【FX】トランプ?バイデン?米大統領選に備える!ドル円・ダウ平均株価相場予測【2020/11/1】

この記事では、来週(2020年11月2日~11月6日)にかけてのドル円・NYダウ平均株価のチャート分析を解説します。

ダウ平均株価 相場見通し ~米大統領選でボラティリティ拡大は確実~

先週のダウ平均株価は欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念や米大統領選を控えてのポジション調整などもあり、1週間で最大「2,000ドル」近く下落しました。

米大統領選が間近に迫っていることもあり、ボラティリティが拡大しています。

事実、VIX指数も一時的に「40ポイント」に到達するなど、株式市場への価格変動リスクを示唆しています。

ちなみに、「VIX指数って何だ?」と疑問を持たれた方は、米国株を取引する上で、超重要な指数となりますので、下記記事から詳細を是非ご確認ください。

11月3日に行われる米大統領選ですが、現状の世論調査ではバイデン氏が有利となっています。ただし、バイデン氏の勝利が確実だとも言えず、前回の大統領選のように劣勢だったトランプ氏が勝利する可能性も捨てきれません。

そのため、どちらが大統領になるか明確になるまでは不安定な相場が続くと認識しておきましょう。

また引き続き欧米での新型コロナウイルスの感染者数の動向や11月6日に発表される米国雇用統計など、大統領選以外にも相場に影響を与える要素が盛り沢山となっていますので、非常に重要な1週間となりそうです。

日足チャート 徹底解説 ~大統領選の結果に関わらず中期的には上昇を想定、押し目買いは段階的にエントリーしたい~

それでは、、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。

2020年10月31日時点のダウ平均株価の日足チャート画像

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

ダウ平均株価ですが、先週1週間で大きく下落、「26,547ドル」での越週となっています。

日足チャートでの長期移動平均線で下げ止まった形ですが、今週は上下に大きく振れることが想定されます。

ただし大統領選の結果がトランプ氏が勝利しようがバイデン氏が勝利しようが、中期的には米国株は上昇すると想定しています。

そのため基本的には買い目線で見ていますが、問題は買うタイミングですね。正直完璧なエントリータイミングを見図るのは厳しいので、筆者としては段階的なエントリータイミングを想定しています。

どんなに下落したとしてもフィボナッチの50.0%ライン(チャート画像:☆3)の「23,500ドル」付近を想定し、現在の26,500ドルから「例えば26,000ドル→25,000ドル→23,500ドル」といった形での複数回の買いをイメージしています。

金額はあくまで目安ですが、根拠としては下記の通りです。

チャート画像☆1「26000ドル付近」:長期移動平均線

チャート画像☆2「25000ドル付近」:フィボナッチの38.2%ライン、心理的節目

チャート画像☆3「23500ドル付近」:フィボナッチの50.0%ライン

米大統領選に加えて、新型コロナウイルスや米国雇用統計など材料には事欠きませんので、資金管理を重視してのトレードを行いましょう。

・来週のNYダウ平均株価の想定レート
「23,500ドル~29,000ドル」:大統領選の結果に関わらず中期的には買い目線、段階的な買いエントリーを模索したい。米大統領選ウィークなのでボラティリティ拡大を想定、資金管理を意識する。

ドル円 相場見通し ~米大統領選、新型コロナ再拡大、米国雇用統計と為替相場は波乱含み~

2020年10月26日から30日のドル円の値動きに関する表

ドル円の1週間の値動き(2020/10/26-10/30)

先週のドル円は最大で「1.032円」の値動きとなっています。

先週はリスクオフ相場となり、他のクロス円は円高傾向が色濃かったわけですが、ドル円に関しては円高かつドル高でもあったので、104.00円で安値を付けた後は反発。

最終的に「104.662円」での越週となっています。104円台はなかなか割れない印象を受けています。

104円は底堅いわけですが、それでも上値は重たく本格的な上昇には程遠いです。

ただ相場は煮詰まっており、先述しているように米大統領選、新型コロナウイルス、米国雇用統計などドル円に影響を与えるイベントが目白押しとなっています。

今週のドル円に関するイベント・経済指標は下記の通りです。毎日、大相場となりそうですね・・・

11月3日(火):米大統領選、アメリカ・ISM製造業景況指数
11月4日(水):アメリカ・ADP雇用者数
11月5日(木):アメリカ・ISM非製造業景況感指数
11月6日(金):FRB政策金利、アメリカ・雇用統計

日足チャート 徹底解説 ~ドル買い?ドル売り?大きく動くポイントを狙う~

それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年10月31日時点のドル円の日足チャート画像

ドル円(日足チャート):2020/10/31時点

先週のドル円は104円を割ることなく、104円台で推移しています。

今週はファンダメンタルズ的な要素を強く意識した方が良いでしょう。そこにテクニカル分析でエントリータイミングの精度を上げるといった感じですね。

エントリータイミングを見図る上で、分かり易いのが104円割れですね、この価格帯は日足チャートで見てもらってもわかるように、7月・9月・10月と3回もサポートラインとして機能しています。

このラインを明確に割り込むようなら売りエントリーで追撃を狙います、104円より下の価格帯でサポートラインとして機能しそうなポイントはコロナショック時の安値である101円台となります。

逆に割れないようなら104円台前半で買うのもあり、割れたら損切としておけば傷は浅く済みます。上昇余地もフィボナッチの38.2%ラインである「107円」を想定しており、十分な利益を見込めます。

いずれにしても、何らかのサプライズが起きる可能性もあり、ボラティリティの拡大には注意を払う必要があります。

損切設定はいつも以上にシビアに設定してトレードをすることを推奨します。

来週のドル円の想定レート
・「101.50円~107.00円」:売り買い柔軟に対応。ボラティリティの拡大に要注意。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・中期的には買い目線なので、段階的な押し目買いを狙う
・想定レートは「23,500ドル~29,000ドル」
・104.00円ラインの攻防に注目、割れたら売りで付いていく。割れないなら買い。
・想定レートは「101.50円~107.00円」
この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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