【FX】ユーロ円、ポンド円、豪ドル円相場予測【2020/8/24~28】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2020年8月24日から8月28日にかけての相場見通しを解説します。
先週の振り返りや、ドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
記事:【FX】ジャクソンホール会合に注目!ドル円・NYダウ相場予測【2020/8/24~28】
また、先週のユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
記事:【FX】ユーロ円、ポンド円、豪ドル円相場予測【2020/8/17~21】

ユーロ円 相場見通し ~PMI悪化で6週間ぶりの週足陰線~

先週のユーロ円は何と5日連続で陰線を付けており、「124.788円」の越週となっています。

背景には先週発表されたユーロ圏8月製造業PMI速報値・同サービス業PMI速報値が事前予想よりも悪かったことやバルニエEU主席交渉官による「ブレグジットを巡る通商交渉で合意する可能性は乏しい」との発言を受けてユーロ売りが強まっています。

今週はユーロ圏特にドイツの経済指標について下記が予定されており、結果には注目です。ここでも悪化するようだとユーロ売りが更に加速することになります。

・8月26日:ドイツ・実質GDP(確報値) 第2四半期、ドイツ・Ifo景況感指数 08月
・8月27日:ドイツ・小売売上高 07月
・8月29日:ドイツ・GfK消費者信頼感調査 09月、ユーロ・消費者信頼感指数(確報値) 08月

日足 ~初週の値動きに注目、トレンドラインが継続するか否か~

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月23日時点のユーロ円の日足チャート

ユーロ円(日足チャート):2020/8/23時点

チャートを確認すると6月末から引いたトレンドラインは割り込んでいます。

一方で5月から引いているトレンドラインはまだ有効です、今週はこのトレンドラインでの値動きに注目することになります。

個人的にはトレンドラインにタッチで買いエントリーを想定しています。

気になる点はRCIの短期線が中期線・長期線をデッドクロスしており、「-80」ラインに到達するのは時間の問題でしょう。そこで素直に反発してくれるとエントリー根拠の後押しとなりますので、認識しておきたいポイントです。

また、トレンドラインを割り込んでくるようであれば、ターゲットはフィボナッチの38.2%ラインである「123.00円」となります。

現状トレンドラインタッチ時のエントリーが「124.00円」前後ですから、利益確定ポイントを「126.00円」、損切ラインを「123.00円」として「リスクリワード比が1:2」のトレードを想定しています。

今週のユーロ円の想定レート
・「123.00円~126.00円」:トレンドラインタッチでの買い狙い、123.00円まで粘る

ポンド円 相場見通し ~140円到達ならず、バルニエEU首席交渉官の発言でポンドは急落~

先週のポンド円は140円手前で揉み合いを続けます、底堅さは見せるものの節目の140円の壁を超えきれずに週末を迎えます。

そして迎えた金曜日、EUと英国が行った通商交渉においてバルニエEU首席交渉官の「現段階で英国とEUが合意できる可能性は低い」とのネガティブ発言でポンドは急落

最終的には「138.453円」での越週となっています。

来週のポンドはこのネガティブな流れが持続するのかに警戒する必要があるでしょう。

日足 ~ポンドの急落は押し目買いのチャンス?週明けの値動きに注目~

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月23日時点のポンド円の日足チャート

ポンド円(日足チャート):2020/8/23時点

ポンド円はチャートからは煮詰まっていることが確認できます。

まず先週末の急落はあったものの、上昇トレンドラインが継続していることは確認できます。むしろ急落したことで押し目買いのチャンスと捉えることのできる位置まで価格帯が移動しています。

上昇トレンドラインだけではなく、短期の移動平均線(赤色)も重なっていることからサポートラインとしての根拠となり得ます。

一方でRCIを確認すると、こちらは短期線が中期線・長期線をデッドクロスしています。まだ下げ幅としては余力ありといった感じです。

トレンドラインを割り込むと、長期移動平均線(緑色)やフィボナッチの61.8%ラインが重なる「137.00円」も視野に入ってきますので、週明けから値動きに注目しましょう。

下位足で揉み合うようなら、買いエントリーを検討し、トレンドラインを割り込むようなら売りエントリーでついていくのが確実でしょう。

今週のポンド円の想定レート
・「137.00円~140.00円」:売り買いどちらも狙える、トレンドラインの動きに注目

豪ドル円 相場見通し ~77円に到達できず、売り目線にシフト~

豪ドル円については、77円を手前に徐々に下落し「75.737円」での越週となっています。

これまで高止まりしていたも豪ドル円ですが、三度77円に到達できなかったことを考えると、売り目線にシフトせざるを得ないです。

日足 ~戻り売りを狙う、前回の下落を参考にすると、73円台までは下落余地あり~

それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月23日時点の豪ドル円の日足チャート

豪ドル円(日足チャート):2020/8/23時点

トレンドラインを割り込む、短期の移動平均線(赤色)もローソク足の実体が下回る、RCIも短期線が中期線・長期線をデッドクロスしていることが確認できます。

以上のことから76円からの戻り売りを今週は狙います。

チャート画像「☆1」の下落を参考にすると、「フィボナッチの23.6%ラインである123円台までの下落」は期待できます。

その上に中期の移動平均線(青色)が迎えにきていますので、まずは「74.00円」がターゲットになりますが、その際の他のクロス円の値動きや世界情勢などを鑑みて判断をしたいところです。

いずれにしても今週の豪ドル円は売り目線でトレードを組み立てます。

今週の豪ドル円の想定レート
・「73.50円~76.50円」:売り優勢、76円台からの売りを狙いたい

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ユーロ円は上昇トレンド継続中
・想定レートは「123.00円~126.00円」:買い優勢、トレンドラインタッチまで引き付ける
・ポンド円は上昇トレンド継続中
・想定レートは「137.00円~140.00円」:売り買いどちらも狙える、トレンドラインでの値動き次第
・豪ドル円は売り目線にシフト
・想定レートは「73.50円~76.50円」:売り優勢、理想は76円台での売りエントリー

コメント

タイトルとURLをコピーしました