・デイトレードとは?
・初心者にデイトレードがオススメの理由とは?
・効率的にデイトレードで勝つためのコツとは?
デイトレードとは?
デイトレードとは、1日の間にポジションの保有と決済を行うトレードスタイルです。
デイトレードにおいては、日にちを跨いでポジションを保有することはなく、必ずその日うちにポジションを決済を行います。
保有期間は「数分~数時間」が目安となります。
つまり、その日1日の為替の値動きから利益を狙う短期のトレード戦略と言えます。
トレードで使用する分析手法にもよりますが、基本的に1通貨で取引する場合は、1日辺りの取引機会は「数回」程度となります。
保有期間にもよりますが数時間保有することもあるので、「5~100pips」程度の利益が1日の取引で見込めます。
また、トレードスタイルには「デイトレード」以外にもあり、例えば「デイトレード」よりも更に短期間での売買を行う「スキャルピング」などもあります。
それぞれ特徴を備えていますので、他のトレードスタイルについて、詳細な内容は記事にしていますので、合わせて確認してみてください。
初心者にデイトレードがオススメの理由とは?
デイトレードについて理解ができたところで、ここでは「デイトレード」のメリット・デメリットをご説明致します。
特にメリット部分については、FX初心者の方には本当に大きなメリットになり得るので、是非押さえておきましょう!
デイトレードのメリット
・資金効率が高く、少額でも始められる
・副業、兼業トレーダーに関わらず、取引時間をコントロールできる
・安眠できる
それではメリットについて、一つ一つ説明します。
資金効率が高く、少額でも始められる
デイトレードの場合は、1日に取引回数が数回程度は期待できるため、他の長期で投資する手法と違い、資金効率が非常に高いと言えます。
また長期投資の場合は、大きく稼ごうと思えば元手をたくさん用意する必要がありますが、1日に数回取引が見込めるデイトレードでは、少額からスタートでき、短期間で大きな利益を上げることが出来ます。
短期売買で大きく稼ぎたいと考えている方にとっては、デイトレードは大きなメリットとなります。
副業、兼業トレーダーに関わらず、取引時間をコントロールできる
普段はサラリーマン、本業の仕事があるからFXに使える時間はあまり取れない
副業で興味はあるんだけど、自分にできるのか不安だわ
と言ったような、悩みや不安も解消できます。
良くあるのは、「あなたが本業の仕事が別にあって、FXに使える時間はあまり取ることができない」というパターン。
これも「デイトレード」ならば問題ありません。
なぜならデイトレードは1回の取引で保有する時間が「数分~数時間」程度だからです。
会社員などで副業・兼業トレーダーとしてFXをしたい人でも、帰宅後の「1~2時間」程度あれば取引が可能になるというわけです。
安眠できる
「安眠できる」。
これは、最も大事なメリットだと筆者は考えています。
これがあるからこそ、初心者の方にも「デイトレード」をオススメしています。
「デイトレード」では前提として、ポジションを保有したその日の内に決済を行います。
そのため日を跨いでポジションを保有することはありません。
ポジションを保有していないので、就寝中に起きうる相場の変動リスクを必ず回避できます。
筆者も経験がありますが、就寝中に某国の大統領、要人の発言で相場が急変し、保有していポジションがロスカットされることがあります。
相場には、今回の「新型コロナウイルス」のように自分が全く予期していない不意の出来事というのは往々にして起きてしまいます。
「新型コロナウイルス」に関しては、1日限りの話ではありませんが、要人発言などはそこそこあります。
そういったリスクを抱えながら就寝するのと、リスクを回避した状態で就寝するのとでは、精神的にも肉体的にも疲労度に影響があるはずです。
最悪、規則正しい生活が送れずに本業の仕事にも影響を及ぼし兼ねないので、気を付けるようにしてください。
もちろんトレーダーによっては「変動リスクを受け入れる」・「気にならない」という方もいるでしょう。
ただ特にトレードに慣れていない初心者の方は、変動リスクを回避し、相場から退場しないことを優先すべきだと考えているので、このメリットは非常に重要であると理解しておいてください。
デイトレードのデメリット
・毎日ある程度の頻度でチャートを確認する必要がある
・明確な決済ロジック・損切設定を行う必要がある
・スワップポイント狙いの取引はできない
それではデメリットについて、一つ一つ説明します。
毎日ある程度の頻度でチャートを確認する必要がある
デイトレードでは、基本的に1日数回の取引機会となります。
もしもあなたが「できるだけ多くの取引機会でエントリーしたい」、「取引機会を逃したくない」と考えるなら、毎日かなりの頻度でチャートを確認する必要があります。
しかしながら、専業トレーダーなら頻繁にチャートを確認することも可能ですが、副業や兼業トレーダーならばそのような考え方は捨てるべきでしょう。
仕事の合間に確認することもできるかもしれませんが、やはり本業の仕事をおざなりにするのは間違いでしょう。
あくまであなたがFXに集中できる時間帯に絞って、その中で取引機会を待ちましょう。
そうすればチャートを確認するのは、あなたが予め自分で決めた時間内だけで良くなります。
明確な決済ロジック・損切設定を行う必要がある
デイトレードでは、その日のうちにポジションの保有・決済を行うので、日を跨いでポジションを保有することはありません。
そのため、エントリーする時点で「決済ポイント・損切ポイント」を予め設定する必要があります。
そのためあなた自身で、「自分の売買ルール」をFXで取引をする前に、明確にしておく必要があります。
その際に役立つテクニカル分析をいくつか紹介していますので、是非ご自身のトレードの際に根拠となるか確認してみてください。
いずれのテクニカル分析も筆者が実際のトレードの際に使用しているものになります。
スワップポイント狙いの取引はできない
FXでは日を跨いでポジションを保有することで、取引している通貨にもよりますが「スワップポイント」というボーナスが付与されます。
しかしながら、デイトレードでは日を跨いでポジションを保有することはありませんので、「スワップポイント」は期待することができません。
スワップポイントを得ることができない反面、就寝中の為替変動リスクについては、完全に回避するというメリットがあるので、そこはご自身の考え方と相談することになります。
効率的にデイトレードで勝つためのコツとは?
ここまでデイトレードについて、そしてデイトレードのメリット・デメリットについてご説明させて頂きました。
最後に効率的にデイトレードで勝つためのコツをお伝え致します。
ゴールデンタイムを狙う 21時~25時が勝負!
FXにおいて、効率的に利益を稼ぐには、相場の値動きが活性化していなくてはなりません。
上昇でも下落でもどちらでも構いませんが、とにかく値動きがないと利益の出しようがありません。
そこで相場の値動き、つまりはボラティリティが大きくなる時間帯を狙って取引すると、効率的に利益を稼ぎ出すことができます。
※夏時間・冬時間で前後1時間程度ずれる
日本時間の21時~25時はFXの主要プレイヤーである欧州投資家・米国投資家が活発に取引を行う時間帯なので、1日の中で最も取引量が増えます。
その分、トレンドが発生し易い時間帯であり、上手くトレンドに乗ることができれば、短時間で大きく利益を稼ぎ出すことができます。
また、21時~25時であればちょうど本業の仕事が終わって自宅に帰ってきて、ご飯を食べてお風呂に入ってある程度のFXに充てることのできる時間帯でしょう。
残業や夜勤の方など、ゴールデンタイムにはトレードができない方についても、相場が動きやすい別の時間帯がありますので、是非参考にしてみてください。
・8時~9時55分前後
・15時~19時
8時は東京市場が開場する時間帯なので、その日の初動の値動きとしてボラティリティが期待できます。
また9時55分は仲値を決める時間帯ということで、ドル円についてボラティリティが期待できます。
そして15時~19時にかけては欧州市場が開場する時間帯ということもあり、ユーロやポンドといった欧州系通貨を中心に値動きが期待できます。
18時前後は欧州主要国やEUとして経済指標が発表される時間帯ということもあり、トレンドが発生し易い時間帯です。
これらの時間帯でも十分にデイトレードで利益を稼ぎ出すことができるので、押さえておきましょう。
取引する通貨ペアを定める
デイトレードで効率的に利益を稼ぐためには、取引する通貨ペアを定めるのも重要です。
FXの通貨ペアは数十種類以上になります。
数ある通貨の中から、デイトレードをする場合は、2つの点に考慮した上で通貨を選択することになります。
・情報収集のし易さ
・ボラティリティ(値動きの大きさ)
・スプレッド(手数料)
まずは情報収集のし易さです。
トレードスタイルでデイトレードを選択する場合は、時間に限りがある方も多いことでしょう。
トレードを行う際に、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を利用してトレードをすることになるわけですが、情報収集のし易さは非常に重要です。
通貨に関する情報収集に時間が掛かりすぎるようだと、情報の精査に時間を取られてしまし、肝心の取引機会を逃すことになり兼ねません。
そのため、普段からある程度の情報を得やすい国の通貨を選択する必要があります。
次に、ボラティリティ(値動きの大きさ)です。
デイトレードでは1日の中で取引を完結さえる必要がありますので、値動き出やすい通貨ペアの方が効率的に利益を稼げます。
またデイトレードでは、スキャルピングほどではないにせよ1日に数回程度の取引機会が可能性としてあります。
1回辺りのコストを考えると、スプレッド(手数料)が少ないに越したことはないでしょう。
以上を踏まえた上で、オススメの通貨ペアは下記の通りです。
・米ドル/円
・ユーロ/ドル
・ポンド/ドル
・ポンド/円
各通貨ペアに関しての特徴を知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
記事:https://rcifxblog.com/beginner-currency
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
メリット1:資金効率が高く、少額でも始められる
メリット2:副業、兼業トレーダーに関わらず、取引時間をコントロールできる
メリット3:安眠できる
デメリット1:毎日ある程度の頻度でチャートを確認する必要がある
デメリット2:明確な決済ロジック・損切設定を行う必要がある
デメリット3:スワップポイント狙いの取引はできない
8時~9時55分
15時~19時
21時~25時のゴールデンタイムを狙って、効率的に利益を稼ごう
ドル円、ユーロドル、ポンド円、ポンドドル
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