日移動平均線：94.587円
200日移動平均線：92.452円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「93.00円～95.00円」：5日～100日MAを下抜けており、売り優勢と認識。他のクロス円同様に相場環境の動向に注目しつつ、売りエントリーで利益を狙う。
下値のターゲットは93円、上値は95円を想定。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「148.80円～151.00円」
⇒買い
・想定レートは「156.00円～158.50円」
⇒売り
・想定レートは「179.50円～183.50円」
⇒売り
・想定レートは「93.00円～95.00円」
⇒売り
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