また、先週(2022年9月5日~9月9日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2022年9月12日~2022年9月16日)
その中でも特筆すべき指標として以下の3つが挙げられます。
・9月13日(火):アメリカ・消費者物価指数 08月
⇒ドル関連、為替相場への影響特大
・9月15日(木):英国・英中銀政策金利 09月
⇒ポンド関連への影響特大
・9月15日(木):アメリカ・小売売上高 08月
⇒ドル関連の影響特大
ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年9月12日~2022年9月16日)
1週間の値動き振り返り
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇トレンド継続、1998年以来の高値圏で推移
・週末は調整が入り陰線となる
・RCIは短中期線が90ポイント台で張り付き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:142.601円
5日移動平均線:142.754円
20日移動平均線:138.547円
50日移動平均線:136.802円
100日移動平均線:134.026円
200日移動平均線:125.736円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「140.50円~145.50円」:テクニカル的にもファンダメンタル的にも買い優勢を示唆。ただ短期間で大きく上昇したことで調整の値動きもかなり激しくなると予想。
そのため押し目買いのポイントが想定し辛くはなっています。買い目線ではあるので一度に買いエントリーを狙わずに、ポイントを分けて段階的な買いエントリーを狙うのが無難と考えています。
また、9月9日週は米消費者物価指数を筆頭に米経済指標が目白押しの1週間となります。経済指標の結果確認は怠らないようにしましょう。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年9月12日~2022年9月16日)
1週間の値動き振り返り
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・三角保ち合いを上方ブレイク後、上昇の勢い強まる
・年初来高値を更新
・RCIは短期線が90ポイント台、中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:143.255円
5日移動平均線:142.414円
20日移動平均線:138.731円
50日移動平均線:138.414円
100日移動平均線:138.568円
200日移動平均線:134.857円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「142.00円~146.00円」:ECB理事会での大幅利上げもあり、短期間で年初来高値を更新するなど大きく上昇しています。一方で調整の値動きも強いため、基本的には押し目買い狙いのトレードを想定していまが、エントリータイミングは慎重に狙いたいところです。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年9月12日~2022年9月16日)
1週間の値動き振り返り
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・三角保ち合いを上方ブレイク
・166円台で上値の重たさを感じる値動き
・RCIは短中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:165.248円
5日移動平均線:164.581円
20日移動平均線:162.452円
50日移動平均線:163.002円
100日移動平均線:162.837円
200日移動平均線:159.660円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「163.00円~168.70円」:三角保ち合いを上方ブレイクしていることから買い目線。5日MAを目安にした押し目買いを狙う。ただし週後半は9月15日の「英中銀政策金利」に注目したい。「0.75%」の大幅利上げとなればポンド買いが強まる一方で、期待外れの結果になればポンド売りが強まることが予想できます。
ポンドにとっては非常にボラティリティが拡大し易い1週間となりそうです。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年9月12日~2022年9月16日)
1週間の値動き振り返り
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・三角保ち合いを上方ブレイク後、上昇トレンド継続
・年初来高値を更新
・RCIは短長期線が水平、中期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:97.586円
5日移動平均線:96.749円
20日移動平均線:95.158円
50日移動平均線:94.275円
100日移動平均線:93.321円
200日移動平均線:89.342円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「96.60円~99.00円」:年初来高値を更新しており、強気の上昇トレンド維持。予想通り利上げを実施し、直近の豪州の経済指標も軒並み良好で国内経済は堅調です。
日本との金融政策の違いを考えれば、対円では今後も買い目線のトレードを継続することになります。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「140.50円~145.50円」:日米の金融政策の違いにより、円安ドル高の流れは変わらないでしょう。日本側の口先介入で短期的な調整はあっても、押し目買いの機会と捉えてります。
ボラティリティが拡大しているので、一度にエントリーせずに、数回に分けて買いエントリーを狙うことでリスク分散させるなどの工夫をすると良さそうです。
・想定レートは「142.00円~146.00円」:直近のECB理事会では「0.75%」の大幅利上げを実施しユーロ買いに繋がっており、年初来高値を更新しています。
当然、今後も対円では買い目線のトレードを想定しています。
・想定レートは「163.00円~168.70円」:三角保ち合いを上方ブレイクしているため、買い目線のトレードを想定。ただし166円台では上値の重たさを意識する値動きをしている点に注意。
また、9月15日に「英中銀政策金利」の発表が予定されており、結果次第ではユーロ同様に年初来高値を更新が期待できる。当然、予想を下回る利上げとなれば失望売りもある点は意識をしておきたい。
・想定レートは「96.60円~99.00円」:テクニカル&ファンダメンタル的に買い優勢を示唆しており、実際に堅調な値動きを見せています。
今後も5日MAを目安に強気に押し目買い狙いのトレードを想定しています。
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