また、先週(2021年8月16日~8月20日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~ジャクソンホール会議のパウエルFRB議長の発言に注目~
8月16日週のドル円の値幅は最大で「1.115円」となりました。
先週比で高値・安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっています。
リスクオフ相場の中で、ドル円に関しては109円台の底堅さは確認することができますね。
・アフガニスタン情勢における地政学リスクが強まる
・新型コロナウイルスの感染拡大(日本だけでなく世界中)
・中国の経済指標が不調
8月24日:アメリカ・新築住宅販売件数 07月
8月26日:アメリカ・GDP改定値(第2四半期)、
米新規失業保険申請件数(21日までの週)
8月27日:アメリカ・個人所得支出(7月)、アメリカ・PCEデフレータ(7月)、
パウエルFRB議長、経済見通しをテーマに講演(ジャクソンホール会合)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・109円~110円台でのレンジ相場を形成
・50日移動平均線に上値を抑えられる(2021/8/16~20)
・RCIは短中長期線が下向いており、売り優勢
【移動平均線】
現在レート:109.763円
20日移動平均線:109.787円
50日移動平均線:110.149円
100日移動平均線:109.615円
200日移動平均線:107.548円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円はやや売り優勢であると考えています。(※ただし、ジャクソンホール会議前日まで)
方向感に欠ける展開で109円台をコアにしたレンジ相場を形成しており、レンジ上限・下限でのエントリーを狙うことになりそうです。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
※ジャクソンホール会議当日に関してはパウエルFRB議長の発言を確認してから、エントリーするのが無難です。
テーパリング観測を示唆→ドル高、テーパリング観測後退を示唆→ドル安が基本ですね。
現時点で、テーパリングに関してどうなるか未知数である以上は、敢えて危険を冒す必要はないと思います。
・「108.30円~110.80円」:109円をコアにしたレンジ相場を形成、やや売りが優勢。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言次第でドル円は新しくトレンドを形成する可能性もあり、週末は要注意。
ユーロ円 相場見通し ~下落トレンド継続、128円の攻防に注目~
8月16日週のユーロ円の値幅は最大で「1.506円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てを下回る結果となっており、弱含みの1週間となっています。
背景にはもともとの下落トレンドに加えて、ドル円にも記述した通り、相場がリスクオフ傾向となったことで円買いが強まったことが挙げられます。
128円は過去のレジサポラインとなったポイントなので、このラインを明確に下抜けるかどうかが注目ポイントとなります。
そんなユーロ円に関する8月23日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
ユーロ圏消費者信頼感指数(8月)、ユーロ消費者信頼感指数(速報値) 08月
8月24日:ドイツ・実質GDP(確報値) 第2四半期
8月25日:ドイツ・Ifo景況感指数 08月
8月26日:ドイツ・GfK消費者信頼感調査 09月
8月27日:ドイツ・小売売上高 07月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動きを継続
・200日移動平均線を明確に下抜け
・RCIは長期線が「ー89ポイント付近」で張り付き、短中期線も下向きで売り優勢
【移動平均線】
現在レート:128.420円
20日移動平均線:129.356円
50日移動平均線:130.392円
100日移動平均線:131.131円
200日移動平均線:129.098円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「126.80円~129.00円」:売り目線、下落トレンド+移動平均線+RCIは売りを示唆しており売りエントリーで利益を伸ばす。
ポンド円 相場見通し ~リスクオフ相場でポンド売り加速~
8月16日週のポンド円の値幅は最大で「3.022円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てを下回る結果となる弱含みの展開でしたね。
今週はポンドを売っていれば勝てる相場でしたね、リスクオフ相場ではポンドの上昇を期待するのは厳しい。来週もリスクオフ相場が継続なら、ポンドは下目線となるでしょう。
そんなポンド円に関する8月23日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
英国・製造業PMI(速報・購買担当者景気指数) 08月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動きを継続
・RCIは短期、中期線が下向き、長期線は水平で売り優勢
【移動平均線】
現在レート:149.538円
20日移動平均線:151.932円
50日移動平均線:152.501円
100日移動平均線:152.608円
200日移動平均線:148.380円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「148.00円~151.00円」:売り優勢、下落平行チャネルの下限付近での値動きに注目。
豪ドル円 相場見通し ~年初来安値更新で弱気相場を形成~
8月16日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.984円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となっており、しかも年初来安値を更新するなど売りが優勢の相場となっていますね。
主要な貿易相手国である中国の経済指標が不調であることや、新型コロナの感染拡大による豪州経済の不透明さが、豪ドル売りに拍車をかける状況となっています。
そんな豪ドル円に関する8月23日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
8月25日:NZ・貿易収支 07月
8月27日:豪・小売売上高 07月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネルの下限を下抜け
・年初来安値を更新
・RCIは長期線が「-88ポイント」付近に張り付き、短中期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:78.343円
20日移動平均線:80.452円
50日移動平均線:81.814円
100日移動平均線:83.079円
200日移動平均線:81.827円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「76.50円~80.00円」:売り優勢、売りエントリーで利益を伸ばす。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「108.30円~110.80円」:109円をコアにして、トレードを模索。週末のジャクソンホール会議のパウエルFRB議長の発言次第では新しいトレンドを形成する可能性もあり、要注目。
・想定レートは「126.80円~129.00円」:リスクオフ相場+テクニカル的にも売り優勢。戻り売り狙いで利益を伸ばす。
・想定レートは「148.00円~151.00円」:下落平行チャネルの下限を割り込むかに注目、ここで揉み合いなら買い目線の切り替えもあり。
・想定レートは「76.50円~80.00円」:年初来安値を更新するなど売り優勢の相場、節目の80円を目安に、要所で戻り売りを狙う。
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