【FX】ECB量的緩和策維持!ユーロ円・ポンド円 相場見通し【2020/5/4-5/8】

本記事では、ユーロ円・ポンド円について来週1週間の相場がどるなるかの見通しを記述しています。是非参考にしてみてください。

また先週1週間の振り返りとドル円・ゴールドの相場分析に関しては、別の記事にまとめていますので、よろしければそちらの記事も確認してみてください。

ユーロ円 見通し 「ECBを消化してユーロは急騰。戻り売り路線継続を見極める週となる。」

・ECB(欧州中央銀行)の量的緩和政策の維持を受け、売り込まれていたユーロの買い戻しが行われる
・下値は確認できたので、上値余地を確認する。来週も上昇するようだと戻り売り路線は取り止める

日足 「フィボナッチの38.2%ラインを意識する」

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2020年5月3日時点のユーロ円の日足チャート

ユーロ円(日足チャート):2020/5/3

ユーロ円は4月30日(木)のECB(欧州中央銀行)の量的緩和政策の維持を受け、売り込まれていたユーロの買い戻しが行われました。

1日の最大で2円以上の値動きとなり、荒れた1日となりました。1週間の終値は「117.355円」で終えています。

多くの投資家は、一段の量的緩和の強化を見込んでいたこともあり、ユーロが売り込まれていましたが、維持ということで買い戻しとなった形です。

戻り売り路線でしたが、フィボナッチの23.6%ラインは大したレジスタンスラインとならず、フィボナッチの38.2%ラインでとりあえずは止まった形となります。

戻り売り路線を継続するかはフィボナッチの38.2%ライン、50%ラインでの値動き次第となるでしょう。

RCIは短期線が中期線・長期線をゴールデンクロスしている状況なので、週明け早々の値動きに注目したいところではあります。

4時間足 「200MA、フィボナッチの38.2%ラインを根拠に週明け早々に117円後半で売りを検討」

それでは続いて、ユーロ円の4時間足チャートを確認しましょう。

2020年5月3日時点のユーロ円の4時間足チャート

ユーロ円(4時間足チャート):2020/5/3

RCIは、4時間足レベルでは短期線の勢いがやや弱まっているものの、中期線・長期戦は明らかに上向いており、上昇の強さを物語っています。

ただ200MAとフィボナッチの38.2%ラインがある117円台後半は、レジスタンスラインとしては機能していることが確認できます。

まずは週明け早々にこのポイントでの取引チャンスがあるかを確認したい。

ECBの結果を受けて、ユーロが急騰したとはいえ、ユーロ自体の売り目線がなくなったとは考え辛く、先週後半の上昇が今週も続くのかを確認したいと考えます。

筆者自身は現在もユーロは戻り売り路線を継続したいところですが、買う場合は、フィボナッチの23.6%ラインを目安に116円台から買っていくのが一つのシナリオとなるでしょう。

・ユーロ円について、戻り売り路線継続となるかを確認する週となる
・フィボナッチの38.2%ラインを意識する。ここも週明け早々に超えてくるようだと目線をフラットにする。
・売りシナリオは、フィボナッチの38.2%ライン、200MAを根拠に揉むようなら、117円台後半で売り検討
・買いシナリオは、フィボナッチの23.6%ラインを根拠に116円台からの買いを狙いたい。

ポンド円 見通し 「乱高下に注意、フィボナッチの50%ラインを意識する」

・フィボナッチの50%ラインを意識する

・相場の乱高下に注意、売りも買いもできるだけ引き付けて取引をする

日足 「下限132円~上限135.50円を意識する」

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2020年5月3日時点のポンド円の日足チャート

ポンド円(日足チャート):2020/5/3

ポンド円については、フィボナッチの50%ラインを意識してのトレードを行うことになりそうです。

ECBを受けて「135円台」まで急騰するも、フィボナッチの50%ラインの攻防で週末に急落し「133.548円」で終える形となりました。

下値はフィボナッチの38.2%ラインがサポートラインとして機能していること、RCIの短期線が中期線・長期戦をゴールデンクロスしていることから、押し目があれば買いたい局面ではありますが、上値は135円を意識することになりそうです。

一先ずは「132円~135.50円」の値幅を意識して週明けのトレードを模索しましょう。

また、現在のポンド円のトレードを行うにあたって、非常に有効な手段となったフィボナッチの詳細な内容については、こちらの記事を参考にしてみてください。

4時間足 「フィボナッチの38.2%ラインを根拠に買いを狙う」

それでは、続いてポンド円の4時間足チャートを確認しましょう。

2020年5月3日時点のポンド円の4時間足チャート

ポンド円(4時間足チャート):2020/5/3

ポンド円の4時間足チャートを確認していると、ECBの結果を受けて上昇した分については、ほぼ全戻しする形となっています。

135円台の戻り売りの圧力はかなりのものがあることが確認できました。

RCIも4時間足レベルでは短期線が中期線・長期線をデッドクロスしていることが確認できるため、週明けは下落の可能性があります。

ただ200MAやフィボナッチの38.2%ラインを根拠に132円台では買いエントリーを模索したい。

理想はRCIの短期線が「-80ライン」から反発するタイミングで「132円台」であるなら、必ず買いを検討したいと考えます。

いずれにせよ売りも買いも上値・下値にできるだけ引き付けてトレードを行うことが、ポンドで退場せずに勝つ秘訣なので、焦らずに機を待つトレードを心掛けましょう。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ユーロは戻り売り路線継続を見極める週となる
・ユーロ円はフィボナッチの38.2%ラインを意識する、揉むなら117円台後半で売りエントリー
・ポンド円はフィボナッチの38.2%ライン~50%ラインを意識する
・ポンド円の下限132円~上限135.50円を意識して、できるだけ引き付けてトレードを行う

 

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